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5.謎の行動力
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__________φ(..)___________
通夜からの帰り道の電車内で
小夏さんから受け取った
封筒を覗くと現金が入っていた
香典返しは受付けで貰ってるし
何かの手違いかもしれない
受け取るわけには いかない
そう思ったが
戻ると帰りの電車がなくなる
仕方がないので
後日連絡を取って返そうと思い
この日はそのまま帰宅した
.....✒️ .....
翌日は告別式
小夏さんに、ああ言われたので
顔を出すのは控えた
俺がいると事故のことを思い出して
嫌な思いをさせるのかもしれない
しばらくはバタつくだろうと思い
小夏さんには
『落ち着いたら連絡下さい』と
メッセージを送っておいた
『分かりました』と
返事はすぐに帰ってきた
思い出すと苦しくなるから
あの日の事は考えないように過ごした
──それから3ヶ月
この頃には眠剤がなくても
眠れるようになっていた俺は
例の封筒の存在を
スッカリ忘れていた
そんな時にメッセージがきた
『遅くなりました
何かございましたか?』
そのメッセージで
封筒の存在を思い出した
住所を聞いて
送ればよかったのに
「会って話せないでしょうか」
なぜ会おうと思ったのか……
指が勝手にそう返信していた
『分かりました
日曜なら何時でも大丈夫です』
「では〇日の昼はどうですか?」
『大丈夫です』
「場所は “郷布駅” 前の
喫茶店はどうでしょうか?」
自宅から近いほうが
都合がいいかと思ったのだが
『すみません、出来れば場所は
“小麦駅” 方面でお願いしたいです』
小麦駅?
俺は行きやすいからいいけど
郷布駅からは随分と離れた駅を
指定された……
小麦駅はアクセスに便利な駅だから
何か予定があるのかもしれないな
「分かりました
一緒に昼飯でも食べますか?」
『……はい』
返事に間があった気がしたが
気にせず返事を返す
「では “小麦駅” の“麦の穂” 前で
昼前の11時30分に
待ち合わせましょうか」
“小麦駅” の前には
“麦の穂” のモニュメントがあり
待ち合わせ場所によく利用される
有名な場所だ
『分かりました』
「では、〇日の11時30分に“小麦駅”で」
『はい』
メッセージのやり取りが終わり
忘れないように
スケジュールに入力しておく
φ(..)メモメモ...
「……ん?……いや俺!Σ(゚д゚;)
何サラッとメシに誘ってんの?
自分にビックリなんすけど?
!!!(゚□゚;)」Whoa, that was me?」
自分の謎の行動力に驚きつつも
ついでに小麦駅近くの
飲食店を検索することに……
“郷布駅” はかなり田舎だから
ゆっくり話せそうな店は
駅前の喫茶店しかなかったが
小麦駅附近にはいくつも店がある
行き当たりばったりでもいいが
日曜の昼だから
席だけでも予約しておこう
「お、ここオシャレ!“Ryusei”?
あ、心優さんの誕生日ケーキ
買った洋菓子店か……残念」
ラーメンじゃゆっくり話せない
焼肉店じゃちょっと煩いよな……
イタリアン?フレンチ?
いやいや……
デートじゃないんだ
妥当なところでファミレス?
コーヒースタンド……
いや、カフェかな
女性と入るに相応しい店……
以前なら占いを参考に
店を選ぶこともあったが
あの日以降、占いを見るのはやめた
お?“KAEDE Cafe”ここはどうだ?
あ、昼は予約出来ないのか……
「…………むぅ( ー̀ н ー́ )」
百戦錬磨の則兄にでも相談するか?
いや……やめておこう
嫌な予感しかしない
心優さんに……いや、やめておこう
面倒なことになりそうだ
望さんは
私生活 謎だしな……
「…………むぅ( ー̀ н ー́ )」
──そして
結局どこにも決められず
当日を迎えた
.....✒️ .....
通夜からの帰り道の電車内で
小夏さんから受け取った
封筒を覗くと現金が入っていた
香典返しは受付けで貰ってるし
何かの手違いかもしれない
受け取るわけには いかない
そう思ったが
戻ると帰りの電車がなくなる
仕方がないので
後日連絡を取って返そうと思い
この日はそのまま帰宅した
.....✒️ .....
翌日は告別式
小夏さんに、ああ言われたので
顔を出すのは控えた
俺がいると事故のことを思い出して
嫌な思いをさせるのかもしれない
しばらくはバタつくだろうと思い
小夏さんには
『落ち着いたら連絡下さい』と
メッセージを送っておいた
『分かりました』と
返事はすぐに帰ってきた
思い出すと苦しくなるから
あの日の事は考えないように過ごした
──それから3ヶ月
この頃には眠剤がなくても
眠れるようになっていた俺は
例の封筒の存在を
スッカリ忘れていた
そんな時にメッセージがきた
『遅くなりました
何かございましたか?』
そのメッセージで
封筒の存在を思い出した
住所を聞いて
送ればよかったのに
「会って話せないでしょうか」
なぜ会おうと思ったのか……
指が勝手にそう返信していた
『分かりました
日曜なら何時でも大丈夫です』
「では〇日の昼はどうですか?」
『大丈夫です』
「場所は “郷布駅” 前の
喫茶店はどうでしょうか?」
自宅から近いほうが
都合がいいかと思ったのだが
『すみません、出来れば場所は
“小麦駅” 方面でお願いしたいです』
小麦駅?
俺は行きやすいからいいけど
郷布駅からは随分と離れた駅を
指定された……
小麦駅はアクセスに便利な駅だから
何か予定があるのかもしれないな
「分かりました
一緒に昼飯でも食べますか?」
『……はい』
返事に間があった気がしたが
気にせず返事を返す
「では “小麦駅” の“麦の穂” 前で
昼前の11時30分に
待ち合わせましょうか」
“小麦駅” の前には
“麦の穂” のモニュメントがあり
待ち合わせ場所によく利用される
有名な場所だ
『分かりました』
「では、〇日の11時30分に“小麦駅”で」
『はい』
メッセージのやり取りが終わり
忘れないように
スケジュールに入力しておく
φ(..)メモメモ...
「……ん?……いや俺!Σ(゚д゚;)
何サラッとメシに誘ってんの?
自分にビックリなんすけど?
!!!(゚□゚;)」Whoa, that was me?」
自分の謎の行動力に驚きつつも
ついでに小麦駅近くの
飲食店を検索することに……
“郷布駅” はかなり田舎だから
ゆっくり話せそうな店は
駅前の喫茶店しかなかったが
小麦駅附近にはいくつも店がある
行き当たりばったりでもいいが
日曜の昼だから
席だけでも予約しておこう
「お、ここオシャレ!“Ryusei”?
あ、心優さんの誕生日ケーキ
買った洋菓子店か……残念」
ラーメンじゃゆっくり話せない
焼肉店じゃちょっと煩いよな……
イタリアン?フレンチ?
いやいや……
デートじゃないんだ
妥当なところでファミレス?
コーヒースタンド……
いや、カフェかな
女性と入るに相応しい店……
以前なら占いを参考に
店を選ぶこともあったが
あの日以降、占いを見るのはやめた
お?“KAEDE Cafe”ここはどうだ?
あ、昼は予約出来ないのか……
「…………むぅ( ー̀ н ー́ )」
百戦錬磨の則兄にでも相談するか?
いや……やめておこう
嫌な予感しかしない
心優さんに……いや、やめておこう
面倒なことになりそうだ
望さんは
私生活 謎だしな……
「…………むぅ( ー̀ н ー́ )」
──そして
結局どこにも決められず
当日を迎えた
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