妄想日記2<<BEGINS>>

YAMATO

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Chapter4(晩夏編)

Chapter4-③【You're My Best Friend】

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『グチュ!グチュ!』
アナルを突く度に、イオリの中に残るザーメンが卑猥な音を立てた。
雄の饐えた臭いが、ゴウの鼻孔を刺激する。
徐々にオーガズムが近付く。
自然と腰を振るスピードが増していた。
イオリの尻をがっちり掴むと、全身を預ける。
最後の一滴まで搾り出すと、気持ちは不快感へ傾いていく。
一刻も早くシャワーを浴び、写真をチェックしたい。
「下ろしてやれ。ホテルに戻る。」
ゴウはレザーのベストを着る事なく、部屋を後にした。
 
部屋に唯一存在する音は、重厚な音楽だけだった。
ジョージはイオリを下ろすと、マスクを外す。
イオリは気を失ったままだ。
ペニスの付け根に紫の血が滲んでいる。
マスクを取ると、舌でその血を拭う。
親猫が怪我をした小猫を、介抱する様に。
「気絶しちゃったんだ…。」
イオリは股間の痛みで目を覚ます。
舌を這わすジョージの姿が目に入る。
「そんな事しなくていいよ。」
イオリはジョージの顎を持つと、唇を押し付けた。
ラバー越しでなく、直に触れた唇から唾液の交換をする。
アナルに残るザーメンと、口から受け入れた唾液でジョージの存在を強く感じた。
「お前のザーメンが欲しいんだ。
出せるか?」ジョージも同じ気持ちらしい。
萎えた亀頭を丸呑みした。
痛みは薄れ、快楽の波が押し寄せる。
マラが力を取り戻す。
同時にジョージの口から呻き声が漏れる。
苦しいのかと、ジョージの顔を覗く。
恍惚としたジョージは息苦しさの中で、快楽を貪っていた。
 
『ジョージはイオリと同じだ。
苦悶の中でしか、悦楽を見出だせない。』
その連帯感が気持ちを更に惹きつける。
イオリを理解してくれるのはジョージしかいない。
「ケツマンに欲しいんだ。」
上目遣いジョージが訴えった。
「射精していいですか?」
イオリは許可を求める。
「ああ、いいぜ。俺の中にぶっ放せ!」
ジョージは自ら両足を抱え、アナルを開く。
綺麗なアナルローズが現れた。
「凄く綺麗だ…。」
筋肉に包まれたローズは、桃源郷に咲く花の様だ。
イオリは舌を這わせ、視覚と味覚でその花を愛でた。
刺激を与えたローズは更に蕾を膨らます。
次々と中から盛り上がり、満開となった。
「早くくれよ…。」
ジョージが哀願する。
イオリはマラをゆっくりと押し込む。
綺麗なローズが散らない様に。
イオリが突く度にチェーンが鳴る。
QUEENのアップテンポな曲調に合わせ、腰を振る。
ジョージの首輪に付いた鎖も同調した。
狭いケージの中で、イオリは生まれて初めてシンパシーを感じた。
イオリは抜かずに二度射精した。
初めての経験だ。
性欲が止め処なく生じる。
二匹の雄は体内に互いの体液を感じても、欲望は尽きない。
相手のアナルに口を寄せ、汁を啜った。
 
翌日、ゴウは昼過ぎに現れた。
「今日はこれを使え。」
ケージに放り込まれたのは巨大なウナギだった。
ジョージは使い慣れたウナギを器用にアナルへ挿入していく。
反対側をイオリに押し込むが、ビギナーには受け入れ難いサイズだ。
アナルはそれを断固拒絶した。
「連結出来たら、褒美をやる。」
ゴウがコンビニの袋を揺らす。
空腹のジョージは入らないウナギに苛立ちを覚えている。
強引に押し込むが、暴れるウナギは手からすり抜けた。
ジョージはアナルに舌を押し付け、大量の唾液を送り込む。
再びトライするが、ジョージからウナギが抜けてしまう。
焦るジョージはイオリをまんぐり返しの体勢にし、ペニスを押し込む。
身震いすると、放尿を始めた。
溢れる小便がイオリの顔を濡らす。
イオリはそれを飲み込み、リラックスを試みる。
拒むアナルが憎らしい。
ジョージの腹が鳴る。
申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
巨大なヘッドがアナルに当たり、満たされた小便が溢れ出す。
大きく息を吐き出し、広がるアナルをイメージしてみた。
ひと押しする度に小便の中へ沈んでいくのが分かる。
それを数回繰り返すと、亀頭部分が通過した。
イオリは悲鳴を必死に飲み込む。
零れた小便が涙を流す。
アナルが張り裂けそうだが、真一文字に口を結んだ。
 
 
(つづく)
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