甘い友達〜僕たちは友達…これからもずっと〜

こぉぷ

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私たちは友達…(千遥編)

34.奪いたい

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「今から会う?」

 今、望と繋がってる♡
 そう思うと嬉しくて
 思わず返信してしまっていた

『会う!』

 うわ……望に会える!

 望は実家から来るって……
 そこからだと
 このバイト先周辺までは
 1時間以上かかる

 私の部屋の方が少しは近いから
 部屋から1番近い駅を指定して
 駅の近くのファミレスで
 待ち合わせすることにした


 ෆ‪┈┈┈┈┈┈ ෆ ┈┈┈┈┈┈ෆ‪


 バイト先には
 お腹が痛いと嘘をついて早退した

 バスで3駅……
 降りてからも少し距離がある
 足早にファミレスへと向かう

 ファミレスの前に
 望がいるのが見えた
 思わず足が止まる

「うわぁ♡ かっこいいよォ♡」

 望の細い体躯を纏う
 オフホワイトのロングコート
 黒のショートブーツ
 顔が半分隠れるほどの
 ボリュームがあるスヌードを巻いて
 黒髪には金のメッシュが入ってる

 通り過ぎる女子どもが
 何人も振り返っていく

「私のだよ!見んなし~(ボソッ)」

 なんてね……
 私にも言う権利はない……

「(。´・д・)ハァ~ァ
 私のモノにしたいなぁ……」

 大好きな望が目の前にいる
 誰よりも愛してるのに
 望は他の誰かのモノ……

 やだなぁ……
 その誰かから奪えたらいいのに

 |ω• `)じーっ

 まだ距離があるから
 望は私に気付いてなくて
 ポケットからスマホを出して
 何かしている

 ポコ♪

 私のスマホが鳴った

 “着いたけど満席で
 どこの店もいっぱいっぽいよ?
 どうしようか” …ってDMしてきた

 可愛いー!!!

 私が着いてからでもいいのに
 先に言ってくるところ好きー♡

 他の店も見てくれたんだ?

 好き~♡♡♡

 もうダメだ……私……


 望が欲しい……

 
「奪ってやる……(ボソッ)」



 後ろからそっと近付いて声をかけた

「望?」

 スマホから顔を上げた望が
 キョロキョロしてから振り返る

「千遥?」

 良かった……(*´―`*)ホッ
 振り返った望は嬉しそうに見えた

「やだなに望、その髪型~」

 会えたのが嬉しくて
 飛び付きたい衝動を抑え
 私は望を見上げながら言った

「え……」

 けなしてると思ったのか
 望の顔から表情が消える

「超カッコイイじゃん♡」

「ぁ……だろ?(;´罒`*)ホッ」

 あ~ホッとしてる(*´艸`)フフッ
 望は分かりやすいなぁ

「どこもいっぱいなんだね
 どうしよう寒いしなぁ……」

 望が私を見てるのを意識しながら
 もう行き先は決めてるけど
 わざと顎に拳を当てて
 考える素振りをする

「しょうがないか……ついて来て」

 そう言って望の腕を引く

「え?……あぁ」

 望の腕に腕を絡めて歩く
 本当はもっとピッタリと
 寄り添って歩きたいけど
 今はまだ我慢……

 見上げると少しだけ
 戸惑いをのぞかせている望に
 他愛のない話をしながら歩く

 そんなに警戒しないでよ……
 もっと隙を見せて?
 畳み掛けるから……

 神様お願い
 恋人彼女から望を奪わせて


 弟に汚された私でも
 綺麗な望に抱かれたら
 浄化されないだろうか?


 そんなありえない期待を胸に
 私はもう一度
 誘惑するつもりで
 コンビニで少し強いお酒を買って
 見せたくもないボロい部屋に
 望を連れて来た……

 

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