甘い友達〜僕たちは友達…これからもずっと〜

こぉぷ

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僕たちは友達…(望編)

21.club月光

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 以前務めていた美容室のオーナーの
 お客様の心優ミユウさんと再会

 約1年前に起業したという彼に誘われ
 その職場を見に行くことに……


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 まさかあんな事があった心優さんが
 “クラブ ” のオーナーとは

 僕の仕事は黒服ってやつかな?

 営業時間の少し前に訪れてみた

「ここ? “club 月光” ……」

 カラランコロン♪

 木製の扉を押し開けると
 ベルが鳴る

 それはクラブというより
 昭和の匂い漂う喫茶店のような
 雰囲気を醸し出す音で
 店内はカフェ併設のBARのような感じ
 1歩踏み込むとフローリングの床材が
 ギシッと鳴る…これは……なんとも…

「おっ!キタキター!
 ようこそノゾムくん!」

 心優さんが迎えてくれた

「どうも、こんにちは」

 挨拶しながらも
 なんと言って断ろうかと考える

「あまりここの見た目は
 気にしないでもらいたいんだけど…」

 上目遣いで話す心優さんに思わず

「いや、気になるでしょ」

 正直に言ってしまった

「だよね~あはは~(´∀`)
 ここは前のオーナーのご好意で
 安く貸してもらえてるんだよね…
 もう少し資金が貯まったら
 移転するつもりなんだよ…(・ω・`)」

 あ……シュンとさせてしまった

「僕の腕を貸して欲しいというのは?
 どういう意味ですか?」

「それそれ!こっち、ついて来て!」

 そう言うと同じ建物の3階へ
 扉を開くとそこは

「え……ここ」

「うん、元美容室だったんだよね
 今は控え室として使わせてもらってる
 スタッフの身支度する場所なんだ」

「へぇ……」

 器材もほぼそのまま残されている

「古いけど自分たちで使うには
 申し分ないだろ?」

「そうですね……
 鋏さえあればすぐに営業出来そう」

「それでさ、ここで
 望くんの腕を活かしてみない?」

「美容室の経営でも始めたいんですか?」

「アハハ 違う違う、望くんには
 下で働くホストを磨いて欲しいんだ
 もちろん僕もね~(*¯꒳¯*)ノ」

「……ホスト?」

「うん、ホスト」

「え? ホステスじゃなくてホスト?」

「そう、ホスト」

「Σ(゚д゚;)えっ!?
 心優さんストーカーのせいで
 仕事辞めてましたよね?
 ホストなんかヤバくないですか?」

「ん~それはねぇ……天職だから♡」

「……は?」

「ストーカーは怖かったよォ…でもね
 僕やっぱり女の子は好きなんだよねぇ
 これはもう僕の天職だと思うんだ!
 だからさ望くんにも手伝って欲しい!
 そうしたら、もっといい店に出来る!
 ……と、思うんだよね!」

 熱弁する心優さんは本気なんだろう

「望くん、お金……困ってないの?」

「……困ってます」

「知ってる?
 ホストってお給料いいんだよ」

「世間一般的にはそう聞きますけど
 それは売れたら、の話ですよね?」

「僕はの望くんを
 知ってるんだよ?
 その僕が言ってるの!君は売れるよ!
 美容師としての腕も信用出来るし
 ホストの給料とは別に付けるから!」

「……でも僕、お酒飲めませんよ?」

「マジ!?( ꒪Д꒪)・・・」

「マジです、めちゃくちゃ弱いです」

「ん~まぁ、アルコールは
 飲まなくてもいいか~
 じゃあさ……とりあえず
 試しに1週間やってみない?」


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「で、試しに1週間のはずが
 居心地良過ぎてもうそろ1年ってワケ」

「そうなんですか!
 俺、望さんはめっちゃ
 ベテランだと思ってましたよ
 心優さんとも仲良いし」

「心優さんとの付き合いは長いからね
 それに前職でお客様を
 褒めることには慣れてたし
 最近は僕もこれが天職かと思うよ
 ……よし、これでどうよ クウガ
 テルオっぷりが上がったんじゃない?」

「おぉ( • ∀ • )b イケテルオ♪」

「これでちょっとは あこママに
 相手してもらえるかもな、頑張れ!」

「はいっ! 望パイセン!
 ┏〇)) アザ━━━━━━━ス!」

「次、テピョン……は寝てんのか?
 じゃあジュミン、金髪とかどうよ?」

「えー!?」


 (  ¯꒳​¯ )ᐝスピー


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 閉店後、店の入ったビルの屋上
 両手を上げ伸びをする

「ん~~~ッ  ……は~っ…」

「あ、お疲れ様です 望さん」

「あれ? お疲れ様で~す
 残ってるの珍しいねジュンさん」

「来週、花火大会あるじゃないですか」

「あぁ……あの川沿いのね」

「ここからも見えるんですけど
 彼女ともっと近くで見たいなって
 いい場所ないかリサーチしてました」

「お? 彼女出来たの?」

「ふっふっふっ(ΦωΦ)」

「いつの間に~コノコノォ~( ´Д`)σ)Д`) 」

「実は昨日なんです」

「( ゚∀゚)・∵ブッ!! ホヤッホヤじゃん!」

「そうなんです( ̄∇ ̄*)ゞ
 望さん、聞いてくれます?」

「もちろん」


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 順さんの話はまるでドラマのようで
 照れながらも幸せそうに語る
 順さんを見ていると
 なんだか微笑ましくて

「へぇ…じゃあ偶然が重なったんだ
 ある意味運命感じるね」

「でしょ( *¯ ꒳¯*)」

「お幸せに!順さん」

「ありがとうございます!
 望さんも早く幸せ掴んでくださいね」

「……うん」

「それじゃ!」

 手を上げて順さんは帰って行った

 心優さんも愛実アミちゃんに失恋して
 人生のドン底みたいに見えてたのに
 いつの間にか美桜ミオさんって
 素敵な年上の彼女が出来て……
 みんな前に向かって進んでる

「“僕たちは幸せになれる” 
 僕も……もういいか…はぁ……
 も もう変わらないとな」

  
 ……なんて思ったんだけど
 人生は思うようにはならない



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