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ダイアナ女王陛下だって母親!
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王宮にある本宮……ダイアナ女王陛下と王婿ミモザ殿下のプライベート空間にて、国家のトップであり、6人いる御子の母でもあるダイアナ女王陛下は溜息を吐いていた。
「どうかなさいましたか? 姉上? 深刻なお顔ですよ。僕の種まき……、もとい営みでの抱き方にご満足ができませんでしたか?」
夫婦としての愛の営みを終えたあと、妻である女王陛下が深く息を吐いたので、ミモザ殿下は半分冗談、半分マジな口調で訊いている。
「いつも寝台ですと飽きるのでしたら、本宮の中庭の芝生など、営み場所を変えてみますか? それか、庭園になぜかあるブランコで営むとかいかがです? 僭越ながら、僕のお薦めはブランコです」
ミモザ殿下、某ロココ絵画のようなエロプレイを真剣にダイアナ女王陛下に進言している!
ブランコに揺られる感覚は、性的な行為の快楽にとても似ているらしいですよ、と懇切丁寧かつ真面目に提案する王婿ミモザ殿下に対して、ダイアナ女王はポンッと持っていた枕を投げつけた。
「もう! ミモザったら! 別に貴方との夫婦の営みが不満とかではないわ! 芝生とブランコはとても素敵な提案だけれども。女王陛下としての立場と誇りにかけてお断りするわ」
「僕の種まきに不満がないのでしたら。おそれながら、姉上は何故、そのように憂鬱なお顔をしていらっしゃるのです? よろしければ、このミモザに話してください」
優しい笑みを浮かべて小首を傾げているミモザ殿下の肩に無防備な様子でもたれかかると、ダイアナ女王は溜息の理由を話し始めた。
「子供たち……いいえ、正確には双子のモニエ&ルクレールについて少し悩んでいたの。ミモザ、わたくしは母親失格だわ。だって、お腹を痛めて産んだ我が子なのに。双子のモニエ&ルクレールの見分けがつかないのよ」
モニエ・カンパネラ&ルクレール・スイレンは9歳で、揃ってヤンチャ気質の双子王子だ。
ダイアナ女王陛下と王婿ミモザ殿下との間に生まれた第3&第4王子である。
モニエ&ルクレールの容姿は非常に愛らしく、髪の色はダイアナ女王に似たキラキラ金髪だが、瞳はミモザ殿下から受け継いだ澄んだ青色であり、顔立ちは両親の恵まれた美貌をバランスよく受け継いでいる。
ダイアナ女王陛下の長子で、王太子のコクトー・アガートは、6人いるダイアナ女王の御子ではミモザ殿下に最も容姿が似ており、端正で高貴な容貌に加え、ミモザ殿下譲りの知的さを感じさせた。性格はヘタレ気味ではあるが、ナナを花嫁として迎えてからは格段に心身ともに王位を継ぐものに相応しく成長している。
第2子のリデル・ミケロット王子は華やかな美貌がいかにもダイアナ女王譲りで、性癖に少しばかり難はあれども、コクトーの護衛であるマックスにご執心なことを除けば、聡明かつ穏やかで、兄である王太子コクトーに対して心から敬意を抱いており、人格的には非常によく出来た優秀な次男坊といったところだ。
「ファナは月の障りの際に少し情緒不安定になること以外は第1王女に相応しい気品があって、寛容な心の持ち主よ。ナナとも仲良しで素直に慕っているわ」
「そうですね。リラはまだまだ幼いですが、とても賢い娘です。最近では絵本を自分でスラスラと読めるようになり、自分で空想した物語を僕に聞かせてくれるんです」
リラ王女、父であるミモザ殿下の恐怖の死神絵本読み聞かせから逃れるため、必死で読み書きを勉強している。
ミモザ殿下は可愛い5歳の末娘に、「ミモザお父様~! リラがつくったお話きいて~!」と、愛くるしくせがまれるのが嬉しいようだ。
このようにダイアナ女王陛下と王婿ミモザ殿下の御子たちは、コクトーを筆頭にとても優秀なのである。
しかし、モニエ&ルクレール王子だってヤンチャな性格だが、朗らかで王子として申し分ないレベルの利発さを少年ながら持ち合わせている。
問題は双子王子の知性や能力ではないのだ。
「ミモザ。正直に話して? 貴方は子供たちの養育の責任者だもの。その……当然、モニエとルクレールの見分けはついているわよね? 女王陛下と王婿とかを抜きに夫婦として教えて! あの子達、どちらがモニエで、どちらがルクレールなの?」
