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Chapter5(Pleasure&Pain編)
Chapter5-⑩【3 2 1】
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「ファイト!」
岩佐の掛け声で、アツヒロと仁藤がプールの中に入った。
二人共、前屈みの体勢で中央に歩み寄る。
しかし脚が滑るらしく、中々先に進まない。
仁藤が両手を掲げ、力比べを誘う。
アツヒロも両手を上げ、出された手をガッチリ掴む。
互いの力は拮抗し、二人の筋肉は見る見る赤く染まっていく。
均衡が徐々に崩れ崩れ出した。
上背のあるアツヒロに押され、仁藤の体勢が反り気味になる。
仁藤がアツヒロの足を払った。
バランスを崩したアツヒロがローションの中に倒れ込む。
派手に飛沫が飛んだ。
仁藤はすかさず上に覆い被さる。
アツヒロの白いシングレットが大量のローションを含み、筋肉を露わにした。
「ウオォ!!」
歓声が沸き起こる。
仁藤がアツヒロの顔に尻を押し付けた。
濡れた吊りパンで口を塞ぎ、呼吸をさせないつもりだ。
アツヒロは手足をばたつかせるが、仁藤はびくともしない。
背後から侵入したタクヤが、仁藤の後頭部を蹴り付けた。
しかし勢い余ったタクヤもプールの中に倒れ込んだ。
足が高く上がり、受け身が取れない。
「おい、コウタロウ!
早く来て、フォールしろ!」
後頭部を押さえた仁藤が怒鳴り付けた。
コウタロウがのそのそとプールに入って来る。
そして蹲るタクヤを見下ろすと、巨体を宙に浮かせた。
そのまま全体重をタクヤに預ける。
「グオッ!」
タクヤは呻き声を上げると、プールを三回叩いた。
ギブアップのサインだ。
呆気ない幕切れだった。
オイルプロレスは実力だけでない事を、タカユキは思い知る。
続いてコージとムサシがプールに入る。
ムサシは届け荷を紛失した責任を取らされ、転勤していた。
久し振りに現れたムサシは一段と黒く焼けている。
小さなローライズのボックスパンツがパツンパツンだ。
きっと今日もディルドを入れているのだろうと、つい笑ってしまう。
「ファイト!」
岩佐の声が響く。
ムサシがプールの中央に向かうが、コージは全く動かない。
更にムサシが間合いを詰める。
至近距離になったコージは背中を見せ、逃げ出した。
丸でスケートを滑る様にスピードに乗る。
「この野郎、逃げるな!」
ムサシはぎこちない歩みで後を追う。
しかし二人の差は開くばかりだ。
コージは上手くコーナーを周り、気付くとムサシの背後にいた。
ムサシが振り返った時には、もうコージの手がローライズのパンツに掛かっていた。
「ウリャ!」
掛け声と共に、パンツを一気に引きずり落とす。
「うわぁ!」
足が縺れたムサシは尻餅をつく。
高々と上がった足の付け根にディルドが覗く。
「ウオォ!!!」
歓喜の声にコージがガッツポーズで応える。
ムサシは必死に立ち上がろうとするが、手足が滑って思う様に立てない。
結局、這い蹲って自分のコーナーに逃げ帰る事を選んだ。
タッチしたハルヒコがコージを睨み付ける。
奇襲作戦は一度きりだ。
コージもとっととコーナーに戻ると、カズキにタッチした。
上背のあるカズキはバランスが悪い。
一歩歩いただけですっ転んだ。
「大丈夫か?」
コージが不安げに声を掛ける。
「うん、なんとか…。」
ローション塗れの顔が答えると、場内がドッと湧いた。
カズキも両手を広げ、力比べを挑む。
余裕の表情でハルヒコも両手を掲げる。
二人の両手がガッチリと握り合うと、誰もが思った。
ところがバランスの悪いカズキは掌を合わせる前にすっころんだ。
伸びた足がハルヒコの足を払う。
ハルヒコも体勢を崩し、カズキの上に倒れ込む。
咄嗟に避けた膝がハルヒコの鳩尾にヒットした。
「うっごお!」
ハルヒコは腹を押さえ、悶絶する。
