甘い友達〜僕たちは友達…これからもずっと〜

こぉぷ

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私たちは友達…(千遥編)

31.弟

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 本当に私の家族は
 私の邪魔ばかりする……

「ねぇお姉ちゃん……
 今までどこにいたの?」

 心なしか弟の腕に力がこもる

「……あんたに関係ないでしょ」

「でも……知らない臭いがする…
 嫌な臭い……男?男の臭い…?」

「ちょ、苦し」

 酸素を求めるように顔を上向けると
 唇に何かが触れた
 目を開くと綺麗な弟の顔
 伏せられた長いまつ毛が見えた 


 ෆ‪┈┈┈┈┈┈ ෆ ┈┈┈┈┈┈ෆ‪


 弟の唇が私の唇に重なっていた

 ……は? コイツ何して!?

 驚きで見開き固まっていると
 更に唇を割り生温かな舌が入ってきた

「んッ!?」

 腕の中で暴れるけどビクともしない
 高校1年の男子……
 腕力では勝てない

 
 興味を持つ時期だから?
 だとしても私は……

「んーッ!!!」

 あんたの腹違いの姉だよ!

 暴れていると息が上がってくる
 比べたくもないのに
 ぎこちないキスに
 慣れてないのが分かって
 それだけ望は慣れてたってことが
 少し嫌だと思ったけど

 やっと大好きな人とキス出来たのに
 上書きしないでよ!

 ガリッ

「うっ!?」

 舌に噛みついた
 弟の腕が緩んだ隙に
 両手で思いきり突き飛ばし
 布団から出て立ち上がろうとしたら
 腰に腕が回され引き戻された

「きゃ!?」

 そのまま弟が私に跨ってきた

「いい加減にして!何やってるのよ!」

「男の臭いがする」

「はあ?」

 そう言うと弟は
 パジャマのボタンに手をかけてきた

「ちょっと!?」

 その手を掴んで止めようとするも
 振り払うように引っ張られ
 ボタンが弾け飛んだ

「何やっ…」

「お姉ちゃんはのでしょ?」

 弟の表情は真剣そのもので
 ふざけているようには見えなくて

「……は?」

「パパが… これからはなんでも
 お姉ちゃんに相談しなさいって
 の言うことは聞いてくれるからって」


 コイツまた『僕』って…
 でも様子がおかしい……
 何を勘違いしてるのか知らないけど
 パパのせいなのね……


「それは一緒に住むことになるから
 保護者として、って話でしょ?
 困ったことがあれば相談にはのるわよ
 今も一緒に寝てあげてるでしょ?」

「だって……」

 そう言って私の胸に顔を埋める

「いつもと違う臭いがするよ…」

 望のボディソープの匂いだろう

 ボタンが弾けた前見頃を開き
 弟は鼻を擦り付けるように嗅ぐ

「だったら何? いい加減 離れてよ
 さっきから何が言いたいわけ?」

「……スーッハーッ…お姉ちゃん…
 蚊に刺されたの?ここ…
 ここもだ……赤くなってるよ」

 キャミソールの胸元を引き下げ指さす

「ちょっと!」

 蚊? いつ刺されたっけ…
 あ……もしかして望?

「コレ……もしかしてキスマーク?」

 弟の声色が変わった
 そう思った途端胸元に激痛が走る

「痛っ!? 痛い痛い痛いっ!
 何してるのっ!やめて!」

 顔を上げた弟の口の端に
 血が滲んでいた

「……な」

「誰? 誰がお姉ちゃんを汚したの?」

「……は?」

「汚い印なんか付けて……許さない
 の…のなのに…
 汚い……汚い……汚い汚い汚い」

 ブツブツ言いながら
 乱暴にパジャマを剥ぎ取り
 キャミソールも引きちぎられた

「やめて!」

「お姉ちゃんを汚すなんて許さない」

 そう言う弟の目は暗く
 私は映っていなくて
 正気を失っているように見えた
 ️
 ズボンにも手をかけ引き下ろす

「やっ!」

「こんなに白くて綺麗なのに……
 こんなところにもある!」

 そう言いながら弟は
 太ももの内側にも噛みついた

「痛いっ!やめてー!!!」

 ドンッ!

 隣りの部屋から壁を叩かれた
 我に返ったのか弟が正気に戻った

「あ……お姉ちゃんごめ……
 ち、血が…ご、ごめんなさい」

「どいて……私から降りて」

「あ……ごめんなさいっ」

 弟は布団から降りると
 体を丸め正座して小さくなった

 コンビニの安い下着……
 だけど望との思い出の
 大切な下着を破られた……

「許せないのは こっちよ……」

「お姉ちゃ」

「出て行って」

「ぼ、僕 行く所ないよ」

「『僕』って言うな!
 もう家に帰りなさいよ!」

「パパとママは僕…ぁ…
 が邪魔で追い出したんだもん!
 帰っても入れてもらえないよ」

「いつまでも1人で眠れないなんて
 言ってるからでしょ!
 自覚してるなら甘ったれんな!
 とにかく私はもう無理よ!
 一緒には住めない今すぐ出て行って!
 出て行かないなら私が出て行くわ!」

「分かった……ごめんなさい
 出て行くから……だから…」

 出て行くと言ったのに動かない弟
 血の滲んだ部分が熱い

「はぁ……」

 ため息をついて弟から視線を逸らし
 消毒しようと立ち上がる

 ドサッ

 なぜかひっくり返るように転倒して
 天井を見ながら驚いていると
 躰が重くなる……いや違う

 弟が……


 私に のしかかってきたんだ…



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