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第二章
第七十二話・灰
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「よし。それじゃあ、人間界に帰るぞ。」
「いえそんな必要はありませんわ。もうここは人間界ですわよ。」
「えっ。じゃあ、さっき意識を失っていたうちに戻っていたということなのか。ここは地獄の生徒会室じゃないのか。」
「そうですわ。地獄の生徒会室はすごく広いんですの。人間界にも繋がっておりますわ。そこのドアを開けてごらんなさい。」
大悟は華莉奈に言われる通りにして、目に映ったもの。
「オリジナルサービス引換えボックスお買い上げありがとうございます。チラッ。」
長蛇の列を営業スマイルで迎えている軍艦型帽子の女子店員。
「あれは桃羅。ここはコンビニ、パンチラボか。」
「お兄ちゃん!お帰り。死ななくてよかった。抱きっ。」
「おいおい、よせよ。人が見てるだろう。って、お客さんが大変だぞ。」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「ゴゴゴ~。俺たちは大金はたいて見えないパンチラササービス受けてるだけなのに。いきなりハグだと。しかもあの巨乳だぞ。なんて羨ましくて、恨めしい~!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
「あちちちち。熱いなんてものじゃないぞ。この情念の情熱はっ。いやこれは怨念の業火だな。」
大悟は行列の男子全員の殺意を一身に集めて、からだが焦げそうになっていた。
「お兄ちゃん。助けてほしかったら、モモのパンチラ見てね。」
「そんなこと言ってる場合じゃないだろう。これじゃ焼身自殺した方が涼しいだろう。」
「仕方ないお兄ちゃんだね。みなさん。ここにいるのはあたしのお兄ちゃんですから、大丈夫ですよ。ただの兄妹スキンシップですから。」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「本当ですか。それならまだ許せます。」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
大きな炎はろうそくのように小さくなり、事態は収束した。
「でも血は繋がっていません。てへっ。」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「やっぱり許せん!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
こうして消えかかった炎は復活し、前よりさらに激しく燃え上がり、大悟は灰となって、コンビニ空調の風にはかなく飛ばされた。
「いえそんな必要はありませんわ。もうここは人間界ですわよ。」
「えっ。じゃあ、さっき意識を失っていたうちに戻っていたということなのか。ここは地獄の生徒会室じゃないのか。」
「そうですわ。地獄の生徒会室はすごく広いんですの。人間界にも繋がっておりますわ。そこのドアを開けてごらんなさい。」
大悟は華莉奈に言われる通りにして、目に映ったもの。
「オリジナルサービス引換えボックスお買い上げありがとうございます。チラッ。」
長蛇の列を営業スマイルで迎えている軍艦型帽子の女子店員。
「あれは桃羅。ここはコンビニ、パンチラボか。」
「お兄ちゃん!お帰り。死ななくてよかった。抱きっ。」
「おいおい、よせよ。人が見てるだろう。って、お客さんが大変だぞ。」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「ゴゴゴ~。俺たちは大金はたいて見えないパンチラササービス受けてるだけなのに。いきなりハグだと。しかもあの巨乳だぞ。なんて羨ましくて、恨めしい~!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
「あちちちち。熱いなんてものじゃないぞ。この情念の情熱はっ。いやこれは怨念の業火だな。」
大悟は行列の男子全員の殺意を一身に集めて、からだが焦げそうになっていた。
「お兄ちゃん。助けてほしかったら、モモのパンチラ見てね。」
「そんなこと言ってる場合じゃないだろう。これじゃ焼身自殺した方が涼しいだろう。」
「仕方ないお兄ちゃんだね。みなさん。ここにいるのはあたしのお兄ちゃんですから、大丈夫ですよ。ただの兄妹スキンシップですから。」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「本当ですか。それならまだ許せます。」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
大きな炎はろうそくのように小さくなり、事態は収束した。
「でも血は繋がっていません。てへっ。」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「やっぱり許せん!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
こうして消えかかった炎は復活し、前よりさらに激しく燃え上がり、大悟は灰となって、コンビニ空調の風にはかなく飛ばされた。
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