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3.喜多村本家に居候
143.愉しく子作りゲーム
しおりを挟む『おい、次どうする?──』
どうするって? お~い、ど~なってる? 終わり?
『──お待たせしました。次は、チドリ・ステージです。斎木似のゾンビを倒しましょう!』
『ちょっと待って。疲れたから休ませて?』
『仕方ありませんね~──』
ほっ、少し休めるよ。
『──お注射しますね~?』
『は? お注射……って、なに』
『ほらあの、すぐ元気になる注射です』
は~、アレか~? 心臓に負担掛かるんだよな~、アレ。
『ちゃんと動くのが分かったんだから、もういいんじゃない?』
『たくさんステージを作ったから楽しんでくれ、って聞いてますので』
いらない拘り持ってるね、サキちゃん。お? お~、昂ってきた~……。ヤってやるぜ!
『今度は、市街戦?』
『そうです。インターレースでマップが表示されているでしょう? 赤い光点がボスゾンビ・チドリです』
『そこへ向かって行けばいいのね?』
『それまでにザコゾンビが襲ってきます。お気をつけて』
『了解』
ボクは襲いくるゾンビを倒して倒して倒しまくってボスを目指す。このステージでは、追加されたアサルトライフルでゾンビどもを薙ぎ倒していく。
リロード──弾丸補給しなくても次々撃っていけるので残弾を気にせずに撃ちまくれて爽快。
一応、リロード──射線を外し銃を起こすと、装弾の種類も変更できるらしい。でも、全然必要性を感じずそのまま通常弾(ホローポイント弾)で続ける。
光点が示す建物に入り一階一階攻略していき、最上階に待つチドリゾンビと対峙する。
『こいつは、逃げますから気をつけて』
『了解』
って、行動がイヤらしい。照準すると逃げるのであまり当てられない。
死角に回って攻撃してくる。攻撃を受けるとこちらも徐々に動きが悪くなり、ますます中らなくなる。
それでも……。
『これでトドメだ!──う!……あひゃあ……あ、あ……』
何十と弾丸を撃ち込み、倒れ伏すチドリゾンビにランチャーで止めを刺す。そして襲いくる快感。
『──これ、止めて、欲しい……。動けなくなる……』
『快感に呑まれながらも動けるようになりましょう。そうすれば男が上がります』
『別に……上がらなくていい……』
『そう言わず……。次は誰が?──』
まだ、やるの~?
『──次は、ミドウ・ステージ。ピックアップトラックで移動中の荷台から迎撃してください。ボスは歩鳥ゾンビです』
『へいへい』
今度は荷台に固定された機関銃で前方のゾンビを薙ぎ払いながら延々走っていく。
特にゾンビは倒さなくてもいいみたい。トラックが轢き殺している。
『ボーナスステージか?』
『まあ、そうですね~。あ、来ました。進路にふさがるトラックに乗るのがボスです』
『エイ! エイ!』
ボスが荷台に載せたガレキやらレンガやらを投げてくる。それを避けつつ弾を食らわせる。
『食らえ!』
弾丸を浴びせ続けてボスがうなだれたところにランチャーでとどめを刺す。
命中すると進路をふさいでいたトラックが逸れ道路から外れて横転し炎上する。
『終わった~……』
『クリアです。次は──』
『もう、いい加減にしてほしい』
『──わたくしです。笹、あとを頼む』
『引き継ぎました笹です。次はサラサ・ステージ。ボスは、気更来ゾンビです』
次のステージは草原。腰丈の草が生い茂るフィールドで、その草に隠れて近づいてきては攻撃してくる。
マップで位置は表示されてるけど、草の上に姿を現さないと攻撃が通らないイヤらしさ。しかもその攻撃が銃、アサルトライフルなんてズルいゾンビなんだ。
だから右に左に回り込む光点に向きつつ、姿を現すとその攻撃を避けつつ攻撃しないといけない。
『終わった?』
かなりの銃弾を浴びせ動きが止まった。光点を目安にそのポイントへゆっくり進む。一応、ランチャーに持ち替える。
『うわっ!』
もう少しで姿を確認できる距離で立ち上がり突撃してくる気更来ゾンビにランチャーを発射。
ビビって照準が甘くなりとどめにならず、まだ向かってくるボスにもう一発、発射!
『今度こそ終わった?……』
一発目の快感のなか、照準が上手くゆかず直前で二発目を極めた。
『危なかった……』
二発の快感で立ってられずその場に倒れ伏す。身体を転ばせて仰向けで草原に横たわる。
『おめでとうございます。クリアです。今夜はこれまでといたしましょう』
『……うん。疲れた、もうだめ』
今夜は、ってのは聞き捨てならないけど……
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