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第十五話 4
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船着場の周りには木の柱があり、そこにランタンが吊るされ、そこから柔らかな光が出ており、辺りを照らしていた。
そして小さな船に、3人は近づいた。
木製の船で、近くで見ると思ったより大きく、大人が5~6人ほど乗れそうな大きさだった。
舳先に鉄の棒が刺してあり、先端がアーチ状になっていて、そこに火の灯ったカボチャの形をしたランタンが吊るされていた。
「これに乗って行くのよね?」
「オールのような物はありませんね……」
「中に置いてあるのかもしれん……とりあえず、乗ってみよう」
そして、エルディアたちは、船に乗り込んだ。
中を調べてみるが、棒切れ一つ無かった。
「何もないわ……どういうこと?」
「これでは進めんな……」
「クフィン、何かないか探しに行き……」
カーリオが、そう自警団の青年に話しかけた時、船の舳先にあるランタンが突然カタカタと音を立て始めた。
そして、くるりと回転すると、くり貫かれた部分が顔のようになっていて、すぐに彼らに話しかけてきた。
「やあ、やあ!お客さん!こんな夜更けに、ビルの爺様の所へいくのかい?」
3人は驚くと同時に警戒し、咄嗟に武器を構えた。
「―――?!」
「―――エルディア下がれ!」
「これは……」
驚いた様子のエルディアたちを見たランタンは、すぐに自らの名前を名乗ってきた。
「おいおい、おいらは魔物じゃないぜ……『ジャック・オー・ランタン』って存在さ、みんなはおいらのことをジャックって呼ぶのさ!」
すると、カボチャのランタンの隣に、青白い火の玉が現れ、それは破裂すると、今度はそこからゆらゆらと空中に浮遊する足の無い小さな幽霊が現れた。
その姿は、町にいる普通の少年のようであった。
【ジャック・オー・ランタン】
この世界では、嘘つき、遊び人、そして堕落した人間の霊が、天に召されることなく火の玉となり、この世を彷徨っている存在。
嘘をついたり、人を驚かせたりすることを好む。
なぜかランタンの炎に宿り、時々人間のいるところに現れては、軽い悪戯や人が一瞬驚く事をする。
それが彼らにとって至上の喜びとなるらしい。
そして、それ以上のことをすることは無く、比較的無害な存在。
ジャックと名乗った少年は笑みを浮かべ、楽しそうに話しかけてきた。
「昼は普通の人がやってるんだけどね、おいらは夜専用なのさ!」
「そうですか……少し驚きましたよ……昼に行くことが出来ていれば良かったですね……」
そしてジャックは、早くもエルディア達に船を出すか聞いてきた。
「運賃は貰ったし……それじゃ、早速行くよね?」
「……お金を取るの?……」
クフィンは、払った覚えがなかったため、すぐに尋ねていた。
「―――おい、まだ払っていないぞ?」
ジャックは、笑いながら答えた。
「あんたたちの驚いた顔が運賃さ、はははっ!」
3人は緊張の解けた表情になり、とりあえず小船に座り込んだ。
(ちょっと苦手かも……)
「カーリオのように面倒な奴だ……」
「クフィン……私は、どういう風にあなたに見られているんですか……」
そしてエルディアは、この船をどうやって動かすのか分からなかった事を思い出し、少年に尋ねた。
「だけどジャック、どうやってこの船を動かすの?」
「ん、ああ、大丈夫さ!」
するとジャックは、船の最後尾へ一瞬のうちに飛ぶように移動すると、そこに置いてあった金属製の片手で摘んで持てる程の大きさのベルを取ると、再び船先へ戻った。
「おーーい!夜遅くだけど、頼むよー!」
そして湖面へ向けて叫んだ彼は、手に持ったベルを軽く何回か鳴らした。
―――チリリイィィィーン
涼しげで、どこか神秘的な音色が雲海のように霧が広がっている湖に響き渡った。
エルディアは黙って、その音色聞きながら、様子を見ていた。
(……何かを呼んだの?)
