「好き」の形はそれぞれで

はる

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「好き」の形はそれぞれで〜海編②〜

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~海編②~

俺は毎日雪に話しかけた。

最初はめんどくさそうにされて気分が悪かったが、二ヶ月が過ぎる頃には雪の方から話しかけてくれるまでになった。

そしてもうすぐこの学年になって初めての行事、球技大会がある。
(これは雪に花を紹介するチャンスだ。そのためには俺と雪が同じ競技に出る必要がある。)

結果、クラスの男子全員が第一希望の競技になった。
俺はフットサル、雪はドッジボール。

(どうしてだ。あいつは陸上部。足に自信があるはずだからフットサルだと思ったのに!中学校時代野球部だったなんて初耳だ!)

その日の放課後

花「ね~海~球技大会の競技もう決まった~?私、フットサルなんだよ~日に焼けるし最悪~」

海「俺もフットサルだよ。」

花「ねえ、雪くんは?雪くんは何に出るの?」

海(やっぱりか。)「ドッヂらしいよ、、、」

花「え~コート花たちの逆側じゃん見に行けないよ~」

海「じゃあ俺の応援来てよ」

花「海はフットサル得意だから応援なんてなくっても勝てるでしょ笑」

海「ハハッ…そりゃまあ…」

花「もう5月だよ、いつになったら雪くんと仲良くなれるの。」

海「そんなに焦らなくても、あいつが女子と話すところはこの一か月で一度も見てないから大丈夫だって。」


そう。雪は女子に話しかけられないし、自分から話しかけることもない。
俺からのLINEだっていつもスタンプだけか一言だけなくらいだ。
だから、花を紹介したってきっと仲良くはならない。


球技大会で花と雪が近づくことはなかった。
このまま一年、出会わず雪のことなんて忘れてくれたらいいのに…
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