このダイアナ女王陛下の切実な問いかけに、ミモザ殿下は優しい笑顔で即答した。
「あの子達自身も自分がモニエなのかルクレールなのか見失っていますが、僕にはわかります」
「やっぱり!? 流石はミモザね! それで、どうやって見分けているの? 教えて!」
ぎゅっと抱きついて訊いてくるダイアナに対して、ミモザは笑顔のまま種明かしをした。
「下半身です。僕の記憶ではモニエの方はなにも特徴がないですが、ルクレールは股間にホクロがありました。なので、個体の識別をする際は、いつも2人のパンツを脱がして股間を確認します」
………双子の個体の識別のために常にパンツを脱がすというミモザ殿下の言葉にダイアナ女王陛下はドン引くとこもなく、心底安心した顔で笑った。
「まあ! 自分で産んでおいて盲点だったわ! だったら股間に個性なしが「モニエ」で股間にホクロが「ルクレール」と認識すればよかったのね! ありがとうミモザ! これで安心して国政に専念できるわ!」
ダイアナ女王陛下は大喜びでミモザ殿下にキスをすると安心したのか、ミモザ殿下を抱きしめながら眠ってしまった。
安堵のためかスヤスヤと寝息をたてて眠るダイアナ女王の美しい寝顔を眺めながら、ミモザ殿下は思っていた。
(姉上には言わなかったが、僕も双子のどちらかの股間にホクロがあったという記憶だけで、それがモニエかルクレールなのかまでは記憶が曖昧だ)
しかし、ダイアナ姉上も安心されたし、双子さえも自分たちの個体の識別ができないのだから、それでよいかとミモザ殿下は結論付けた。
「僕も眠ろう。おやすみなさい。愛おしい姉上」
こうして、ミモザ殿下はダイアナ女王陛下の手の甲にキスをするとそのまま瞼を閉じた。
ミモザ殿下の超適当な双子識別方法のお陰で、モニエ&ルクレール王子の見分け方はとりあえずパンツ脱がすとなり、本当に双子の片割れの股間にホクロはあったが、それが果たして真のルクレールなのかは迷宮入りとあいなった。
パンツ脱がして股間で識別する前に、親ならば双子の雰囲気や個性で見分けろ!
そのように、このダイアナ女王陛下と王婿ミモザ殿下に対して、ハッキリ突っ込める猛者は現在のところ王宮内には残念ながら存在しないのが現状であった。
【続く!!】
「どうかなさいましたか? 姉上? 深刻なお顔ですよ。僕の種まき……、もとい営みでの抱き方にご満足ができませんでしたか?」
夫婦としての愛の営みを終えたあと、妻である女王陛下が深く息を吐いたので、ミモザ殿下は半分冗談、半分マジな口調で訊いている。
「いつも寝台ですと飽きるのでしたら、本宮の中庭の芝生など、営み場所を変えてみますか? それか、庭園になぜかあるブランコで営むとかいかがです? 僭越ながら、僕のお薦めはブランコです」
ミモザ殿下、某ロココ絵画のようなエロプレイを真剣にダイアナ女王陛下に進言している!
ブランコに揺られる感覚は、性的な行為の快楽にとても似ているらしいですよ、と懇切丁寧かつ真面目に提案する王婿ミモザ殿下に対して、ダイアナ女王はポンッと持っていた枕を投げつけた。
「もう! ミモザったら! 別に貴方との夫婦の営みが不満とかではないわ! 芝生とブランコはとても素敵な提案だけれども。女王陛下としての立場と誇りにかけてお断りするわ」
「僕の種まきに不満がないのでしたら。おそれながら、姉上は何故、そのように憂鬱なお顔をしていらっしゃるのです? よろしければ、このミモザに話してください」
優しい笑みを浮かべて小首を傾げているミモザ殿下の肩に無防備な様子でもたれかかると、ダイアナ女王は溜息の理由を話し始めた。
「子供たち……いいえ、正確には双子のモニエ&ルクレールについて少し悩んでいたの。ミモザ、わたくしは母親失格だわ。だって、お腹を痛めて産んだ我が子なのに。双子のモニエ&ルクレールの見分けがつかないのよ」
モニエ・カンパネラ&ルクレール・スイレンは9歳で、揃ってヤンチャ気質の双子王子だ。
ダイアナ女王陛下と王婿ミモザ殿下との間に生まれた第3&第4王子である。
モニエ&ルクレールの容姿は非常に愛らしく、髪の色はダイアナ女王に似たキラキラ金髪だが、瞳はミモザ殿下から受け継いだ澄んだ青色であり、顔立ちは両親の恵まれた美貌をバランスよく受け継いでいる。
