【悲報】みんながボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~

ペロりねった

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3.喜多村本家に居候

138.初・露天

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【ご注意】中盤あたり、BL風味です……。



 タオルにボディーソープをつけ泡立て子供たちを洗っていく。

「ひゃっ!」
 それを真似まねてレニ様が背中を洗ってきている。

「申し訳ありませぬ。びっくりされましたか? 義兄上あにうえ
「い、いや、それほどは。ひと声かけてくださいな?」
「は、はい。で、では……」
「いえ、ご自分を洗ってください」

 タンポポちゃんたち、おとなしいな、と思ったらレニ様が近くにいるからか。

「しかしこれは、ぬるぬるでは無いのでは?」
「わ、分かりました。湯衣ゆいを脱ぎます」

  「「「   うおお~~っ! 」」」
 な、なに? 地響じひびきのような重低音。

 見回すと羽衣はごろもさんとか斎木さいきさんが目をらす。

 ボクを見てたのか。でも、さっきのうなるような音は?

 さささん打木うちきさんは湯浴み着で外側を向いて警戒してる。誰も露天風呂に攻め込んで来ないって。

 気を取り直し、幼女たちを洗っていく……。レニ様は、我関せずとボクを洗ってる。

「はい、終わり~」
「ありがと」
「うん。では、レニ様」
 タンポポちゃんまで終わらせて、次の番だとレニ様を呼ぶ。

ですか? そんな勿体もったいない」
「ぬるぬるしたいんでしょ?」
「もう堪能たんのうしましたが?」
 ボク、堪能されちゃってたらしい。

「そうですね。でも洗っていただきましたから、お返しです」
「そなたら、ズルいぞ。知っておれば、わらわも洗ったものを」
 ミヤビ様が浴槽から文句をつける。これって競うものじゃないんですけど……。

「しょうがないですね。レニ様のあとに──」

 って言った途端とたん、ミヤビ様がお湯から上がろうとする。

「──まだです。レニ様が終わってから、です」
「そ、そうか……」
「湯冷めしちゃいますよ?」
「う、うむ。そうだな……」

「ささ、こちらに」
「う、うむ……」
 レニ様を前に呼んで、たっぷりソープを含ませたタオルで首、背中、腕へと洗っていく……。

「ふっ……うっ……くう~……くふっ……」
「レニ様、一々いちいち身体をくねらせないで。洗いにくいです……」
「し、しかし……あ、義兄上あにうえ……はあ~……」
「しょうがないですね~。これくらい我慢できないと次の段階ステップに行けませんよ?」
「つ、次の……段階?……」
「そうです」

 前腕ぜんわんと胸にソープをりレニ様に密着する。そうして体全体でレニ様のお腹や胸にこすりつけてゆく……。

「ふあ~……はあぁ~……らっ……らめぇ~……ガクッ」
「あれ、レニ様?」
 身悶みもだえしてえていたけど、いきなりレニ様が脱力する。ぬるぬるでは身体を上手く支えられない。けど倒れるのだけは身体全体でおさえこむ。

「もしも~し?──」
 顔をのぞき込むと半開きの口とまぶたほうけている。これって、気絶してる?

「──レニ様? レニ様?……失礼します」
 身体を支えながらレニ様のほっぺをペチペチたたく。

「ハッ! はいったい……」
「気がつかれましたか?」
「あ、義兄上あにうえ……ええ~っ!」
 あっ──また、気絶した……。目に生気が戻ったと思ったら間近のボクの顔を見て白目をいてしまう。

「これ、ど~しましょ?」
「しばらく、放っておくしかなかろう」
「じゃあ、ミヤビ様、抱えるの手伝ってください」
「う、うむ……」
 ミヤビ様と一緒に抱えて浴槽ようそうける。

「終わりましたか?」
「えっ? う、うん」
「で、では、私も、洗ってください」
 羽衣さんがボクの前に背中を向けて座る。予想を裏切うらぎらない提案をするね。

「いや、この前洗ってあげたよね?」
「いえ、あれはキョウ様で私が洗ったのでノーカンです」
「そなた……護衛どもを洗っておるのか?」
 ミヤビ様がもっともなことを聴いてくる。

「いえ、洗っておりません。彼女たちが私で洗ってるのです」
「それは……どうちがうのだ? 同じと思うが」
「ああ~、私が洗うか、私で洗うかのちがいです」
「そなた、なにを言っておる?」
 まあ、そうだよね。頭に疑問が浮かんでしかるべし、です。

「ミヤビ様、こう、です!」
「おい、ウイ……」って気更来きさらぎさんが止めるけど羽衣さんは止まらない。

 また、ボディソを塗りたくってボクの手で身体をこする。

「ほらほら、キョウ様の子種をここが待ってるんです。切なくて切なくて毎夜、うずくんです」
 そう言い、下腹にボクの指を立てて押し込む。

 おお、確かにすごい腹筋だ。じゃなくて、おくかたまりを感じる。これが子宮?

「も、もう半月すれば春期しゅんきが明けるから楽になるよ?」
「ダメです。秋に子種をさずかる確証もないでしょう?」
「うっ、それは……」
「ウイ、やめろ!」
 再度、気更来さんがとめる。

「キョウよ、そなたはこんなことを認めておるのか?」
「いえ、認めてない、です」

「少し警護たちを引きめねばならぬのではないか?」
「……はい」

 まあ、そうなんだけど……。それを聞いて、みんながしずんでいる──

「じゃ、じゃあ、緊縮きんしゅくする前に子種を」
 ──訂正ていせい。一人を除いて沈んでいる、そんなところへ、こちらにつながる道を車が近づいてくる。

だれでしょう……」
「うん?」
「見て参ります」
「同じく」
 笹さん打木さんが先立って車を迎える。さすが、職務に忠実だね。

「あの者たちなら、許せるものを」
 ま、まあそうだけど。ミヤビ様、ごもっとも。

「キョウちゃん、置いていくなんてひどい」
「うん、そう」
 若いメイドさんにみちびかれタマ・水無ミナの二人が現れた。

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