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第四章
第十一話
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(次は大本命よ。この豊満な胸ガードはどうするのよ?敵からすると最も妬ましくて、激しい攻撃が確実なんだけど。)
「その部位への攻撃はあり得ませんわ、無駄は省きましょう。以上。」
(超ムカつくわ!)
「愚問は捨て置いて、物理攻撃への対策だけでは不足ですわ。あの生徒会長・副会長のSMコンボを崩さないと。」
(あいつらは半端ないわよ。半端ないヘンタイだけど。SMコンボを破壊する手立てはあるの?)
「ありませんわ。」
(ずいぶんとあっさりしてるのね。浅漬けだけだと栄養が不足するわよ。)
「そうですわね。生徒会長に取り入るためにどうするか、ということですわ。」
(取り入る?あいつらに頭を下げるってこと?頭を下げるのは大悟だけど、それはアタシが白旗を上げるのと同じことよ。)
「虎穴に入らずんば虎子を得ず。オケツ・・・・・。言い換えはさすがに止めときますわ。」
(正解ね。自我崩壊の危機をギリギリで逃れたわね。)
「危なかったですわ。要は生徒会長に貢物をするということですわね。」
(貢物?そんなあいつらにあげるようなモノなんて持ってないわよ。)
「そこで登場するのがモモだよ。お兄ちゃんの為なら、ひと肌どころか、十肌、百肌、億肌も脱いじゃうよ!ハグ、ハグ、ハグ~!」
「避け、避け、避け~!」
メイド服姿の桃羅が大悟・楡浬の部屋に、再配達の宅急便業者のように飛び込んできた。
(どうして不逞の妹がここにやってきたのよ。)
「不逞とはご挨拶だね。このあたしがお兄ちゃんのために、自己犠牲しようっていうんだよ。」
(大悟。どういうこと?)
「生徒会長に渡すとしたら、従順な労働力ですわ。過酷な労働現場が待ち受けているのは間違いありませんけど。これぐらいしなければまともに取り合ってくれませんわ。」
(不逞の妹はそれでいいの?)
「お兄ちゃんはあたしのために存在するんだから、お兄ちゃんが願うことは叶えてあげるのが妹の務めだよ。ううう。なんて、献身的なモモなの。ねえお兄ちゃん。」
「仕方ありませんわね。約束のブツをお渡ししますわ。」
「毎度あり!これで『お兄ちゃんの自由抱き回数券』100枚ゲットだよ!」
(大悟。不逞の妹を買収したのね。情けないわ。第一、この体はアタシのモノなんだけど。それが不逞の妹のセクハラ100回?嘆かわしいわ。)
「楡浬も納得したところで、生徒会室へ殴り込みですわ!」
「お~!じゃあ、モモは一枚目を行使するよ!ハグ、ハグ、ハグ~!」
「避け、避け、避け~!」
「お兄ちゃん、約束が違う!」
「これは桃羅がちゃんと、生徒会長に買われたことを確認してからですわ。もしかしたら、物件に瑕疵があって返品される可能性は否定できませんから。」
「モモはキズモノじゃないよ!」
「その部位への攻撃はあり得ませんわ、無駄は省きましょう。以上。」
(超ムカつくわ!)
「愚問は捨て置いて、物理攻撃への対策だけでは不足ですわ。あの生徒会長・副会長のSMコンボを崩さないと。」
(あいつらは半端ないわよ。半端ないヘンタイだけど。SMコンボを破壊する手立てはあるの?)
「ありませんわ。」
(ずいぶんとあっさりしてるのね。浅漬けだけだと栄養が不足するわよ。)
「そうですわね。生徒会長に取り入るためにどうするか、ということですわ。」
(取り入る?あいつらに頭を下げるってこと?頭を下げるのは大悟だけど、それはアタシが白旗を上げるのと同じことよ。)
「虎穴に入らずんば虎子を得ず。オケツ・・・・・。言い換えはさすがに止めときますわ。」
(正解ね。自我崩壊の危機をギリギリで逃れたわね。)
「危なかったですわ。要は生徒会長に貢物をするということですわね。」
(貢物?そんなあいつらにあげるようなモノなんて持ってないわよ。)
「そこで登場するのがモモだよ。お兄ちゃんの為なら、ひと肌どころか、十肌、百肌、億肌も脱いじゃうよ!ハグ、ハグ、ハグ~!」
「避け、避け、避け~!」
メイド服姿の桃羅が大悟・楡浬の部屋に、再配達の宅急便業者のように飛び込んできた。
(どうして不逞の妹がここにやってきたのよ。)
「不逞とはご挨拶だね。このあたしがお兄ちゃんのために、自己犠牲しようっていうんだよ。」
(大悟。どういうこと?)
「生徒会長に渡すとしたら、従順な労働力ですわ。過酷な労働現場が待ち受けているのは間違いありませんけど。これぐらいしなければまともに取り合ってくれませんわ。」
(不逞の妹はそれでいいの?)
「お兄ちゃんはあたしのために存在するんだから、お兄ちゃんが願うことは叶えてあげるのが妹の務めだよ。ううう。なんて、献身的なモモなの。ねえお兄ちゃん。」
「仕方ありませんわね。約束のブツをお渡ししますわ。」
「毎度あり!これで『お兄ちゃんの自由抱き回数券』100枚ゲットだよ!」
(大悟。不逞の妹を買収したのね。情けないわ。第一、この体はアタシのモノなんだけど。それが不逞の妹のセクハラ100回?嘆かわしいわ。)
「楡浬も納得したところで、生徒会室へ殴り込みですわ!」
「お~!じゃあ、モモは一枚目を行使するよ!ハグ、ハグ、ハグ~!」
「避け、避け、避け~!」
「お兄ちゃん、約束が違う!」
「これは桃羅がちゃんと、生徒会長に買われたことを確認してからですわ。もしかしたら、物件に瑕疵があって返品される可能性は否定できませんから。」
「モモはキズモノじゃないよ!」
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