【悲報】みんながボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~

ペロりねった

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3.喜多村本家に居候

126.ダイブから帰還

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 タマちゃん水無ミナちゃんのアドレス登録とうろくと二人のQ2キューツーアカウントに送金……っと。

「見つかったよ~……って、何してんの?」
 ダイブから戻って顔をあげると羽衣はごろもさんと斎木さいきさんがボクの体に顔を近づけてた。

「えっ? も、もちろん、キョウ様をおまもりしていたのです」
「そ、そうです。キョウ様にだれも近づけないようにしてました」
 顔を上げた二人が挙動キョドって言いわけする。

 もしかしてにおいでたの? ボク、におってないよね?

「ありがとう、気更来きさらぎさん」
 黒メガネを気更来さんに返す。

「いえ。……このことは内密ないみつに」
「もちろん。んじゃ、タンポポちゃんたちのとこへ、行こうかな?──っとっと?」
「あ、危ない」

 ソファーから立ち上がると立ちくらみした。それを気更来さんが支えてくれる。

「あ、ありがと……。おかしいな~?」
「そりゃそうです。二時間近く身じろぎせずにられたのですから」
「え? そんなに?」

 確かに、携帯で時間を確認すると、かなり時間がってる。集中するため感覚カットしてたから実感しなかったけど。

「もう少しお休みになってからにさっては?」
「そ、そうです。となりにベッドもありますよ?」
 ぐへへってうすら笑いして羽衣はごろもさんがすすめる。

「でも……あんまりおそいとタンポポちゃん、おこるからな~」
「もうすぐお昼なんですから、それまでお休みになられては?」
 斎木さいきさんまでさそってくる。

「でもな~、お昼はミヤビ様レイニ様が気になるからもどらないと。それまでにタンポポちゃんたちに顔を見せないと」
「キョウ様は幼女と我々とどっちが大事なんですか!」
 羽衣さんがいきなり激昂げきこうする。

「そんなの、もちろん──」
「もちろん?」

 言うまでもない。

「──タンポポちゃんたちに決まってる」
「ええ~? れた女体にょたいよりおしっこくさが良いんですか?」
「そんなの──」
「そんなの?」

 言わねばなるまい。

「──いっぱい愛情を返してくれるタンポポちゃんたちに決まってる。あんたたち、何かボクに返してくれるもの、ある?」
 れたって……それはフルーツだけで充分です~。それから、タンポポちゃんたちは、おしっこくさくなんかないよ。

「返すもの……」って聞き羽衣さんがうなだれる。

「ああ~、タンポポちゃんたちに抱きつかれると生きてるのを実感する。おしっこチビっちゃうくらいに」
 思わず自身の体をいだいて夢想むそうする。

変態へんたいだ……変態がいる。キョウ様、それは早く矯正きょうせいしないと取り返しのつかない間違まちがいを起こしますよ?」

 失礼な……。ボクは子供のお世話がしたいだけ。早く子供がしいだけだよ。マキナ、早く赤ちゃん産まないかな~。

「それじゃ、タンポポちゃんたちのところへ行くから……あれ?」
「危ない」
「あ、ありがとう」
 また、よろけて……今度はさささんに支えてもらう。

「わたくしがお送りします」
「え? 大丈夫だよ」
「いえ。まだメガネを使ったつかれが取れていないご様子。しばらくは休まれるのがよろしいと思われますが、どうしてもともうされるならお送りします」
「おい、笹。キョウ様にれるな。ズルいぞ?」
 羽衣さんがななめ上の抗議こうぎをする。

「あのね、ズルいとかズルくないとか関係ないからね? じゃあ、笹さんお願い」
「よろこんで」

 笹さんに支えられ、打木うちきさんと一緒にタンポポちゃんの部屋へ……。

 ほとんど歩いてないのにつらい。やっぱり、疲れてる。

田端たばた先生、おはようございます。タンポポちゃんたち、どうですか?」
「おはようございます。ちょっと注意力散漫さんまんですが順調ですよ」
「そうですか」

「キョウ、おそい。浮気してたでしょ?」
「そうよ、ウワキでしょ?」
「うわき、いけない」
 タンポポちゃんたちから予想どおりの反応が……。

「してないって。ちょっとミヤビ様たちの相手してただけ」
「うそね?」
「うん、うそ」
「うそは、おしおき」
 な、なぜバレる……。おしおきは勘弁かんべんして?

「そ、そんなことより勉強に集中して」
「ごまかしたわね?」
「うん、そんなこと、じゃない」
「……ごましてる」
 参ったね……。


 それから、タンポポちゃんの分数の計算とか、マナ・アリサの文字の書き取りを見ながら二時間ほどを過ごす。

「やっと終わった~」
「おわった……」
「つかれた~」
「はい、よくできました。ボクは戻るね?」

「ダメよ。お昼は一緒に食べるんだから」
「うん、食べる……」
遅刻ちこくしたんだから、これから遊ぶ」
「でもね~、ミヤビ様たちを放っておくと怖いから……」

「それは、ちょっとこわい、かも……」
「う~~」
「しかた、ない……」
「何も予定ないなら、また来るから」

「絶対よ?」
「ぜったい」
「待ってるから……」
「それじゃ、あとでね?」

 そう言って一旦いったん、タンポポちゃんたちと分かれる。ミヤビ様たち、おとなしくしてるかな~?
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