カーリオは目を閉じ、その音の響きを楽しんでいるようだった。
「いい音色ですね……」
そしてしばらくすると、湖面から2匹の人よりも大きな、薄っすら黄味がかった白い亀が2匹顔だけを出し、現れた。
するとエルディアたちをつぶらな瞳で少しの間、見つめていた。
そして何かに納得したのか口を開き、声を出すと、今度は体全体を水面から浮上させた。
水しぶきが上がり、亀の全体が見える。
見た目は、色や大きさ以外はウミガメとほとんど変わりは無かった。
そして亀を良く見ると首に鎖が付いており、船の先端と繋がっていた。
どうやら、この亀を利用して館のある島まで行くようだった。
ジャックは、すぐに2匹の亀に話しかけた。
「悪いね、グールマ、ケローネ。お客さんだよ、あの島まで頼むね!」
カーリオとエルディアは、興味深く亀を見ていた。
「珍しい姿をした亀ですね」
「見たことのない色……ウミガメみたいにヒレね……」
最初、興味の無かったクフィンだったが、2人が楽しそうに見ていたので、彼も興味に惹かれ、いつの間にか亀を見ていた。
そして何かに気づき、亀を指差した。
「あの亀の背中の甲羅を見てみろ、何か模様が付いてるぞ」
クフィンの指差した場所を見てみると、甲羅の中心辺りに、太陽と三日月を連想させる模様があった。
そんな3人を見たジャックは、亀について軽く説明をしていた。
「つがいのレイクタートルさ。元々は砂漠のオアシスとかに、よくいたらしいんだけど、昔の人がここまで運んできたんだって。そんな風なこと、ビルの爺様が言ってたよ。おいらが分かるのはこんなもんさ。それより、行くよ!」
ジャックが叫ぶと、亀は「キュイ」と声を出し、泳ぎ始めた。
すると、エルディアたちの乗った船も、亀の移動に合わせて動き始めていた。
「……お、結構、速度が出るんですねぇ」
「ほんと、思ってたよりも早い……」
カーリオとエルディアは、思ったよりも速度が出ていたので喜んでいた。
「そりゃ、そうさ。この亀は普通の亀より力強くて、早く泳ぐことができるんだ。たまに、鎖を外して自由にしてあげるんだけど、その時はもっと早いんだ!」
ジャックはその時を思い出しながら、両手を広げ、嬉しそうに話していた。
それを聞いたクフィンは、安堵していた。
「そうか……これならば、思ったよりも早く着くことが出来そうだな……」
そして、彼らの乗った小船は、夜霧の雲海の中を掻き分けるように進んだ。
湖亀が泳ぐたびに僅かな波ができると、音と波紋になって辺りに広がっていった。
そして、船の後ろ側を見ると、船によって霧が分断されたため、その部分の霧が晴れ、湖の中が見えた。
ラルセニア湖の水は非常に透明度が高いようで、月の光が水中に差し込むと、かなりの深さまで見えていた。
そして、水中の景色が広がりをみせ、中の様子が分かり始める。
「……ん」
それに気づいたクフィンがエルディアに教えていた。
「エルディア、後ろの景色を見てみろ……」
エルディアは振り返り、船の後ろの景色を見た。
すると水の中に白い花を咲かせた、木のようなものが見えた。
「……変わったところね……」
それを聞いたジャックは、すぐに説明をし始めた。
「あれはカルハーベと言う木なんだ。月の光を浴びることで、赤い部分は白くなる木なんだよ。それから葉っぱは、この亀たちの餌さ!」
カーリオは何度か頷きながら、興味深くジャックの説明に聞き入っていた。
「へえ、そうなんですか。面白い木ですねぇ」
そして、しばらく景色を見ていたエルディアは、気になったことがあったのでジャックに尋ねた。
「あの木、相当大きいみたいね。……と言うことは、この湖……相当深いのかな?」
確かにエルディアの言うとおり、月明かりを浴び、水の中で縦横無尽に枝を広げているカルハーベの木は、この船よりも遥かに大きかった。
そして霊体の少年は、無邪気に答えていた。
「うん、かなり深いらしいよ。前にこの湖を調査に来た、魔道師の人が言ってたよ。糸に重りを付けて湖に沈めたけど、全く糸が足りなかったって……だから、落ちないようにね!」
「そんなに深いのか……」
クフィンは、まじまじと湖の中を見ていた。
(底は闇だな……。深い……深い……闇の底から、もがくように光を求め、生える木か……)
それはまるで、自分の生き方のようだとクフィンは思った。
(……あの木が俺なら、月は……)
クフィンは景色を眺めているエルディアの横顔を見た。
僅かに吹いた風で彼女の髪が揺れ、それを直そうとしている仕草をしたエルディアを見た。
