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第4話
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「あちゃー」
本日の授業が全て終わり、ふと目に映った掃除当番表を見て、僕は頭を抱えた。
最悪だ。
今週から一週間、特別教室の掃除担当になっている。
コハルと話をしてさっさと帰るつもりだったのに、これじゃなかなか帰れない。
計画丸崩れだ。
掃除の班には学級委員がいる。
この学級委員は、掃除をサボる者には恐い。
だからサボるわけにはいかない。
とりあえず、早く行って終わらせる他ないようだ。
僕は急いで特別教室へ向かおうとした。
すると、それとほぼ同時くらいに後ろから腕を引っ張られた。
「フユキ、どこに行くの?」
コハルだ。
僕が約束を破るとでも思ったのだろうか。
語調が強い。
「掃除だよ、特別教室の」
「…約束忘れてないよね?掃除終わっても帰っちゃ嫌だよ?」
「わかってるよ」
言葉と目で訴えてきたコハルの手を離すと、僕は特別教室に急いだ。
約束が何だって言うんだ?
何で放課後なんだよ。
今まで時間はいっぱいあったんだから、その時で良かっただろ?
僕はほうきで床をせかせか掃きながら、心の中で文句を言った。
掃除は床のゴミを掃いて、モップ掛けをすれば終わりだ。
掃除はほうき役とモップ役とに分担していて、ゴミを集めて捨てたらほうき役は終わり。
僕はほうき役に徹し、ゴミをチリトリで取って捨て片付けると、急いで教室に走った。
本日の授業が全て終わり、ふと目に映った掃除当番表を見て、僕は頭を抱えた。
最悪だ。
今週から一週間、特別教室の掃除担当になっている。
コハルと話をしてさっさと帰るつもりだったのに、これじゃなかなか帰れない。
計画丸崩れだ。
掃除の班には学級委員がいる。
この学級委員は、掃除をサボる者には恐い。
だからサボるわけにはいかない。
とりあえず、早く行って終わらせる他ないようだ。
僕は急いで特別教室へ向かおうとした。
すると、それとほぼ同時くらいに後ろから腕を引っ張られた。
「フユキ、どこに行くの?」
コハルだ。
僕が約束を破るとでも思ったのだろうか。
語調が強い。
「掃除だよ、特別教室の」
「…約束忘れてないよね?掃除終わっても帰っちゃ嫌だよ?」
「わかってるよ」
言葉と目で訴えてきたコハルの手を離すと、僕は特別教室に急いだ。
約束が何だって言うんだ?
何で放課後なんだよ。
今まで時間はいっぱいあったんだから、その時で良かっただろ?
僕はほうきで床をせかせか掃きながら、心の中で文句を言った。
掃除は床のゴミを掃いて、モップ掛けをすれば終わりだ。
掃除はほうき役とモップ役とに分担していて、ゴミを集めて捨てたらほうき役は終わり。
僕はほうき役に徹し、ゴミをチリトリで取って捨て片付けると、急いで教室に走った。
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