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ヘタレ王太子コクトーの本音
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王太子コクトーの頬がめっちゃ紅く腫れている。正確にはビンタを喰らったような感じで小さな手のひらの痕がバッチリついているのだ。
王太子付の教育係であるモモは、頬を腫らしながらうずくまるコクトーのその情けない姿を見据えて怒りを通り越してあきれて嘆息している。
「コクトー、ナナはお前の花嫁なんだ。同じ年頃の男子どうしだから実感がわかねぇのはわかるが……」
通常ならばコクトーが情けないヘタレ行動をしたり、自虐的な口を利いたら容赦なく鉄拳制裁するモモがコクトーに対して罵ったり、ぶん殴らないことが余計に事態の深刻さを物語っている。
この発端は、コクトーがナナに向かってよかれと思って無神経な言葉を投げ掛けてしまったことであった。王太子コクトー・アガートは父であるミモザ殿下やその側近であるモモの計略で、北の大国の第4王子であったナナ・スカーレットと政略結婚をした。少年花嫁となったナナ・スカーレットはド級に気が強く、言葉遣いも荒く、当初のコクトーはそんなナナが恐くてビビり散らかしていた。
しかし、東宮で共に生活するうちに、最初は破滅的であったコクトーとナナの新婚生活と、お互いを想う感情が徐々に変化していく。
輿入れ直後のナナは、王太子なのにヘタレで情けないコクトーに不満を抱き、言葉も態度もキツかったが、東の宮殿である東宮でコクトーと直に接するうちに次第に態度が軟化して、コクトーの前で明るく笑ったり、優しい言葉を掛けてくれるようになってきた。
「せっかく、ナナがコクトーのよさをわかってきたところなのに、当のコクトー、お前がぶち壊したんだからな?」
あきれ返った様子のモモに指摘され、コクトーは返す言葉もなく、ただうなだれるばかりだ。コクトーの迂闊なひと言でナナは激怒して東宮から出ていき、コクトーの護衛であるマックスがなんとか事態を収拾させるためにナナを追いかけている。本来、マックスの仕事は王太子であるコクトーの護衛なのに、コクトーがヘタレなせいでナナの相談相手まで任されている。
「マックスがナナを説得して東宮に連れて帰っても、お前がこんな調子じゃナナの機嫌はなおらない。ったく、この、ドヘタレ!」
「ごめんなさい、モモ……。ナナがあんなに怒るなんて、僕……全然想像してなくて」
ナナに思いっきりビンタされた頬をおさえながら落ち込むコクトーの情けない表情を眺めながらモモは深く息を吐いた。
「そりゃ、ナナだって怒るだろ? 自分は花嫁なのに肝心の旦那から、友達みたいだ、なんてほざかれたら」
そう、ナナとようやく距離が縮んで、お互いに良好な関係を築けそうだった矢先、コクトーがいらんことを言ってしまった。
「ナナとお友達みたいになれて嬉しいよ!」
コクトーの口からこの発言が飛び出した瞬間、ナナは反射的にコクトーを平手打ちして、泣きながら東宮を飛び出してしまったのである。
「マックスにばかり任せないで追いかけろ。コクトー、ナナはお前の花嫁だ。言葉を尽くして話せ」
いつもは厳しく命じてくるモモが珍しく真剣な表情かつ、静かな声色でコクトーの背中を押したので、コクトーは心を決めると東宮を出てナナを迎えに走った。
東宮を出たところでマックスに追い付かれたナナは少し離れた噴水のそばにうずくまり泣いていた。マックスも今回ばかりはナナがコクトーをビンタした気持ちはわかるので、余計なことは言わずにナナの話を聞こうと決意したところに思わぬ邪魔者というより珍客が現れたのである。
「そこな御方はコクトー兄上の花嫁、ナナ妃殿下ではありませぬか? 私の愛おしいマックスと噴水で2人きり……。なんとお羨ましい!」
王太子コクトーのすぐ下の弟で第2王子であるリデル・ミケロットが偶然にも通りかかったのだ。おそらく偶然を装って最愛のマックスをストーカーする算段か、または東宮に不審物甚だしいマックス宛のラブレターを置きにいく途中だったのであろう。
マックスは、王太子夫妻の夫婦の危機なのに超絶厄介なヤツが現れた、とゲンナリした思いであったがリデル王子はマックスに1度だけ投げキッスをすると後は静かにナナのとなりに腰をかけた。
