【悲報】みんながボクを狙ってる？～婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか？～

３．喜多村本家に居候

84．ボク凌辱されてる、らしい

〔京きょう：いや、単に親戚しんせきの子たちだよ。成り行きでボクがお世話してるの。タマちゃん、どうしてボクが凌辱りょうじょくされてると断言、と言うかされてるって見做みなしてんのさ？〕

〔環タマ：キョウちゃん自覚なさすぎ、女子のキョウちゃんを見る目は違う一歩間違えれば凌辱りょうじょくコースまっしぐら、女子もどうやって犯すか話し合ってる、隠かくれて聴いてたから間違いない〕

〔水ミナ：へ、へ～……そうだったんだ……〕
〔京：どうして教えてくれないのさ？〕

　それってただ妄想もうそうして楽しんでるだけだよ、きっと。

〔環タマ：教えたらキョウちゃん警戒けいかいする、聴いた話でキョウちゃんがどうやって犯され末路まつろをどう辿たどるか小説書いてる、アップするけど過激カゲキだって削除さくじょされる、運営はゲイ術を分かってない滅ほろぶべし〕

〔水ミナ：へ、へぇ～、小説……すごいね？〕
〔京：タマちゃん、ボクの小説はやめて。もしかして帰宅部なのは小説書いてるから……とか？〕

　そりゃ、男子保護の観点から犯罪を煽あおるエピソードは削除対象だよ。それ以前にたぶんＲ18以上のこと書いてると思う。

〔環タマ：そうキョウちゃんを辱はずかしめ、キョウちゃんが犯されてるのを思い浮かべると捗はかどる、キョウちゃんが居ないと気が狂いそう古都のショッピングモールで襲われそうだったでしょ？そのあとは？襲われてない？聴かせて〕

〔水ミナ：タマちゃんって、そんな人だったんだ。ふだん無口だけど書くと饒舌じょうぜつなんだね？〕

〔京：お、襲われてないよ？　家は堅牢けんろう、塀へいに囲まれてるし護衛はいるし……って何で襲われたって知ってるの？〕

〔環タマ：ネットでバズってる、蒼湖おうみ古都チャンネルのニュースバラエティーがアップされて古都に美少年が現れたって騒がれてる、キョウちゃん時の人〕

〔水ミナ：ちょ、ちょっと観てみる……〕

「キョウ～」って幼女たちがボクを掴んで揺すってくる……。

　君たち、楽しそうだね？　書き込みにくいよ。

〔京：観ないでミナちゃん。ゴメン、子供たちが騒いでるから落ちるね？　皆の個人アカウントを書いといて携帯、新しくするから。それじゃお願い──〕

〔水ミナ：あ、うん、分かった〕

〔環タマ：待って携帯壊したって方便ほうべんは通用しない、教えて幼女に襲われたよねきっと家の人にも？塀へいって言い張ってホントは檻おりだねキョウちゃん〕

〔京：襲われてないってば。一緒にご飯食べたりお風呂はいったりしただけ〕

〔環タマ：怪しい、お風呂って何？混浴？女風呂に乱入？幼女どころか女がいっぱい居たよね？キョウちゃんは見せたがり犯されるのを望んでる、女の集団に次から次へとヤラれちゃった？〕

〔水ミナ：ちょっと……混浴は引くよ？　キョウちゃん〕

〔京：いや、子供たちが一緒に入る、入れって煩うるさくて仕方なく。でも一緒に入ってた人も別に襲って来ないよ。ちょっと洗いっこはしたけど……〕

〔環タマ：洗いっこは暗喩あんゆ、組くんず解ほぐれつ全身ぬるぬるで代かわるがわる女にのし掛かられて搾しぼりに搾しぼられ調教され女に逆らえなくなってる子供が～とか言って言い訳してるだけ〕

〔水ミナ：いや、さすがに……。子供だよ、考えすぎじゃあ？〕

〔環タマ：ミナちゃん甘い甘すぎ、キョウちゃん洗いっこと偽いつわるならどんなことしたか包み隠さず白状して〕

　白状って完全に疑ってるじゃん。

〔京：いや、ホントに三人の髪と体を洗って一緒にお湯に浸つかっただけだよ〕

〔水ミナ：ま、まあ普通、だね？　女の人は居なかったんだ〕

〔京：あ、いや……周りには居た……けど……〕

〔環タマ：やっぱり女どもはキョウちゃんを視姦しかんし堪たまらず襲いかかり搾りとりぬるぬるにして証拠写真を撮って言いなりにして私たちを安心させるよう偽装ぎそうの連絡をよこしてる〕

〔水ミナ：さすがにそこまでは……キョウちゃん、どうなの？〕
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　ぐうの音も出ないとはこのことか……。中あたってる、内容は違うけど状況はまさにそのまま。

　おまけに裸で写真まで撮ってる……。なんて言えばいいんだ？……

〔環タマ：キョウちゃん返答がないのは認めた証拠しょうこ、真実にかなり近づいた、部屋では女が監視かんししててまともな返事ができない、夜通し搾しぼられる、自由が無くてどこへも出かけられない軟禁なんきん状態〕

〔水ミナ：キョウちゃん、どうなの？〕

〔京：そんなこと、あるわけないよ。明日も皆と出かけるし、そしたら新しく携帯買うからアカウント書いてって言ったの。じゃあ、よろしく──〕

〔環タマ：妙な間まがあった裏で辻褄つじつまを合わせる悪巧わるだくみしてた携帯は女が押さえててキョウちゃんの言葉を女が代書してる〕

「『それは違う──』って、あっ！　タンポポちゃん、ダメだよ。まだ連絡してるのに」

　業ごうを煮にやしたタンポポちゃんに強制切断された……。な、なんてことを！

「うるさい！　キョウは浮気しすぎ。今夜は寝かさないから」
「ウワキはダメ」
「……寝かさない」

「…………」

　う～、タマちゃんの妄想の通りになりそうな悪寒おかん。これなんて四面楚歌そか？


　◆

〔京：メンバーは退室ログアウトしました……〕
〔水ミナ：あれ？　切れちゃった？〕

〔環タマ：ふん根性無しめ、キョウちゃんは私が助ける女の情欲から私が救う、ミナちゃん私、学園休んで蒼湖おうみに行くから、キョウちゃん助けてくる私無しでは居られなくする〕

〔水ミナ：タマちゃんって、そんな人──男の子が良かった、の？〕

〔環タマ：違うキョウちゃんだけキョウちゃんのこと考えるとお腹がキュ～ってなる初めてこんなことキョウちゃんがいないと私おかしくなる〕

〔水ミナ：そ、そうなんだ～。じゃあ、私も行こう……かな？〕

〔環タマ：ミナちゃんには勧すすめない古都は五大家が男を囲ってて男がいない女たちは男を見つけると見境なし私も護まもれるか分からない〕

〔水ミナ：それってタマちゃんも同じじゃあ？〕

〔環タマ：私は護衛を連れて行く問題ないミナちゃんはこっちで待ってて〕

〔水ミナ：それなら私も連れてってよ〕
〔環タマ：基本護衛は私しか護らない襲われたら自己責任それでよかったら〕

〔水ミナ：分かった。まさかタマちゃんがこんな積極的とは知らなかったよ〕
〔環タマ：いつもの私は仮の姿キョウちゃんのためなら古き衣を脱ぎ捨てる〕

〔水ミナ：そう……じゃあ待ち合わせは──〕
〔環タマ：それじゃあ──〕

　勘違い男子たちは、暴走し始める──。