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Chapter7(女優編)
Chapter7-⑦【Don't Stop Me Now】前編
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不自由さは何かに巻かれている様だ。
『俺は物じゃない。
梱包なんかにしやがって!』
手首を動かしてみるが、がっちり巻かれたテープは微動だにしない。
「だったら試させてもらうだけだ。
コウキ、勝った褒美だ。
好きにしろ。
但し、売り物だから外見は傷付けるな。」
大園の言葉により、人が動く気配がした。
「社長の許可出た。
好きにさせてもらうぞ。
おい、いつまで寝てるんだ!」
後頭部を押され、顔から砂に突っ込む。
「アナルは充分に拡張してあります。
刺激は殆ど感じないでしょう。」
砂の中でテツヤの声を聞く。
「だったら拳を使っても良いぞ。
お前の好物だろ。」
「えっ、良いんですか?
壊れても知らないですよ。」
ワタルはコウキの張り手を思い出す。
顔を覆い尽くす馬鹿デカい掌を。
だが怯む事はない。
臨戦態勢を整えるだけだ。
「流石に出血は不味いでしょう。
これを挿入してからにして下さい。」
砂を踏み締める足音が近付く。
すっかり慣れた瓶の口がアナルに刺さる。
芳しいオリーブオイルの香りが漂い、ねっとりした流れが腸内を満たす。
「さあ、完了です。
お好きな様にどうぞ。」
足音が遠ざかっていく。
瓶の代わりに、大きな異物が混入してきた。
大腿に力を入れて、スクワットだと思う。
炎天下のトレーニングに比べれば、楽な物だ。
すんなり挿入を許し、自ら尻を突き出す。
「おおっ、すげえ!
全く抵抗ないっすよ!」
上擦った声が響く。
胎内での手の動きが見ている様に分かった。
開いて、閉じるを繰り返している。
既に肘迄入っていた。
それすら分かる。
その研ぎ澄まされた感覚は一滴の先走りも伴わない。
「ケツは大丈夫そうだな。
次はペニスだ。
コウキ、股がってみろ。」
「でもこの貞操具が邪魔です。」
「外したくれ。」
大園の依頼にテツヤは反応しない。
「おい、早くしろ!」
「しかしそれを外すのは…。」
「おい、まさかぺニスは処置を施してないのか?」
テツヤの言葉を大園の怒声が飲み込んだ。
「いや、処置は充分に施しております。
ただ…。」
「ただ何だ?
良いから、とっとと外せ!」
溜め息と共に再び足音が歩み寄る。
六角が回る事で、ケージの圧迫が緩まっていく。
ケージが外れた。
ストレスから開放されたぺニスにパワーが集中していく。
血管が切れたと思う程、局部に血流が集まった。
ここに来てからの鍛錬の成果がすさまじい事を知る。
自分の身体が制御出来ない。
いや、今迄と同じ行動をしても、結果が全然違っている。
その差が分からなかった。
コウキが恐る恐るアナルに亀頭を宛がう。
ゆっくりと、これ以上ない位ゆっくりと、ペニスを飲み込んでいく。
ワタルはその労力を呆気なく、蹴散らす。
一気に腰を上げたのだ。
「ぐわぁ!」
雷鳴に似た悲鳴が轟く。
ワタルの脳裏に破裂したアナルが浮かんだ。
真っ赤に染まったアナルは美しい夕日と重なった。
(つづく)
『俺は物じゃない。
梱包なんかにしやがって!』
手首を動かしてみるが、がっちり巻かれたテープは微動だにしない。
「だったら試させてもらうだけだ。
コウキ、勝った褒美だ。
好きにしろ。
但し、売り物だから外見は傷付けるな。」
大園の言葉により、人が動く気配がした。
「社長の許可出た。
好きにさせてもらうぞ。
おい、いつまで寝てるんだ!」
後頭部を押され、顔から砂に突っ込む。
「アナルは充分に拡張してあります。
刺激は殆ど感じないでしょう。」
砂の中でテツヤの声を聞く。
「だったら拳を使っても良いぞ。
お前の好物だろ。」
「えっ、良いんですか?
壊れても知らないですよ。」
ワタルはコウキの張り手を思い出す。
顔を覆い尽くす馬鹿デカい掌を。
だが怯む事はない。
臨戦態勢を整えるだけだ。
「流石に出血は不味いでしょう。
これを挿入してからにして下さい。」
砂を踏み締める足音が近付く。
すっかり慣れた瓶の口がアナルに刺さる。
芳しいオリーブオイルの香りが漂い、ねっとりした流れが腸内を満たす。
「さあ、完了です。
お好きな様にどうぞ。」
足音が遠ざかっていく。
瓶の代わりに、大きな異物が混入してきた。
大腿に力を入れて、スクワットだと思う。
炎天下のトレーニングに比べれば、楽な物だ。
すんなり挿入を許し、自ら尻を突き出す。
「おおっ、すげえ!
全く抵抗ないっすよ!」
上擦った声が響く。
胎内での手の動きが見ている様に分かった。
開いて、閉じるを繰り返している。
既に肘迄入っていた。
それすら分かる。
その研ぎ澄まされた感覚は一滴の先走りも伴わない。
「ケツは大丈夫そうだな。
次はペニスだ。
コウキ、股がってみろ。」
「でもこの貞操具が邪魔です。」
「外したくれ。」
大園の依頼にテツヤは反応しない。
「おい、早くしろ!」
「しかしそれを外すのは…。」
「おい、まさかぺニスは処置を施してないのか?」
テツヤの言葉を大園の怒声が飲み込んだ。
「いや、処置は充分に施しております。
ただ…。」
「ただ何だ?
良いから、とっとと外せ!」
溜め息と共に再び足音が歩み寄る。
六角が回る事で、ケージの圧迫が緩まっていく。
ケージが外れた。
ストレスから開放されたぺニスにパワーが集中していく。
血管が切れたと思う程、局部に血流が集まった。
ここに来てからの鍛錬の成果がすさまじい事を知る。
自分の身体が制御出来ない。
いや、今迄と同じ行動をしても、結果が全然違っている。
その差が分からなかった。
コウキが恐る恐るアナルに亀頭を宛がう。
ゆっくりと、これ以上ない位ゆっくりと、ペニスを飲み込んでいく。
ワタルはその労力を呆気なく、蹴散らす。
一気に腰を上げたのだ。
「ぐわぁ!」
雷鳴に似た悲鳴が轟く。
ワタルの脳裏に破裂したアナルが浮かんだ。
真っ赤に染まったアナルは美しい夕日と重なった。
(つづく)
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