魔境放眼は地獄へ行く

木mori

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第二章

第三十五話・ダルマスイッチ

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《背中を良く見る。》


「ダルマがスイッチを押している!?」


《まる、抱っこで魔力が上がっている。だから背中を押せる。だんまり。》


「たしかに楡浬の格安貧乳と同レベルで適度な感触だ。」


「どこの誰のが格安よ。チケット屋で安売りなんかしてないんだからねっ。」


「楡浬スイッチと同レベルなのか。それじゃあ、魔力は対して向上していないぞ。」


《そういうことになる。だんまり。》


「先が思いやられるなあ。胃薬を持って行こう。」


 呑気を演出して不安な気持ちを抑える大悟であった。


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