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Chapter6(推しの子編)
Chapter6-⑪【マドンナの選択】
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「私はヒュウガさんの全てを受け入れます。
いえ、あなたの全てが好ましいのです。
これが、私のヒュウガさんに拘る理由です。」
ショーンの訴えが耳に優しい。
「ルネサンス期、大きな男性器は忌み嫌われていました。
青年の若々しい肉体に、それはグロテスクに映ったからです。
私の美意識はあなたの肉体に惹かれるのです。
ミケランジェロの完璧な作品の様なあなたの身体に。」
立ち話も何ですから、そこの公園へ行きましょう。」
とても小さな公園で動物の乗り物と滑り台しかない。
ベンチに並んで座る。
「リヒトはヒュウガさんの表だった願望は叶えてくれるでしょう。
しかし深層に潜む、本当に欲しい物は与えてくれません。」
「深層?本当に欲しい物?」
それの指す意味が分からない。
「これです。」
拳が鳩尾に食い込んだ。
「うっ…。」
腹を押さえ、ポカンと見上げる。
「こんな事はリヒトに出来ないでしょう。」
振り上げた手が頬を狙い打つ。
『パシン!』
強まる風に身体が揺れた。
「これに着替えなさい。
あなたの本当の願いを叶えてあげます。」
ベンチに衣装が放り投げられた。
思考が止まったまま、服を脱ぐ。
「お気に召してくれた様で嬉しいです。」
スパッツの下に穿いていたプロテクターを見て、ショーンが微笑む。
ファールカップがリヒトの視線から守ってくれた。
このお陰で、コンプレックスがばれずに済んだ。
初めてその心馳せを知った。
プロテクターも脱ぎ、全裸を晒す。
ショーンの前ならそれが可能だった。
ゴムバンドが睾丸を締め付ける。
そそり起つマラは親指程度だ。
「素晴らしい。
なんて愛らしいのでしょう。
この造形美は神に匹敵します。」
大きく開いた口に糸が引く。
竿と睾丸と飲み込むと、瞳を閉じた。
うっとりとした表情で舌を動かす。
小さな衣装に足を入れる。
ショーンが肩紐を引き上げ、そこに両手を通す。
レディースの競泳水着だ。
それにハイソックスを穿き、ゴーグルを装着する。
タイトなウェアの中で筋肉が藻掻く。
その股間の盛り上がりは悲しい程、小さい。
「眩い程の筋肉…。
性別を越えた神の域です。
さあ、神の申し子よ、私に仕えなさい。
あなたの望みを全て叶えましょう。」
この貧相な性器を褒め称えてくれた。
「もう何も失いたくないのです。」
「安心して下さい。
私はあなたの側にいます。
いつまでも、永遠に。」
その言葉が心に染み入る。
強い風の所為で雲の流れが早い。
公園を照らしていた月が覆われた。
街灯はなく、闇が支配する。
薄くなった雲から月が姿を表す。
その中に顔が重なる。
丸で後光が射している様だ。
ショーンもまた全裸になっていた。
初めて見る肉体美は圧倒的で、畏れ多い。
膝を地面に付け、顔を下げる。
ただ一つ覆う物があった。
股間で光るシルバーだ。
「これは何でしょうか?」
「マイクロケージです。」
邪悪な者を封印するかの如く、神聖な輝きを放っている。
「何故、装着されているのですか?」
「罪を繰り返さない為に、科しております。
一つの原罪は次の罪を生みます。
それを絶ち切るには贖罪が必要なのです。」
罪とはリヒトを生ませた事なのか?
「触れても宜しいですか?」
凄まじい臭気が辺りに漂う。
風が吹き飛ばすが、次々に発生する臭気は無尽蔵だ。
思い切り吸い込むと、意識が遠退く。
伸ばした手が触れる前に闇が全身を覆っていた。
(完)
いえ、あなたの全てが好ましいのです。
これが、私のヒュウガさんに拘る理由です。」
ショーンの訴えが耳に優しい。
「ルネサンス期、大きな男性器は忌み嫌われていました。
青年の若々しい肉体に、それはグロテスクに映ったからです。
私の美意識はあなたの肉体に惹かれるのです。
ミケランジェロの完璧な作品の様なあなたの身体に。」
立ち話も何ですから、そこの公園へ行きましょう。」
とても小さな公園で動物の乗り物と滑り台しかない。
ベンチに並んで座る。
「リヒトはヒュウガさんの表だった願望は叶えてくれるでしょう。
しかし深層に潜む、本当に欲しい物は与えてくれません。」
「深層?本当に欲しい物?」
それの指す意味が分からない。
「これです。」
拳が鳩尾に食い込んだ。
「うっ…。」
腹を押さえ、ポカンと見上げる。
「こんな事はリヒトに出来ないでしょう。」
振り上げた手が頬を狙い打つ。
『パシン!』
強まる風に身体が揺れた。
「これに着替えなさい。
あなたの本当の願いを叶えてあげます。」
ベンチに衣装が放り投げられた。
思考が止まったまま、服を脱ぐ。
「お気に召してくれた様で嬉しいです。」
スパッツの下に穿いていたプロテクターを見て、ショーンが微笑む。
ファールカップがリヒトの視線から守ってくれた。
このお陰で、コンプレックスがばれずに済んだ。
初めてその心馳せを知った。
プロテクターも脱ぎ、全裸を晒す。
ショーンの前ならそれが可能だった。
ゴムバンドが睾丸を締め付ける。
そそり起つマラは親指程度だ。
「素晴らしい。
なんて愛らしいのでしょう。
この造形美は神に匹敵します。」
大きく開いた口に糸が引く。
竿と睾丸と飲み込むと、瞳を閉じた。
うっとりとした表情で舌を動かす。
小さな衣装に足を入れる。
ショーンが肩紐を引き上げ、そこに両手を通す。
レディースの競泳水着だ。
それにハイソックスを穿き、ゴーグルを装着する。
タイトなウェアの中で筋肉が藻掻く。
その股間の盛り上がりは悲しい程、小さい。
「眩い程の筋肉…。
性別を越えた神の域です。
さあ、神の申し子よ、私に仕えなさい。
あなたの望みを全て叶えましょう。」
この貧相な性器を褒め称えてくれた。
「もう何も失いたくないのです。」
「安心して下さい。
私はあなたの側にいます。
いつまでも、永遠に。」
その言葉が心に染み入る。
強い風の所為で雲の流れが早い。
公園を照らしていた月が覆われた。
街灯はなく、闇が支配する。
薄くなった雲から月が姿を表す。
その中に顔が重なる。
丸で後光が射している様だ。
ショーンもまた全裸になっていた。
初めて見る肉体美は圧倒的で、畏れ多い。
膝を地面に付け、顔を下げる。
ただ一つ覆う物があった。
股間で光るシルバーだ。
「これは何でしょうか?」
「マイクロケージです。」
邪悪な者を封印するかの如く、神聖な輝きを放っている。
「何故、装着されているのですか?」
「罪を繰り返さない為に、科しております。
一つの原罪は次の罪を生みます。
それを絶ち切るには贖罪が必要なのです。」
罪とはリヒトを生ませた事なのか?
「触れても宜しいですか?」
凄まじい臭気が辺りに漂う。
風が吹き飛ばすが、次々に発生する臭気は無尽蔵だ。
思い切り吸い込むと、意識が遠退く。
伸ばした手が触れる前に闇が全身を覆っていた。
(完)
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