妄想日記3<<RISING>>

YAMATO

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Chapter4(Remember You編)

Chapter4-⑨【星空の誘惑】

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「なあ、いいだろう?
俺をお前の匂いで狂わせてくれよ。」
ケンゴが外したケージに唇を押し付ける。
タカユキは唾液の滴るケージを丸ごと口に含み、新鮮な刺激臭を堪能した。
もうその煽動から逃れる術はない。
「ほら、嵌まったぞ。
これは俺が預かっておくぜ。」
目の前で鍵が揺れる。
「これで俺達はいつも繋がっていられるな。」
照れ顔のケンゴが言う。
この表情は誰も知らない筈だ。
「いつも?」
同じ単語を繰り返す。
「ああ、いつもだ。
俺、最初にお前を見た時に、ビビッと来たんだ。
ずっと探していた奴と、遂に巡り逢えたってな。
こっち来いよ。」
ケンゴが手を引っ張る。
街灯の届かない叢で押し倒された。
押し付けられた唇から唾液が送り込まれてくる。
それを喉を鳴らし、飲み込む。
ケンゴは馬乗りになると、熱り起つペニスを口に押し込んできた。
貞操具を外したペニスは凶暴極まりない。
息苦しさに涙が溢れた。
長い間、憧れ続けたペニスが口の中にある。
その思いが欲情を一層加速させた。
「おらっ!ハリガタを出せ。
そしたらこいつをお前の中にぶち込んでやるぜ!」
膨らんだ亀頭が更に口内の奥へ進む。
涙を流しながら、精一杯気張る。
アナルが目一杯広がっていく。
「うんん。」
塞がった咽頭から声が漏れる。
『ブチュ!』
アナルが発した卑猥な音を夜蜩が掻き消してくれた。
 
足首を高々と持ち上げられ、ペニスが突き立ててくる。
「おらっ!うぉらっ!」
荒々しい交尾に自我が崩壊していく。
『もうケンゴなしではいられない。
ケンゴの為なら何でもする。』
ケージから滴り落ちるザーメンが、自分の顔を濡らしている事にも気付かなかった。
「うおぉぉう!」
ケンゴが吠え、身体が引き寄せられる。
二人の間には一分の隙間もない。
精液が重力に任せて、体内に浸透していった。
荒い息のケンゴが隣に寝ている。
星が大分増えていた。
叢の湿った匂いが鼻孔を擽る。
「起きてるか?」
ケンゴが聞いてきた。
「ああ。カシオペア座を探してた。」
星空を見上げたまま答える。
「次はタイのビーチでやってやるよ。
それまで溜めておけ。」
身体を起こしたケンゴが頬にキスをした。
「さあ、そろそろ行くぞ。
近所に知り合いの居酒屋があるんだ。
そこで旅の話をしようぜ。」
ケンゴが夜空に向かって手を伸ばす。
 
「いらっしゃい!
おう、ケンゴか。
相変わらずエロさ全開だな!」
カウンターの中から声が掛かる。
ケンゴが連れて行ってくれた居酒屋はチェーン店ではなく、こじんまりとした隠れ家
的な感じだ。
「連れのあんちゃんも大層なガタイだな。
仕事中でなけりゃ、襲っているぜ。」
おしぼりを手渡してくれたマスターが豪快に笑った。
「マスターのイッキさんだ。
こっちは同僚のタカユキ。」
ケンゴが互いを紹介する。
「ど、どうも。」
自分の臭いが気になって、落ち着かない。
「へい、ビールお待ちぃ!」
カウンターから出て来たイッキが、肩越しにビールを置く。
目を丸くして、全身を眺める。
六尺を絞めた筋肉質の裸体に法被を羽織っていた。
今にも神輿を担ぎ出しそうな出で立ちだ。
「それにしてもフェロモン出まくりだな!」
イッキが背後から身体を密着させる。
「おう、雄汁の臭いがプンプンするぜ。」
後ろから伸びた手が、乳首を捉えた。
「こっちもコリコリしてるぜ。
あんちゃん、閉店まで待っててくれ。」
指先に力が籠る。
困り顔のタカユキを穏やかな眼差しが見守る。
「イッキさん、早く料理を作ってくれよ。
俺達、腹ぺこなんだ。
ちゃんと手を洗ってくれよな。」
ケンゴが苦笑したタイミングで引き戸が開いた。
 
 
(つづく)
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