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Chapter7(空合編)
Chapter7-⑬【OCTAVE】
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「入れてきた?」
最初の挨拶はこれだった。
「いや、それが…。」
「えっ、入れてないの?
これマジ凄いよ。
魔法みたい。
やる気満々、今日も記録更新を狙うから。」
それは隆起する股間を見れば、一目瞭然だ。
「モチベーション上がらないって言ってたじゃん。
早く入れちゃいなよ。」
「それがさ、入らないんだ…。
こんな大きなの…。」
「へっ、大きいって、貰ったのは小さいサイズじゃなかった?」
「ソラには小さいかもしれないけど、初心者にはきついんだよ!」
キョトンとした顔を睨み付ける。
「えっ、アナル初心者なの?
人にはローター入れる癖に。
こっちへ来て。」
手を引かれ、トイレに連れ込まれた。
「こんな小さいの入らないなんて。」
ソラはリヒトから奪ったディルドに舌を這わす。
「きっ、汚いよ!」
伸ばした手が空を切る。
ソラは顔の向きを変えて、愛おしそうに頬張りだした。
ゆっくりと出したディルドに唾液が絡み付く。
「あの人が何百回と入れたハリガタだ。
汚いどころか、温もりを感じちゃうよ。」
「ソラさ、アナルにもあのデカいハリガタ入れてるんだろ?
痛くないのか?」
「ああ、あの人のを入れてる。
前後の穴をあの人に塞がれて、最高の気分なんだ。
さあ、尻を出してみ。
優しく入れてやるからさ。」
蛍光灯を浴びた唾液がキラキラと光る。
パンツを少し下げ、アナルだけを晒す。
そして便器を握ると、ぎゅっと瞼を閉じた。
固い先端が当たり、ゆっくり進入を試みている。
濡れている先端は何とか入った様だ。
だがその先が進まない。
一進一退を繰り返し、少しずつ前進していく。
「あっ、ヤバっ…。
こんなきついの久し振り…。」
肩に両手が乗り、身体が密着する。
両手…、って事はハリガタは持ってない?
そうすると、今入っている物は?
じゃあ、濡れているのは?
もしかして…、先走り…。
僕を見て、濡れてくれた。
そう思うと、ソラが一層愛おしくなる。
ソラの全てが欲しい。
ソラの全てを感じたい。
あのパンパンに張った亀頭を身体の中で感じたい。
下半身に意識を集中する。
昨夜の痛みとは違う。
昨日、ディルドと格闘した痛みは我慢出来るものではなかった。
傷口をナイフで抉られ、掻き回されている。
そんな耐え難い痛みだった。
だが今は違う。
傷口を掌で覆われている様だ。
「痛くない、痛くない…。
俺を感じれば痛くない…。」
背後で奏でられるメロディはお世辞も上手くない。
だが温かかった。
魔法に掛かった様に身体の力が抜けていく。
甘酸っぱい痛みを伴いながらも、パンパンに張った亀頭を中へ促す。
呼吸している如く、膨らむタイミングが分かる。
僕の中でソラが呼吸していた。
「俺が唄えば痛くない…。
ららら…。」
貰ったディルドはソラのペニスより小振りだ。
この調子なら、ディルドを入れる事は可能に思えた。
だがソラの様に入れたままトレーニングは無理だろう。
しかしソラのパートナーになるなら、乗り越えなければならない。
「ソラだと思えば痛くない…。
ららら…。」
「おっ、鼻歌出てじゃないか。
俺って、もしかして開発上手かも。
よし、ゆっくり動かすから、力抜いたままだぞ。」
その言葉を聞き、自ら尻を押し付ける。
亀頭を更なる奥で感じた。
痛みはとっくに快楽に変わっていた。
(つづく)
最初の挨拶はこれだった。
「いや、それが…。」
「えっ、入れてないの?
これマジ凄いよ。
魔法みたい。
やる気満々、今日も記録更新を狙うから。」
それは隆起する股間を見れば、一目瞭然だ。
「モチベーション上がらないって言ってたじゃん。
早く入れちゃいなよ。」
「それがさ、入らないんだ…。
こんな大きなの…。」
「へっ、大きいって、貰ったのは小さいサイズじゃなかった?」
「ソラには小さいかもしれないけど、初心者にはきついんだよ!」
キョトンとした顔を睨み付ける。
「えっ、アナル初心者なの?
人にはローター入れる癖に。
こっちへ来て。」
手を引かれ、トイレに連れ込まれた。
「こんな小さいの入らないなんて。」
ソラはリヒトから奪ったディルドに舌を這わす。
「きっ、汚いよ!」
伸ばした手が空を切る。
ソラは顔の向きを変えて、愛おしそうに頬張りだした。
ゆっくりと出したディルドに唾液が絡み付く。
「あの人が何百回と入れたハリガタだ。
汚いどころか、温もりを感じちゃうよ。」
「ソラさ、アナルにもあのデカいハリガタ入れてるんだろ?
痛くないのか?」
「ああ、あの人のを入れてる。
前後の穴をあの人に塞がれて、最高の気分なんだ。
さあ、尻を出してみ。
優しく入れてやるからさ。」
蛍光灯を浴びた唾液がキラキラと光る。
パンツを少し下げ、アナルだけを晒す。
そして便器を握ると、ぎゅっと瞼を閉じた。
固い先端が当たり、ゆっくり進入を試みている。
濡れている先端は何とか入った様だ。
だがその先が進まない。
一進一退を繰り返し、少しずつ前進していく。
「あっ、ヤバっ…。
こんなきついの久し振り…。」
肩に両手が乗り、身体が密着する。
両手…、って事はハリガタは持ってない?
そうすると、今入っている物は?
じゃあ、濡れているのは?
もしかして…、先走り…。
僕を見て、濡れてくれた。
そう思うと、ソラが一層愛おしくなる。
ソラの全てが欲しい。
ソラの全てを感じたい。
あのパンパンに張った亀頭を身体の中で感じたい。
下半身に意識を集中する。
昨夜の痛みとは違う。
昨日、ディルドと格闘した痛みは我慢出来るものではなかった。
傷口をナイフで抉られ、掻き回されている。
そんな耐え難い痛みだった。
だが今は違う。
傷口を掌で覆われている様だ。
「痛くない、痛くない…。
俺を感じれば痛くない…。」
背後で奏でられるメロディはお世辞も上手くない。
だが温かかった。
魔法に掛かった様に身体の力が抜けていく。
甘酸っぱい痛みを伴いながらも、パンパンに張った亀頭を中へ促す。
呼吸している如く、膨らむタイミングが分かる。
僕の中でソラが呼吸していた。
「俺が唄えば痛くない…。
ららら…。」
貰ったディルドはソラのペニスより小振りだ。
この調子なら、ディルドを入れる事は可能に思えた。
だがソラの様に入れたままトレーニングは無理だろう。
しかしソラのパートナーになるなら、乗り越えなければならない。
「ソラだと思えば痛くない…。
ららら…。」
「おっ、鼻歌出てじゃないか。
俺って、もしかして開発上手かも。
よし、ゆっくり動かすから、力抜いたままだぞ。」
その言葉を聞き、自ら尻を押し付ける。
亀頭を更なる奥で感じた。
痛みはとっくに快楽に変わっていた。
(つづく)
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