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Chapter4(傾斜編)
Chapter4-④【Summer Dreamer】
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先程見たディルドだ。
握り締め、親指と中指の隙間を確認する。
ホクトの一物を掴んだ時の間隔と一致した。
ひっくり返し、値札を探す。
裏に張ってある『12,000』を見て、更に震えが大きくなった。
「次はこのペニスサックに着替えて。」
店員の声で我に返る。
「これ穿くのか?
えげつないな。」
「そう、このシリーズがサマーシーズンの売りなの。
これでプールやビーチに行ったら、注目の的よ。」
「その前に通報されるけどな。」
呆れ顔のテツオは躊躇なく、スパッツを脱ぐ。
ペニスが天空に聳え立つ。
やはり貞操具は外していた。
最初に手に取ったビキニだ。
唾を飲み込み、テツオの勇姿を見守る。
「ちょっと起ちが悪いわ。
ギンギンじゃないと、売り上げが落ちるの。
バイト代払うんだから、シャキッとしなさいよ。」
「疲れたんだよ。
だったら少し休ませろ。」
不服を口にしたテツオは勝手に奥へ入って行った。
「もう勝手なんだから。
てっちゃんは何時もあんな感じ?」
店員が寄ってきた。
「ええ、付き合っても変わらないです。
自分勝手で、独り善がりです。」
「あらっ、あなたもそう思う?
アタシ達、気が合いそうね。」
店員の手がシオンの股間に伸びる。
咄嗟に腰を引く。
「結構、ウブなのね。
だったらもっと良い物を見せてあげるわ。」
店員はウインクすると、奥へ向かう。
「そうそう、あなたとは気が合いそうだから、今日は特別に20%引いてあげるわ。
沢山買った方が特よ。
今日だけだから。」
店員の言葉が財布の紐を緩めた。
「ねー、こっちいらっしゃいよ。」
奥から声がした。
その声の聞こえる方へ行ってみる。
小さな部屋には段ボールが山積みになっていた。
そこに簡易ベッドが置いてあり、テツオが座っている。
「じゃあ、これからギンギンしてあげるわ。」
テツオを見下ろした店員が言う。
「今日はいいって、言ってんだろ。」
「あらっ、痩せ我慢しちゃって。
それとも友達の前だから?」
「そんなんじゃ、ねぇよ。」
テツオがちらっとシオンを見た。
「図星の様ね。
だけど友達に見られると、新たな快楽が得られるわよ。
特にてっちゃんみたいな見られ好きはね。」
店員が段ボールの一つから荒縄を取り出す。
『えっ、まさか?』
シオンは二人を見守る。
テツオは抵抗する事なく、縛られていく。
店員は梱包する様に要所要所で力を加える。
食い込んだ縄が筋肉を赤く染めた。
浮かび上がった血管が美しい。
それに伴いペニスに力強さが増していく。
「あら、何だかんだ言っても、身体は正直ね。
もうこんなにギンギンじゃない。」
縛り終えた店員は撮影を再開した。
「これなら売り上げは倍増ね。」
シャッター音が鳴り止まない。
『部長じゃなかったのか。』
変な安心感を覚え、シオンの手は自然と己の股間へ向かっていた。
「変な所、見せちゃったな。」
帰り際、テツオがボソッと言った。
返す言葉が見付からない。
「シオンがさっき自分が抑えきれなくなると言っただろ。
俺も同じなんだ。
精子が身体中を暴走するんだ。」
「うん、分かる。」
雑踏の中で二人は別世界にいた。
クラクションも遠くで聞こえる汽笛の様だ。
その汽笛が一段と大きくなる。
悲鳴が現実に引き戻す。
眩しさに目を細める。
斜めになったヘッドライトが一直線に向かってきた。
光の輪の中にいたのはシオンだ。
『そっか、夢は逆になるんだった。
肝心な事を忘れてたな。』
その場で立ち尽くしたシオンは腕でライトを遮る事しか出来ない。
スリップするタイヤの音が間近に迫ってきた。
(つづく)
握り締め、親指と中指の隙間を確認する。
ホクトの一物を掴んだ時の間隔と一致した。
ひっくり返し、値札を探す。
裏に張ってある『12,000』を見て、更に震えが大きくなった。
「次はこのペニスサックに着替えて。」
店員の声で我に返る。
「これ穿くのか?
えげつないな。」
「そう、このシリーズがサマーシーズンの売りなの。
これでプールやビーチに行ったら、注目の的よ。」
「その前に通報されるけどな。」
呆れ顔のテツオは躊躇なく、スパッツを脱ぐ。
ペニスが天空に聳え立つ。
やはり貞操具は外していた。
最初に手に取ったビキニだ。
唾を飲み込み、テツオの勇姿を見守る。
「ちょっと起ちが悪いわ。
ギンギンじゃないと、売り上げが落ちるの。
バイト代払うんだから、シャキッとしなさいよ。」
「疲れたんだよ。
だったら少し休ませろ。」
不服を口にしたテツオは勝手に奥へ入って行った。
「もう勝手なんだから。
てっちゃんは何時もあんな感じ?」
店員が寄ってきた。
「ええ、付き合っても変わらないです。
自分勝手で、独り善がりです。」
「あらっ、あなたもそう思う?
アタシ達、気が合いそうね。」
店員の手がシオンの股間に伸びる。
咄嗟に腰を引く。
「結構、ウブなのね。
だったらもっと良い物を見せてあげるわ。」
店員はウインクすると、奥へ向かう。
「そうそう、あなたとは気が合いそうだから、今日は特別に20%引いてあげるわ。
沢山買った方が特よ。
今日だけだから。」
店員の言葉が財布の紐を緩めた。
「ねー、こっちいらっしゃいよ。」
奥から声がした。
その声の聞こえる方へ行ってみる。
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「じゃあ、これからギンギンしてあげるわ。」
テツオを見下ろした店員が言う。
「今日はいいって、言ってんだろ。」
「あらっ、痩せ我慢しちゃって。
それとも友達の前だから?」
「そんなんじゃ、ねぇよ。」
テツオがちらっとシオンを見た。
「図星の様ね。
だけど友達に見られると、新たな快楽が得られるわよ。
特にてっちゃんみたいな見られ好きはね。」
店員が段ボールの一つから荒縄を取り出す。
『えっ、まさか?』
シオンは二人を見守る。
テツオは抵抗する事なく、縛られていく。
店員は梱包する様に要所要所で力を加える。
食い込んだ縄が筋肉を赤く染めた。
浮かび上がった血管が美しい。
それに伴いペニスに力強さが増していく。
「あら、何だかんだ言っても、身体は正直ね。
もうこんなにギンギンじゃない。」
縛り終えた店員は撮影を再開した。
「これなら売り上げは倍増ね。」
シャッター音が鳴り止まない。
『部長じゃなかったのか。』
変な安心感を覚え、シオンの手は自然と己の股間へ向かっていた。
「変な所、見せちゃったな。」
帰り際、テツオがボソッと言った。
返す言葉が見付からない。
「シオンがさっき自分が抑えきれなくなると言っただろ。
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『そっか、夢は逆になるんだった。
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その場で立ち尽くしたシオンは腕でライトを遮る事しか出来ない。
スリップするタイヤの音が間近に迫ってきた。
(つづく)
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