「好き」の形はそれぞれで

はる

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「好き」の形はそれぞれで〜雪編①〜

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~雪編①~

僕は別に好きな人はいない。今までもだ。

周りからはよくイケメンだと言われる。賢いとも言われる。自分ではそんなこと思ったこともない。
告白されたことも特別多いわけではない。
まず、女子という生き物がそんなに好きではない。いつも群れて影で相手の悪口を言って噂を立てる。訳がわからない。

だから僕は女子とはあまり関わらないようにしている。

そんな僕に最近よく話しかけてくる女子がいる。同じクラスの紅葉だ。

紅葉とは去年も同じクラスだったが、会話をしたのはこのクラスになってからが初めてだ。

僕は女子のキンキンした高い声が嫌いだ。だからできることなら話したくない。そう思っていたが、紅葉の声は違った。

決して低いわけではないが、キンキンしているわけでもない。綺麗な声かと言われるとそうでもないが、なんだか落ち着くような声をしている。

僕はついつい紅葉と話してしまう。

今まで会った女子の中で1番話した回数が多いだろう。

他の男子と話しているのを聞くと、自分も一緒に話したくなる。


僕の好きの形はわからない。なぜなら恋がどれだか知らないから。
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