「は、早くフォールしろ!」
ボッとしているカズキにコージが指図した。
(つづく)
岩佐の掛け声で、アツヒロと仁藤がプールの中に入った。
二人共、前屈みの体勢で中央に歩み寄る。
しかし脚が滑るらしく、中々先に進まない。
仁藤が両手を掲げ、力比べを誘う。
アツヒロも両手を上げ、出された手をガッチリ掴む。
互いの力は拮抗し、二人の筋肉は見る見る赤く染まっていく。
均衡が徐々に崩れ崩れ出した。
上背のあるアツヒロに押され、仁藤の体勢が反り気味になる。
仁藤がアツヒロの足を払った。
バランスを崩したアツヒロがローションの中に倒れ込む。
派手に飛沫が飛んだ。
仁藤はすかさず上に覆い被さる。
アツヒロの白いシングレットが大量のローションを含み、筋肉を露わにした。
「ウオォ!!」
歓声が沸き起こる。
仁藤がアツヒロの顔に尻を押し付けた。
濡れた吊りパンで口を塞ぎ、呼吸をさせないつもりだ。
アツヒロは手足をばたつかせるが、仁藤はびくともしない。
背後から侵入したタクヤが、仁藤の後頭部を蹴り付けた。
しかし勢い余ったタクヤもプールの中に倒れ込んだ。
足が高く上がり、受け身が取れない。
「おい、コウタロウ!
早く来て、フォールしろ!」
後頭部を押さえた仁藤が怒鳴り付けた。
コウタロウがのそのそとプールに入って来る。
そして蹲るタクヤを見下ろすと、巨体を宙に浮かせた。
そのまま全体重をタクヤに預ける。
「グオッ!」
タクヤは呻き声を上げると、プールを三回叩いた。
ギブアップのサインだ。
呆気ない幕切れだった。
オイルプロレスは実力だけでない事を、タカユキは思い知る。
続いてコージとムサシがプールに入る。
ムサシは届け荷を紛失した責任を取らされ、転勤していた。
久し振りに現れたムサシは一段と黒く焼けている。
小さなローライズのボックスパンツがパツンパツンだ。
きっと今日もディルドを入れているのだろうと、つい笑ってしまう。
「ファイト!」
岩佐の声が響く。
ムサシがプールの中央に向かうが、コージは全く動かない。
更にムサシが間合いを詰める。
至近距離になったコージは背中を見せ、逃げ出した。
丸でスケートを滑る様にスピードに乗る。
「この野郎、逃げるな!」
ムサシはぎこちない歩みで後を追う。
しかし二人の差は開くばかりだ。
コージは上手くコーナーを周り、気付くとムサシの背後にいた。
ムサシが振り返った時には、もうコージの手がローライズのパンツに掛かっていた。
「ウリャ!」
掛け声と共に、パンツを一気に引きずり落とす。
「うわぁ!」
足が縺れたムサシは尻餅をつく。
高々と上がった足の付け根にディルドが覗く。
「ウオォ!!!」
歓喜の声にコージがガッツポーズで応える。
ムサシは必死に立ち上がろうとするが、手足が滑って思う様に立てない。
結局、這い蹲って自分のコーナーに逃げ帰る事を選んだ。
タッチしたハルヒコがコージを睨み付ける。
奇襲作戦は一度きりだ。
コージもとっととコーナーに戻ると、カズキにタッチした。
上背のあるカズキはバランスが悪い。
一歩歩いただけですっ転んだ。
「大丈夫か?」
コージが不安げに声を掛ける。
「うん、なんとか…。」
ローション塗れの顔が答えると、場内がドッと湧いた。
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二人の両手がガッチリと握り合うと、誰もが思った。
ところがバランスの悪いカズキは掌を合わせる前にすっころんだ。
伸びた足がハルヒコの足を払う。
ハルヒコも体勢を崩し、カズキの上に倒れ込む。
咄嗟に避けた膝がハルヒコの鳩尾にヒットした。
「うっごお!」
ハルヒコは腹を押さえ、悶絶する。
「は、早くフォールしろ!」
ボッとしているカズキにコージが指図した。
(つづく)
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