特売フイギュアワゴンの中に手を入れたら、人生変わるので注意してください。

木mori

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第四章

第三話

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こうして一週間、何の活動もせずに過ごした大悟・楡浬。
すでに放課後になり、ひとりで教室の西日を受けて顔をオレンジ色にしている大悟・楡浬。

「どうやら、宇佐鬼・剣徒コンビは委員長選挙を諦めたらしいわ。」
もっぱらクラスはこのウワサで持ちきりになっていた。大悟たちが大人しいせいで、他には大きな話題もないことも加わり、委員長選挙に目を向けさせる要因となっていた。

(大悟。このままでいいの?何にもしなければ本当に何も変わらないわよ。まさか、座して死を待つ作戦じゃないでしょうね。種を蒔かない、耕しもしない、だと、何も生まれないわよ。無から有になることはないんだからね。)
「いいこと言いますわね。それですわ。」

(アタシ、何か言った?)

「じゃあ、『有』の行動を開始しましょう。今まで休んでいたから体がなまっているでしょう。でも急で激しい運動は体に却ってよくないですから、少しずつ動かすことにしましょう。」

(何それ?大悟のやろうとしていることがさっぱりわからないわ。ゴリラは夢中になるとわけのわからないことをやりだすって、言うじゃない。)

「五里霧中のことですわね。たしかにそんな気持ちと考えでやっておりますわ。」

(ちょっと大悟。所詮、アタシのことだからって、プロセスを楽しんで、結果はどうなってもいいとか思ってないでしょうね?)

「あらら。楡浬はいつの間に、テレパス能力を手に入れたんですの?」

(バカにしてるんじゃないわよ!)

「まずは教室の掃除でも始めましょうか。」

(大悟はいったい何がしたいの、死体のよ?)

「いきなり殺さないでくださるかしら。ただの掃除ですわよ。」
 誰もいない教室で、掃除を始めた大悟。当然ながら掃除はすでに終わっているのであるが、そこにさらに手を加えた大悟。窓の桟とか、日頃の掃除では手の届かないところまでしっかりきれいにした。
 数日すると、放課後になると教室がきれいになっているとのうわさが流れ出した。

(ほら、大悟。ここで自分がやったってアピールすると、好感度があがるんじゃないの?)

「そんなことをする必要はありませんわ。あくまで自主的にやってるだけのことですから。でもそろそろ次の行動に移ることにしましょう。」

(いったい何をしようと言うのよ。今度こそ、委員長選挙に繋がるような行動をとらないと時間がどんどんなくなっていくわよ。)

「そうですわね。でも焦り、欲を出すとかは論外です。自主的に学校のためになることをしましょう。」

(何それ?やろうとしてることがさっぱりわからないわ。)

「別に大したことをやろうとしているわけではありませんから。ごく普通にやるべきことをやっていきましょう。」
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