「大方、兄上がナナ様を傷つけるような台詞を悪意なく放ってしまったのでしょう? それで私の愛おしいマックスがナナ様を心配して追いかけた」
いつもはマックスにしか眼中ないリデル王子が的確に現状を推測してみせたのでナナは思わず泣くのを止めて顔を上げた。
「コクトーに、ナナは友達みたいだと言われたんだ。一応は嫁なのに!」
父王にも祖国にも不要とされ、輿入れした国の王太子である夫にまで単なる友達認識され、嫁だと認めてもらえない事実はナナを打ちのめした。王太子のような身分ならば、いくらコクトーがヘタレでも取り巻きや学友がいるだろう。
ナナ自身もコクトーにとってはそんな程度の存在なのかと絶望し、そして、猛烈に腹が立った。
「結局、俺は誰にも必要とされていない。コクトーにもだ! せめて、コクトーには必要とされたかったのに!」
同い年の義弟であるリデルに、ナナは自分の悲しい気持ちと、コクトーへの想いをぶちまけた。するとリデルはナナの気持ちが少しは落ち着くのを待った後、ナナの側に控えるマックスの顔を見ながら口を開いた。
「4歳の頃から、私はマックスだけを1筋に愛して、お慕いしているが、ウザイ第2王子と認識されたまま10年経過しております。ラブレターをピンクに染めたことで、ミモザ父上を珍しく本気で心配させてしまいました」
普段は何事にもけして動じない、お優しいミモザ父上から心配されるレベルに私はマックスを愛しているのですと、リデル王子が延々と語っているのでナナは内心では、「コイツ、何が言いたいんだ? 俺を慰める訳でもなく!」、とイラッとしてきた。
しかし、リデル王子は真剣な面持ちでマックスからナナに視線を移すと、こう告げたのである。
「コクトー兄上はご存知のように、お優しいですが気弱なので、同年代の遊び友達はおりませんでした。私もマックスにしか眼中にないので友はおりませぬが。ですが、これだけは信じてください。ナナ様が東宮に馴染んでくれて、コクトー兄上は心から嬉しく思っていると」
兄上は、輿入れしてきてから元気がなかったナナ様が楽しそうにしているのに安心して、ついつい、余計なことを申してしまったのでしょう。
そう言葉を切ると、リデル王子は懐からピンク色ではない上質な封筒を取り出してマックスに手渡している。
「ナナ様、コクトー兄上は、けしてナナ様を嫁だと想っていない訳ではない。これは兄上の弟である私が断言します。時間は必要かと存じますが、兄上に寄り添ってあげてほしい。義弟としてお頼み申し上げる」
リデル王子の言葉にナナが声を出しかけたところで、誰かの走る足音が聴こえてきた。息を切らしたコクトーである。
「ナナ! 酷いことを言ってごめんなさい! 誓って、ナナを花嫁だと想っていない訳ではないんだ! ただ……」
「ただ? なんだよ? コクトー」
ナナが拗ねたように睨むと、コクトーはずっと心に秘めていた想いを打ち明けた。
「僕はヘタレだし、モモやマックスを困らせてばかりだ。そんな僕に、ナナみたいな奇麗で、素敵な花嫁が来るなんて夢みたいだと思った。ナナ、君は強くて、美しくて、本当に魅力的だから!」
王太子コクトーが声を振り絞って思いのたけを告白すると、ナナは赤面しながらも強がってコクトーを小突いた。
「最初からそう言えよ! この、ドヘタレが!」
「本当にごめん。ナナ、東宮に帰ろう。僕と君のおうちに……。ね?」
コクトーが手を差しのべると、ナナは顔を赤くしたまま素直に手を握り返して東宮へと戻って行った。マックスは2人の後を追おうとしたが、一瞬立ち止まり、噴水で成り行きを見守っていたリデル王子に声を掛けたのである。
「せっかくここまでいらしたのならば、東宮に一緒に向かわれますか?」
マックスにしてはリデルに過去最高レベルの好意的な申し出をしたが、リデルは首を横に振ると、宮殿の居室に戻ると告げた。
「マックスは兄上とナナ様の護衛だ。王太子夫妻を、おふたりを守ってくれ。そんなマックスを私は生涯愛している。ラブレターはまた届けよう」
「ピンクに染めたら容赦なく破棄しますからね?」
マックスが笑顔で警告すると、リデル王子は再びマックスに向かって投げキッスをして自分の居室がある宮殿へと去っていった。
