妄想日記8<<FLOWERS>>

YAMATO

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Chapter9(最愛編)

Chapter9-⑫【神様ヘルプ!】

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学生服は当時の26インチを穿き続けている。
毎日意味のないコスプレだと思っていた。
しかし高校生と変わらぬウエストをキープしていた事になる。
思わぬ副産物だ。
父親の大胸筋は更に膨らんでいて、ウエストはより細い。
このコミック的なエロティズムをソラは絶賛していた。
紐タンクの張り付いた大胸筋はレスラーの如くワイルドだ。
絞ったウエストに引っ掛かるハイレグのビキニはストリッパーの如く卑猥だと。
知らぬ間に、この二点のストロングポイントを引き継いでいた事になる。
もっと大胸筋を痛めつければ、父並みになる事は間違いない。
筋肉痛で胸がヒリヒリする。
今も大胸筋は大きくなろうとしている。
そして明日の朝は確実に大きくなっていた。
リョウキはどんなウエアで大胸筋を誇張させるのだろうか?
自分ならば、伸縮性のあるタンクトップを着せるだろう。
薄く伸びた生地が筋肉を覆い、頂点に乳首が君臨する。
男らしいさと卑猥さを併せ持ったウエアにゲイは惹かれた。
ヒョウガやソラも同じ傾向だ。
照れながらも着てくれ、満足げに鏡を見続けていた。
きっとリョウキも似ている事だろう。
 
「様々なウエアって?」
「それは言えないな。
リョウキさんに任せておけば、間違いないさ。
きっとその魅惑的な大胸筋をより引き立ててくれるよ。」
そうするとクロが着ていたタイトなシャツやタイツはリョウキの趣味なのかもしれない。
今迄は自分がヒュウガやソラをコーディネイトしてきた。
それは二人の魅力的な筋肉にエロティシズムを加えたい欲求の表れだ。
その欲求を自分に向けてくれる人がいたのだ。
「マナトは構わないのか?
僕が神様を占有しても。」
「ああ、仕方ない。
神様が最も愛したのが君ならばね。
また君みたいな奴に挑発してみるさ。」
マナトは神様から卒業したのだ。
漲る自信が笑顔から見て取れる。
 
「コンプレックスはなくなったの?」
笑顔に聞いてみる。
「いや、それがなくなることはない。
だけどそれを隠す必要はなくなったんだ。
決して多くはないけど、これを好いてくれる人がどこかにいるから。
その人を見付けるだけさ。」
「でも悪い奴が馬鹿にしてくるよ。」
「そんな奴には言わせておけばいい。
その方が褒めてくれる人が現れたら、一層愛おしくなるからね。
それに俺はMだから、言葉責めだと思えば興奮するかも。」
力強い返事が返ってきた。
神様の後押しはマナトを強くした様だ。
「もし神様に飽きたら、また踏んでくれないか?
強がってみたけど、そんな奇特な人はそう簡単に見付かりそうもないから。」
「ああ、勿論だ。
マナトは僕の恩人だ。
踏んで欲しくなったら、DMくれよ。
ここで幾らでも踏んでやるから。
おらっ、二度目が欲しいんじゃないか?」
ブーツの先でペニスを押す。
膨れた亀頭に力強さが戻っていた。
濡れたつま先でアナルを犯す。
「おおっ、たまんねーよ…。」
その声で股間が疼く。
やっぱり僕はSなんだ。
 
これからリョウキに会いに行く。
マイクロコックリングは外さない。
それが神様の望みだから。
そう、予言は当たったのだ。
神様は自分が戻って来る事を知っていた。
神様の言葉を直に聞きたい。
いつか卒業する日は来るだろうか?
その日が来る迄、制服を着なければならない。
でも責めるのは僕だ。
リョウキの口から洩れる呻き声を妄想する。
先走りは奔流となって、股間を濡らした。
 
(完)
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