幻想的なこの場所のせいもあるのか、彼女はいつもよりさらに魅力的に見え、クフィンは自分の例えが間違ってなかったと思った。
(エルディア……)
しかし、彼は途中でその考えを止めた。
(いや……まて……)
なぜなら、隣にいるバルガの魔道師が、先ほど自分は月になると言って、ロゼリィを口説いていたことを思い出してしまったからであった。
クフィンは、カーリオを睨み付け呟いた。
「こいつのせいで台無しだ……」
睨まれる覚えがなかったカーリオは、きょとんとした顔で、ブルーアッシュの髪の青年に尋ねていた。
「……はて、どうしました、クフィン?」
彼は少し、ふてくされるように湖を見ていた。
「なんでもない……」
カーリオは理由が分からなかった。
(何かしましたかね?……)
月明かりの下、2匹の亀に船を引かれ、様々な思いを抱きながら湖を進むエルディアたちであった。
そして小さな船に、3人は近づいた。
木製の船で、近くで見ると思ったより大きく、大人が5~6人ほど乗れそうな大きさだった。
舳先に鉄の棒が刺してあり、先端がアーチ状になっていて、そこに火の灯ったカボチャの形をしたランタンが吊るされていた。
「これに乗って行くのよね?」
「オールのような物はありませんね……」
「中に置いてあるのかもしれん……とりあえず、乗ってみよう」
そして、エルディアたちは、船に乗り込んだ。
中を調べてみるが、棒切れ一つ無かった。
「何もないわ……どういうこと?」
「これでは進めんな……」
「クフィン、何かないか探しに行き……」
カーリオが、そう自警団の青年に話しかけた時、船の舳先にあるランタンが突然カタカタと音を立て始めた。
そして、くるりと回転すると、くり貫かれた部分が顔のようになっていて、すぐに彼らに話しかけてきた。
「やあ、やあ!お客さん!こんな夜更けに、ビルの爺様の所へいくのかい?」
3人は驚くと同時に警戒し、咄嗟に武器を構えた。
「―――?!」
「―――エルディア下がれ!」
「これは……」
驚いた様子のエルディアたちを見たランタンは、すぐに自らの名前を名乗ってきた。
「おいおい、おいらは魔物じゃないぜ……『ジャック・オー・ランタン』って存在さ、みんなはおいらのことをジャックって呼ぶのさ!」
すると、カボチャのランタンの隣に、青白い火の玉が現れ、それは破裂すると、今度はそこからゆらゆらと空中に浮遊する足の無い小さな幽霊が現れた。
その姿は、町にいる普通の少年のようであった。
【ジャック・オー・ランタン】
この世界では、嘘つき、遊び人、そして堕落した人間の霊が、天に召されることなく火の玉となり、この世を彷徨っている存在。
嘘をついたり、人を驚かせたりすることを好む。
なぜかランタンの炎に宿り、時々人間のいるところに現れては、軽い悪戯や人が一瞬驚く事をする。
それが彼らにとって至上の喜びとなるらしい。
そして、それ以上のことをすることは無く、比較的無害な存在。
ジャックと名乗った少年は笑みを浮かべ、楽しそうに話しかけてきた。
「昼は普通の人がやってるんだけどね、おいらは夜専用なのさ!」
「そうですか……少し驚きましたよ……昼に行くことが出来ていれば良かったですね……」
そしてジャックは、早くもエルディア達に船を出すか聞いてきた。
「運賃は貰ったし……それじゃ、早速行くよね?」
「……お金を取るの?……」
クフィンは、払った覚えがなかったため、すぐに尋ねていた。
「―――おい、まだ払っていないぞ?」
ジャックは、笑いながら答えた。
「あんたたちの驚いた顔が運賃さ、はははっ!」
3人は緊張の解けた表情になり、とりあえず小船に座り込んだ。
(ちょっと苦手かも……)
「カーリオのように面倒な奴だ……」
「クフィン……私は、どういう風にあなたに見られているんですか……」
そしてエルディアは、この船をどうやって動かすのか分からなかった事を思い出し、少年に尋ねた。
「だけどジャック、どうやってこの船を動かすの?」
「ん、ああ、大丈夫さ!」
するとジャックは、船の最後尾へ一瞬のうちに飛ぶように移動すると、そこに置いてあった金属製の片手で摘んで持てる程の大きさのベルを取ると、再び船先へ戻った。
「おーーい!夜遅くだけど、頼むよー!」
そして湖面へ向けて叫んだ彼は、手に持ったベルを軽く何回か鳴らした。
―――チリリイィィィーン
涼しげで、どこか神秘的な音色が雲海のように霧が広がっている湖に響き渡った。
エルディアは黙って、その音色聞きながら、様子を見ていた。
(……何かを呼んだの?)