東宮に戻る途中、お互いに照れた様子で手を繋いでいるコクトーとナナを見守りながら、マックスは王太子夫妻の仲が破綻しないで済んで安堵すると同時に、自分を10年間も一方的に恋慕してくれるリデル王子に少しだけ感謝していたのである。
【続く】
王太子付の教育係であるモモは、頬を腫らしながらうずくまるコクトーのその情けない姿を見据えて怒りを通り越してあきれて嘆息している。
「コクトー、ナナはお前の花嫁なんだ。同じ年頃の男子どうしだから実感がわかねぇのはわかるが……」
通常ならばコクトーが情けないヘタレ行動をしたり、自虐的な口を利いたら容赦なく鉄拳制裁するモモがコクトーに対して罵ったり、ぶん殴らないことが余計に事態の深刻さを物語っている。
この発端は、コクトーがナナに向かってよかれと思って無神経な言葉を投げ掛けてしまったことであった。王太子コクトー・アガートは父であるミモザ殿下やその側近であるモモの計略で、北の大国の第4王子であったナナ・スカーレットと政略結婚をした。少年花嫁となったナナ・スカーレットはド級に気が強く、言葉遣いも荒く、当初のコクトーはそんなナナが恐くてビビり散らかしていた。
しかし、東宮で共に生活するうちに、最初は破滅的であったコクトーとナナの新婚生活と、お互いを想う感情が徐々に変化していく。
輿入れ直後のナナは、王太子なのにヘタレで情けないコクトーに不満を抱き、言葉も態度もキツかったが、東の宮殿である東宮でコクトーと直に接するうちに次第に態度が軟化して、コクトーの前で明るく笑ったり、優しい言葉を掛けてくれるようになってきた。
「せっかく、ナナがコクトーのよさをわかってきたところなのに、当のコクトー、お前がぶち壊したんだからな?」
あきれ返った様子のモモに指摘され、コクトーは返す言葉もなく、ただうなだれるばかりだ。コクトーの迂闊なひと言でナナは激怒して東宮から出ていき、コクトーの護衛であるマックスがなんとか事態を収拾させるためにナナを追いかけている。本来、マックスの仕事は王太子であるコクトーの護衛なのに、コクトーがヘタレなせいでナナの相談相手まで任されている。
「マックスがナナを説得して東宮に連れて帰っても、お前がこんな調子じゃナナの機嫌はなおらない。ったく、この、ドヘタレ!」
「ごめんなさい、モモ……。ナナがあんなに怒るなんて、僕……全然想像してなくて」
ナナに思いっきりビンタされた頬をおさえながら落ち込むコクトーの情けない表情を眺めながらモモは深く息を吐いた。
「そりゃ、ナナだって怒るだろ? 自分は花嫁なのに肝心の旦那から、友達みたいだ、なんてほざかれたら」
そう、ナナとようやく距離が縮んで、お互いに良好な関係を築けそうだった矢先、コクトーがいらんことを言ってしまった。
「ナナとお友達みたいになれて嬉しいよ!」
コクトーの口からこの発言が飛び出した瞬間、ナナは反射的にコクトーを平手打ちして、泣きながら東宮を飛び出してしまったのである。
「マックスにばかり任せないで追いかけろ。コクトー、ナナはお前の花嫁だ。言葉を尽くして話せ」
いつもは厳しく命じてくるモモが珍しく真剣な表情かつ、静かな声色でコクトーの背中を押したので、コクトーは心を決めると東宮を出てナナを迎えに走った。
東宮を出たところでマックスに追い付かれたナナは少し離れた噴水のそばにうずくまり泣いていた。マックスも今回ばかりはナナがコクトーをビンタした気持ちはわかるので、余計なことは言わずにナナの話を聞こうと決意したところに思わぬ邪魔者というより珍客が現れたのである。
「そこな御方はコクトー兄上の花嫁、ナナ妃殿下ではありませぬか? 私の愛おしいマックスと噴水で2人きり……。なんとお羨ましい!」
王太子コクトーのすぐ下の弟で第2王子であるリデル・ミケロットが偶然にも通りかかったのだ。おそらく偶然を装って最愛のマックスをストーカーする算段か、または東宮に不審物甚だしいマックス宛のラブレターを置きにいく途中だったのであろう。
マックスは、王太子夫妻の夫婦の危機なのに超絶厄介なヤツが現れた、とゲンナリした思いであったがリデル王子はマックスに1度だけ投げキッスをすると後は静かにナナのとなりに腰をかけた。
「大方、兄上がナナ様を傷つけるような台詞を悪意なく放ってしまったのでしょう? それで私の愛おしいマックスがナナ様を心配して追いかけた」
いつもはマックスにしか眼中ないリデル王子が的確に現状を推測してみせたのでナナは思わず泣くのを止めて顔を上げた。
