特売フイギュアワゴンの中に手を入れたら、人生変わるので注意してください。

木mori

文字の大きさ
38 / 70
第三章

第九話

しおりを挟む
数分後。

(あれ?アタシ、生きてるわ。)
「あたいもだ。」
「あたしも。」
「なんだか甘い匂いがしますわ。」
「当然じゃ。ここはチョコレートの池じゃからな。またも全員同時で引き分けじゃ。」

「(「「「人、いや悪魔天使騒がせな!」」」)」
虚しくハモったが、安堵の方が大きかった大悟たち。

「次は体力測定じゃ。さっきは筋力、瞬発力をやったので、柔軟性の勝負じゃ。」
グラウンドから体育館に移動した大悟たちに三輪車支配人教師が胸を張って喋っている。

「支配人先生。見事な大和撫子ぶりですわ。」

「大和撫子?そりゃそうじゃろ。あたちの持って生まれた体躯は才能じゃ。」

「支配人先生。読み方が違いますわ。やまとなでしこではなく、ヤマナシコですわ。」

「どういう意味じゃ?」

「お胸のヤマがないということですわ。」

「バ、バカにするな!お主も同じようなモノじゃろうが!」

「失礼な。これはオレではなく、楡浬のモノですわ。」

(いきなりアタシに振るんじゃないわよ。それに支配人先生を怒らせてどうするのよ。)

「あまりにお胸の張りがないので、つい。」

「もう許さんぞ。今度こそ、あたちが勝利を収めて、お主らを奴隷にしてやるからな。」

(ほら言わんこっちゃない。メイドから奴隷に格下げされたわよ。)

「楡浬。メイドと奴隷は同義語ですわ。」

(世界中のメイドさんたちに謝りなさいよ!)

「あたちを無視して痴話喧嘩するんじゃない。」

「(痴話喧嘩じゃないし!)」

「よしそれじゃあ始めるぞ。上体伏臥そらし対決じゃ。胸を反らしてサイズ図る。誰がいちばん胸がないか、明らかにするぞ。」

(セクハラ超特急じゃない!)

「胸サイズに自信なき者は、そのような抵抗をするものじゃて。」

(何よ、ヤマナシコのクセに。)

「お主もそれを言うか!」
そう言いながらも大悟・楡浬、委員長、三輪車支配人教師はすでに敷かれていたマットに並んだ。

「ほら、みんな、しっかり反り返るんだよ。」
メジャーを持っているのは、抜群の巨乳サイズを誇る桃羅であった。
三人は恨めしそうに、巨乳を睨んでいた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

さようなら婚約者

あんど もあ
ファンタジー
アンジュは、五年間虐げられた婚約者から婚約破棄を告げられる。翌日、カバン一つを持って五年住んだ婚約者の家を去るアンジュ。一方、婚約者は…。

断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜

深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。 処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。 なぜなら彼女は―― 前世で“トップインフルエンサー”だったから。 処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。 空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。 タイトルは―― 『断罪なう』。 王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。 すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、 国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。 そして宣言される、前代未聞のルール。 支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。 処刑台は舞台へ。 断罪はエンタメへ。 悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。 これは、 処刑されるはずだった悪役令嬢が、 “ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。 支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、 それとも――自由か。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

悪意のパーティー《完結》

アーエル
ファンタジー
私が目を覚ましたのは王城で行われたパーティーで毒を盛られてから1年になろうかという時期でした。 ある意味でダークな内容です ‪☆他社でも公開

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

処理中です...