カーリオは目を閉じ、その音の響きを楽しんでいるようだった。
「いい音色ですね……」
そしてしばらくすると、湖面から2匹の人よりも大きな、薄っすら黄味がかった白い亀が2匹顔だけを出し、現れた。
するとエルディアたちをつぶらな瞳で少しの間、見つめていた。
そして何かに納得したのか口を開き、声を出すと、今度は体全体を水面から浮上させた。
水しぶきが上がり、亀の全体が見える。
見た目は、色や大きさ以外はウミガメとほとんど変わりは無かった。
そして亀を良く見ると首に鎖が付いており、船の先端と繋がっていた。
どうやら、この亀を利用して館のある島まで行くようだった。
ジャックは、すぐに2匹の亀に話しかけた。
「悪いね、グールマ、ケローネ。お客さんだよ、あの島まで頼むね!」
カーリオとエルディアは、興味深く亀を見ていた。
「珍しい姿をした亀ですね」
「見たことのない色……ウミガメみたいにヒレね……」
最初、興味の無かったクフィンだったが、2人が楽しそうに見ていたので、彼も興味に惹かれ、いつの間にか亀を見ていた。
そして何かに気づき、亀を指差した。
「あの亀の背中の甲羅を見てみろ、何か模様が付いてるぞ」
クフィンの指差した場所を見てみると、甲羅の中心辺りに、太陽と三日月を連想させる模様があった。
そんな3人を見たジャックは、亀について軽く説明をしていた。
「つがいのレイクタートルさ。元々は砂漠のオアシスとかに、よくいたらしいんだけど、昔の人がここまで運んできたんだって。そんな風なこと、ビルの爺様が言ってたよ。おいらが分かるのはこんなもんさ。それより、行くよ!」
ジャックが叫ぶと、亀は「キュイ」と声を出し、泳ぎ始めた。
すると、エルディアたちの乗った船も、亀の移動に合わせて動き始めていた。
「……お、結構、速度が出るんですねぇ」
「ほんと、思ってたよりも早い……」
カーリオとエルディアは、思ったよりも速度が出ていたので喜んでいた。
「そりゃ、そうさ。この亀は普通の亀より力強くて、早く泳ぐことができるんだ。たまに、鎖を外して自由にしてあげるんだけど、その時はもっと早いんだ!」
ジャックはその時を思い出しながら、両手を広げ、嬉しそうに話していた。
それを聞いたクフィンは、安堵していた。
「そうか……これならば、思ったよりも早く着くことが出来そうだな……」
そして、彼らの乗った小船は、夜霧の雲海の中を掻き分けるように進んだ。
湖亀が泳ぐたびに僅かな波ができると、音と波紋になって辺りに広がっていった。
そして、船の後ろ側を見ると、船によって霧が分断されたため、その部分の霧が晴れ、湖の中が見えた。
ラルセニア湖の水は非常に透明度が高いようで、月の光が水中に差し込むと、かなりの深さまで見えていた。
そして、水中の景色が広がりをみせ、中の様子が分かり始める。
「……ん」
それに気づいたクフィンがエルディアに教えていた。
「エルディア、後ろの景色を見てみろ……」
エルディアは振り返り、船の後ろの景色を見た。
すると水の中に白い花を咲かせた、木のようなものが見えた。
「……変わったところね……」
それを聞いたジャックは、すぐに説明をし始めた。
「あれはカルハーベと言う木なんだ。月の光を浴びることで、赤い部分は白くなる木なんだよ。それから葉っぱは、この亀たちの餌さ!」
カーリオは何度か頷きながら、興味深くジャックの説明に聞き入っていた。
「へえ、そうなんですか。面白い木ですねぇ」
そして、しばらく景色を見ていたエルディアは、気になったことがあったのでジャックに尋ねた。
「あの木、相当大きいみたいね。……と言うことは、この湖……相当深いのかな?」
確かにエルディアの言うとおり、月明かりを浴び、水の中で縦横無尽に枝を広げているカルハーベの木は、この船よりも遥かに大きかった。
そして霊体の少年は、無邪気に答えていた。
「うん、かなり深いらしいよ。前にこの湖を調査に来た、魔道師の人が言ってたよ。糸に重りを付けて湖に沈めたけど、全く糸が足りなかったって……だから、落ちないようにね!」
「そんなに深いのか……」
クフィンは、まじまじと湖の中を見ていた。
(底は闇だな……。深い……深い……闇の底から、もがくように光を求め、生える木か……)
それはまるで、自分の生き方のようだとクフィンは思った。
(……あの木が俺なら、月は……)
クフィンは景色を眺めているエルディアの横顔を見た。
僅かに吹いた風で彼女の髪が揺れ、それを直そうとしている仕草をしたエルディアを見た。
幻想的なこの場所のせいもあるのか、彼女はいつもよりさらに魅力的に見え、クフィンは自分の例えが間違ってなかったと思った。
(エルディア……)
しかし、彼は途中でその考えを止めた。
(いや……まて……)
なぜなら、隣にいるバルガの魔道師が、先ほど自分は月になると言って、ロゼリィを口説いていたことを思い出してしまったからであった。
クフィンは、カーリオを睨み付け呟いた。
「こいつのせいで台無しだ……」
睨まれる覚えがなかったカーリオは、きょとんとした顔で、ブルーアッシュの髪の青年に尋ねていた。
「……はて、どうしました、クフィン?」
彼は少し、ふてくされるように湖を見ていた。
「なんでもない……」
カーリオは理由が分からなかった。
(何かしましたかね?……)
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