妄想日記1<<ORIGIN>>

YAMATO

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Chapter19(合コン編)

Chapter19-①【3月の雪】

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三月に入り、三寒四温を繰り返す。
雪が降ったかと思うと、翌日は汗ばむ陽気になり辟易する。
ただ確実に季節が動いている事を実感できた。
時の経過は着実にクリスマスへ近付いている事を意味している。
そんな暖かな土曜日の午後、トレーニングを終えてカフェで時間を潰す。
軒下には昨日積もった雪がまだ残っている。
「あー、暇だぁ。」特にする事がない週末だった。
聞きなれたメロディが流れ、ポケットからスマホを出す。
「あっ、ユーキ。
ねっ、ねっ、今日空いてない?」
かなり焦っている様子だ。
「暇はしてるけど。」
素直に答える。
「これからスポユニ合コンするんだけどさ。
一人ドタキャンがあって、メンバー探しているんだ。
一生のお願い、参加して。」
甘えた声がスマホから漏れる。
困った顔のユーキが安易に想像出来た。
「でも面倒臭いな。」
今の正直な気持ちだ。
カオルがタイに戻ってから、そんな気持ちにならない。
「そこをなんとか!
これでタイ旅行の一件はなかった事にするからさ。」
ユーキは古い話を持ち出す。
「忘れてたくせに。分かったよ。」
思わず笑ってしまう。
「でも、今出先だから、スポユニなんて持ってないよ。
ジムで着ていたのは汗だくだし。」
これ位の言い訳で諦める訳ないが、とりえあず付け加える。
「大丈夫。俺が飛び切りエロいの持って行くから。」
ユーキは早口で話すと、待ち合わせ場所を指定した。
見知らぬ人の中で過ごす事に憂鬱さを覚える。
「メンバーってさ…。」
質問をする前に通話は切れていた。
 
待ち合わせのホテルに着いたのは15分も前だ。
ロビーでスマホを弄っていると、直ぐにユーキが現れた。
「あれ、珍しく早い到着じゃん。」
「まあね。それより無理言ってゴメン。
三対三だから、背に腹は替えられなかったんだ。」
ユーキが神妙に頭を下げる。
心情を知っているだけに、心苦しい様子だ。
「俺も暇潰しに丁度いいよ。
キョウヘイ、久し振り。」
ユーキの隣にいたキョウヘイに声を掛けた。
ユーキの実弟で、たまにクラブで見掛ける。
兄弟でゲイなんて、両親の悲しみは計り知れない。
「ヤマトさんに会うの、めちゃ久し振りだよね。
年末のクラブでもすれ違いだったし。」
ジャージ姿のキョウヘイが笑顔で答えた。
 
ユーキが部屋番号を確認し、ノックする。
内鍵の開く音がして、ドアが開く。
「おう、ユーキ待ってたぞ。
さあ、入れよ。」
浅黒い精悍な男が迎え入れてくれた。
「セイジ、オハヨー!」
ユーキは気軽に挨拶する。
照明の落ちた部屋は淫靡な雰囲気だ。
テーブルを挟んで、ソファーと一人用の椅子三脚がセッティングされていた。
既に一人用の椅子には二人が座っている。
「ユーキ達はそっちに座ってくれ。」
セイジは最後の一人用の椅子に座ると、ソファーを指差す。
「では、全員が揃ったので、スポユニ合コンを開始します。
司会は僭越ながら、私セイジが行います。
決して精子ではないので、お間違いない様に。」
ギャグを交えた宣誓が、セイジによって述べられた。
「先ずは乾杯しよう。」
セイジはビールを持つと、皆のグラスに注ぐ。
それぞれがグラスを持つ。
「乾杯!」全員が声を合わせ、手を掲げた。
「では、自己紹介タイム!
プロフィール並びに持って来たウエアを紹介して下さい。
最初にSチームの私から行います。」
体育会系らしく、セイジはテキパキと進行していく。
「私セイジは学生時代は水球部に所属しておりました。
現在はライフセーバーとして、皆様の安全を見守っています。」
滑らかな紹介を終えると、敬礼した。
自然に笑みが零れる。
セイジは30才前後だろう。
強い眼力が印象的だ。
「今日は当時使用していたポロパンを持って来ました!」
セイジは話しながら、ポケットから出したポロパンを広げた。
「き、が、え!」ユーキが着替えコールを発する。
「き、が、え!」手拍子と共に皆がコールに参加した。
セイジが陽気に腰を振り、ジャージを下ろす。
勿体振りながら、ジャージとTシャツを脱いでいく。
ビキニ一枚になると、両サイドを上げ下げする。
剛毛が見え隠れした。
「一気に脱いじゃえ!」ユーキが茶々を入れる。
既にグラスは空だ。
「セ、イ、シ!」コールが変わる。
ビキニを下ろすと、剛毛の中にダラリとしたペニスが現れた。
セイジは脱いだビキニを振り上げる。
頭上でクルクル回して、皆を煽った。
 
 
(つづく)
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