ダイアナ女王陛下の長子で、王太子のコクトー・アガートは、6人いるダイアナ女王の御子ではミモザ殿下に最も容姿が似ており、端正で高貴な容貌に加え、ミモザ殿下譲りの知的さを感じさせた。性格はヘタレ気味ではあるが、ナナを花嫁として迎えてからは格段に心身ともに王位を継ぐものに相応しく成長している。
第2子のリデル・ミケロット王子は華やかな美貌がいかにもダイアナ女王譲りで、性癖に少しばかり難はあれども、コクトーの護衛であるマックスにご執心なことを除けば、聡明かつ穏やかで、兄である王太子コクトーに対して心から敬意を抱いており、人格的には非常によく出来た優秀な次男坊といったところだ。
「ファナは月の障りの際に少し情緒不安定になること以外は第1王女に相応しい気品があって、寛容な心の持ち主よ。ナナとも仲良しで素直に慕っているわ」
「そうですね。リラはまだまだ幼いですが、とても賢い娘です。最近では絵本を自分でスラスラと読めるようになり、自分で空想した物語を僕に聞かせてくれるんです」
リラ王女、父であるミモザ殿下の恐怖の死神絵本読み聞かせから逃れるため、必死で読み書きを勉強している。
ミモザ殿下は可愛い5歳の末娘に、「ミモザお父様~! リラがつくったお話きいて~!」と、愛くるしくせがまれるのが嬉しいようだ。
このようにダイアナ女王陛下と王婿ミモザ殿下の御子たちは、コクトーを筆頭にとても優秀なのである。
しかし、モニエ&ルクレール王子だってヤンチャな性格だが、朗らかで王子として申し分ないレベルの利発さを少年ながら持ち合わせている。
問題は双子王子の知性や能力ではないのだ。
「ミモザ。正直に話して? 貴方は子供たちの養育の責任者だもの。その……当然、モニエとルクレールの見分けはついているわよね? 女王陛下と王婿とかを抜きに夫婦として教えて! あの子達、どちらがモニエで、どちらがルクレールなの?」
このダイアナ女王陛下の切実な問いかけに、ミモザ殿下は優しい笑顔で即答した。
「あの子達自身も自分がモニエなのかルクレールなのか見失っていますが、僕にはわかります」
「やっぱり!? 流石はミモザね! それで、どうやって見分けているの? 教えて!」
ぎゅっと抱きついて訊いてくるダイアナに対して、ミモザは笑顔のまま種明かしをした。
「下半身です。僕の記憶ではモニエの方はなにも特徴がないですが、ルクレールは股間にホクロがありました。なので、個体の識別をする際は、いつも2人のパンツを脱がして股間を確認します」
………双子の個体の識別のために常にパンツを脱がすというミモザ殿下の言葉にダイアナ女王陛下はドン引くとこもなく、心底安心した顔で笑った。
「まあ! 自分で産んでおいて盲点だったわ! だったら股間に個性なしが「モニエ」で股間にホクロが「ルクレール」と認識すればよかったのね! ありがとうミモザ! これで安心して国政に専念できるわ!」
ダイアナ女王陛下は大喜びでミモザ殿下にキスをすると安心したのか、ミモザ殿下を抱きしめながら眠ってしまった。
安堵のためかスヤスヤと寝息をたてて眠るダイアナ女王の美しい寝顔を眺めながら、ミモザ殿下は思っていた。
(姉上には言わなかったが、僕も双子のどちらかの股間にホクロがあったという記憶だけで、それがモニエかルクレールなのかまでは記憶が曖昧だ)
しかし、ダイアナ姉上も安心されたし、双子さえも自分たちの個体の識別ができないのだから、それでよいかとミモザ殿下は結論付けた。
「僕も眠ろう。おやすみなさい。愛おしい姉上」
こうして、ミモザ殿下はダイアナ女王陛下の手の甲にキスをするとそのまま瞼を閉じた。
ミモザ殿下の超適当な双子識別方法のお陰で、モニエ&ルクレール王子の見分け方はとりあえずパンツ脱がすとなり、本当に双子の片割れの股間にホクロはあったが、それが果たして真のルクレールなのかは迷宮入りとあいなった。
パンツ脱がして股間で識別する前に、親ならば双子の雰囲気や個性で見分けろ!
そのように、このダイアナ女王陛下と王婿ミモザ殿下に対して、ハッキリ突っ込める猛者は現在のところ王宮内には残念ながら存在しないのが現状であった。
【続く!!】
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