パイオニアオブエイジ~NWSかく語りき〜

どん

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第22話『テロの対処法』

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「掴みはオッケーってとこね。……何が聞きたいんだっけ?」
 マルクが要件をまとめて話す。
「アウェンティヌスがテロと相対した際の、対処法を教えていただきたいんです。童話の里でも、世界の大変革で因果界に堕ちる反社会的な人々の、受け入れ態勢を整える取り組みが始まっていますが。彼らと接点がない我々が、覚悟すべき心構えがあれば、ご助言いただければありがたいのですが……」
「ああ、さすが童話の里。何事もおっとりしてるわねぇ。まぁ、いいでしょ。結論から言うと、連中は理屈並べたてられるのと、上から物言われるのが何よりも嫌いね。だから、権力者を憎むし、富裕層は足引っ張りたくなるし、学のあるインテリは目の敵にするわけ」
「じゃあ、万世の秘法の給与システムで潤ってる我々も――」
「大嫌い。さもあらん、社会をひっくり返してやろうって狙ってるくらいだから。法の投網を食い破る人食い鮫みたいに厄介だし、正義の銛で突いたとしても、たまに得物を持ってかれるくらい底力もあんのよ」
「……勝てる気がしないんですけど」
 ポールが言ったが、エンドルフィンは一言。
「おとといきやがれ、ってとこじゃない? そもそも勝とうなんて思うのが間違い。同じ土俵に奇跡的に立てたとしても、張り手食らって場外。そんな番付、誰が見たいかっての」
「……」
「おたくらの中でも、腕に覚えがあるのは、よくて一人なんじゃないの? 生兵法じゃ怪我するよぉ。そんな無茶な人材配置を神様はなさらない。適材適所。初めから厳しい社会情勢に耐え得る手練れがその場所にいるものよ」
「じゃあ、エンドルフィンさんも――」
「例外なしに決まってるでしょ。これでも万武・六色免許皆伝だっつうの。ハンスたちにも言ったけどね、おたくらがこっち来ても雑用係ぐらいしか割り当てらんないわよ。ランドスケープオブメルシーが能天気に「よろしくお願いしまーす」って言った後、こっちがなんて反応したか教えてやんな! ハンスちゃん」
「何しに来たの? ……って、開口一番言われたよ。」
 視線を外し、下を向きながらハンスはブルーに言った。
 NWSでもあまり変わらないだろうが……何でもやると言いながら、どこか杜撰な印象が拭えなかったランドスケープオブメルシーならあり得る話だった。
 初めは全然相手にされなかったのだろう。それでも何とか関わろう、役に立とうとした結果、根性を入れ直したらしい。
「というわけで、同じ視点に立てない、この話し合いは無意味ってことで。せめて風刺の里のトピックスぐらいはチェックしときなさい。じゃあね!」


















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