妄想日記8<<FLOWERS>>

YAMATO

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Chapter16(刮目編)

Chapter16-③【乾杯】

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ラバーマンに男達が群がる。
四方から伸びる手にラバーマンは満足そうだ。
カネチカの豊満な肉体はラバー映えした。
小さめのスーツに押し込まれた、ふくよかな筋肉は爆発寸前の火山の様だ。
伸びきるラバーと締め付けるラバーが拮抗している。
その結果、大胸筋はより大きく、ウエストはより細く見えた。
まさにアメコミ映画から飛び出したヒーローだ。
そのヒーローを我が物にしようと、男達が奪い合う。
我先に貴重な部位を占有しようと、他人を足蹴にする。
小競り合いする男達を眺める視線は恍惚としていた。
この体験はカネチカにとって、プライスレスだろう。
金を払えば出来るものではない。
自分が仲介しなければ、成り立たないのだ。
カネチカの承認欲求を満たす為に、動画を撮り続ける。

暴君と化したカネチカは家臣を乱雑に扱う。
ペニスシースを咥える男の後頭部を押さえ付け、大胸筋に舌を這わす男の頬を打った。
今まで自分が奉仕していた行為を群がる男達が行っているのだ。
有頂天になるのも無理はない。
何人もの男達が一心不乱に尽くしてくれるのだから。

「あー、楽しかったな。
また頼むよ。」
饐えた臭いが個室に漂う。
ラバースーツの中に溜まっているのは汗だけではない。
何度も射精した筈だ。
雄の臭いをつまみにウイスキーが進んでいく。
一番安い物だが、ボトルを入れてくれた。
余程満足したのか、気が大きくなった様子だ。
概算でも十万円は越えている。
店外奉仕の五万円が大きく起因していた。
初めての大台突破だ。
カノンにとっても楽しい一日だった。

「カネチカさんはイケメンマッチョだから、SFも多いのでしょうね。
羨ましい限りです。」
ウイスキー割りを飲みながら、話を目当てに導く。
「まあ、ヤリ友は沢山いるけどな。
だけど贔屓にしてくれる客は片手程度だ。」
「だったら今度、その贔屓のお客様をここへお連れしたらどうですか?
その勇姿を見たら、更に太客になること間違いないでしょう。」
「そうかな?」
テーブルにスマホを置き、動画を再生する。
「あなたの勇姿に何人が魅了されたことでしょう。
ここに映っているだけで八人です。
他にもいましたから、十人以上があなたに触れたがっていたのです。
もしここでヒーローとなったあなたと時を過ごせば、もうあなたという沼から抜け出せないでしょうね。」
「なら、今度一人連れてくるよ。
エリート然とした、鼻持ちならないヤツだ。
いつも俺のことを見下しやがって。」
「だったら尚更、あなたの真の魅力を見せるべきです。
あなたの勇姿を見たら、その偉大なペニスにひれ伏しますよ。
下僕のようにね。」
グラスを目の高さに掲げる。
「ああ、そうだな。
あんたは俺のことが良く分かってるな。」
カネチカはニヤリと笑うと、グラスを重ねた。

(つづく)
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