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「あ、そうだ。ピーチの件だが」
「えっ!?」
突然ヒカリちゃんの名前が出て、反応が異常になる。
ピーチと呼んでいるからコブラには不明だろう。
もちろん本名を出したところで、今はまだコブラにはわからないだろうけど。
「旅行中、プーを気にする様子は微塵も感じなかった。よって参加・不参加どちらを選択したとて何も変わらなかったであろう」
「え!!」
ワッキーは正直だから言葉に嘘はない。
期待めいた言葉もないので本当にそうなのだろう。
旅の終了報告メッセージの際に、ヒカリちゃんから「今回は残念だった」という旨のメッセージは来たが、あれは単なる決まり文句だったのか。
「しかしこちらはコブラ殿を救ったという実績がある。よってこの選択、プーの判断勝ちである」
「おぉー」
コブラがワッキーの説明に反応して手をパチパチと叩いてくれる。
くそー、喜んでいいのか悪いのか。
「ピーチってのは不明ですけど、ぼくはくまのさんと出会ってバイトも紹介してもらえましたし、仲良くしてもらってますし、ワッキーさんとも知り合えましたし、プラスしかないです。本当にあの時、蹴っていただいてありがとうございました」
「蹴ったこと、めっちゃ根に持ってんじゃねーかよー」
辺りに3人の笑い声が響く。
曲がり角を過ぎれば家はもうあと少しだ。
家に帰ったらピーチのこと、コブラになら話してもいいかな。
何か気分良いし。
笑いながらそう思っている自分がいた。
「えっ!?」
突然ヒカリちゃんの名前が出て、反応が異常になる。
ピーチと呼んでいるからコブラには不明だろう。
もちろん本名を出したところで、今はまだコブラにはわからないだろうけど。
「旅行中、プーを気にする様子は微塵も感じなかった。よって参加・不参加どちらを選択したとて何も変わらなかったであろう」
「え!!」
ワッキーは正直だから言葉に嘘はない。
期待めいた言葉もないので本当にそうなのだろう。
旅の終了報告メッセージの際に、ヒカリちゃんから「今回は残念だった」という旨のメッセージは来たが、あれは単なる決まり文句だったのか。
「しかしこちらはコブラ殿を救ったという実績がある。よってこの選択、プーの判断勝ちである」
「おぉー」
コブラがワッキーの説明に反応して手をパチパチと叩いてくれる。
くそー、喜んでいいのか悪いのか。
「ピーチってのは不明ですけど、ぼくはくまのさんと出会ってバイトも紹介してもらえましたし、仲良くしてもらってますし、ワッキーさんとも知り合えましたし、プラスしかないです。本当にあの時、蹴っていただいてありがとうございました」
「蹴ったこと、めっちゃ根に持ってんじゃねーかよー」
辺りに3人の笑い声が響く。
曲がり角を過ぎれば家はもうあと少しだ。
家に帰ったらピーチのこと、コブラになら話してもいいかな。
何か気分良いし。
笑いながらそう思っている自分がいた。
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