「コクトーに、ナナは友達みたいだと言われたんだ。一応は嫁なのに!」
父王にも祖国にも不要とされ、輿入れした国の王太子である夫にまで単なる友達認識され、嫁だと認めてもらえない事実はナナを打ちのめした。王太子のような身分ならば、いくらコクトーがヘタレでも取り巻きや学友がいるだろう。
ナナ自身もコクトーにとってはそんな程度の存在なのかと絶望し、そして、猛烈に腹が立った。
「結局、俺は誰にも必要とされていない。コクトーにもだ! せめて、コクトーには必要とされたかったのに!」
同い年の義弟であるリデルに、ナナは自分の悲しい気持ちと、コクトーへの想いをぶちまけた。するとリデルはナナの気持ちが少しは落ち着くのを待った後、ナナの側に控えるマックスの顔を見ながら口を開いた。
「4歳の頃から、私はマックスだけを1筋に愛して、お慕いしているが、ウザイ第2王子と認識されたまま10年経過しております。ラブレターをピンクに染めたことで、ミモザ父上を珍しく本気で心配させてしまいました」
普段は何事にもけして動じない、お優しいミモザ父上から心配されるレベルに私はマックスを愛しているのですと、リデル王子が延々と語っているのでナナは内心では、「コイツ、何が言いたいんだ? 俺を慰める訳でもなく!」、とイラッとしてきた。
しかし、リデル王子は真剣な面持ちでマックスからナナに視線を移すと、こう告げたのである。
「コクトー兄上はご存知のように、お優しいですが気弱なので、同年代の遊び友達はおりませんでした。私もマックスにしか眼中にないので友はおりませぬが。ですが、これだけは信じてください。ナナ様が東宮に馴染んでくれて、コクトー兄上は心から嬉しく思っていると」
兄上は、輿入れしてきてから元気がなかったナナ様が楽しそうにしているのに安心して、ついつい、余計なことを申してしまったのでしょう。
そう言葉を切ると、リデル王子は懐からピンク色ではない上質な封筒を取り出してマックスに手渡している。
「ナナ様、コクトー兄上は、けしてナナ様を嫁だと想っていない訳ではない。これは兄上の弟である私が断言します。時間は必要かと存じますが、兄上に寄り添ってあげてほしい。義弟としてお頼み申し上げる」
リデル王子の言葉にナナが声を出しかけたところで、誰かの走る足音が聴こえてきた。息を切らしたコクトーである。
「ナナ! 酷いことを言ってごめんなさい! 誓って、ナナを花嫁だと想っていない訳ではないんだ! ただ……」
「ただ? なんだよ? コクトー」
ナナが拗ねたように睨むと、コクトーはずっと心に秘めていた想いを打ち明けた。
「僕はヘタレだし、モモやマックスを困らせてばかりだ。そんな僕に、ナナみたいな奇麗で、素敵な花嫁が来るなんて夢みたいだと思った。ナナ、君は強くて、美しくて、本当に魅力的だから!」
王太子コクトーが声を振り絞って思いのたけを告白すると、ナナは赤面しながらも強がってコクトーを小突いた。
「最初からそう言えよ! この、ドヘタレが!」
「本当にごめん。ナナ、東宮に帰ろう。僕と君のおうちに……。ね?」
コクトーが手を差しのべると、ナナは顔を赤くしたまま素直に手を握り返して東宮へと戻って行った。マックスは2人の後を追おうとしたが、一瞬立ち止まり、噴水で成り行きを見守っていたリデル王子に声を掛けたのである。
「せっかくここまでいらしたのならば、東宮に一緒に向かわれますか?」
マックスにしてはリデルに過去最高レベルの好意的な申し出をしたが、リデルは首を横に振ると、宮殿の居室に戻ると告げた。
「マックスは兄上とナナ様の護衛だ。王太子夫妻を、おふたりを守ってくれ。そんなマックスを私は生涯愛している。ラブレターはまた届けよう」
「ピンクに染めたら容赦なく破棄しますからね?」
マックスが笑顔で警告すると、リデル王子は再びマックスに向かって投げキッスをして自分の居室がある宮殿へと去っていった。
東宮に戻る途中、お互いに照れた様子で手を繋いでいるコクトーとナナを見守りながら、マックスは王太子夫妻の仲が破綻しないで済んで安堵すると同時に、自分を10年間も一方的に恋慕してくれるリデル王子に少しだけ感謝していたのである。
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