3 / 4
兄の友人
しおりを挟む
戦争から3年。
マーガレットは、16歳になった。
兄は22歳。休学していた大学に再び通い、毎日忙しいながら、楽しそうに過ごしていた。
マーガレットは、女子校に通っている。本人は内緒にしているつもりだが、男性が嫌いになっていた。
両親が懸念した通り、男性に嫌悪感を懐いてしまったマーガレットの意向を尊重して、女子校への進学を快く受け入れた家族。
そんなある日、急な大雨の影響で電車が止まり、兄の友人が泊まりに来る事になった。
マーガレットは、家族以外の男性と直接会うのは久しぶりで、動揺していた。
そんな様子を両親は、心配そうに見ながら、寄り添っていた。
そして兄と友人が帰宅。
母「いらっしゃい。大雨で電車動かなくて大変だったわね。遠慮せず寛いでね」と言うと、
友人「はじめまして。ルドーです。いつもマーク(兄)と仲良くさせて頂いてます。歳は僕の方が2つ上なんですが、マークの方が兄みたいな感じでしっかりしていて。長男だから余計にしっかりしてるんだなと思ってました。まだ小さい妹弟がいるからですね」とマーガレットと下の2人を見て笑顔で挨拶した。
マーガレットは、笑顔を向けられたが、体が拒否反応。顔を上げられず、母の袖をそっと掴んでいた。
そんな事はおかまいなしに、下の2人は、兄の友達が来たと大喜び。
すぐに懐いて、一緒にカードゲームをしたりしていた。
一方、マーガレットは、母の近くにくっついていた。
母は、「マーガレット、晩御飯の支度手伝ってくれる?」と、カードゲームに参加させず、距離を保ってあげることにした。
マーガレットは「うん。手伝うね」と硬い表情で作業した。
そして、マーガレットは「あの人、アガサ人だよね?兄の友達。私、仲良く出来る気がしない」
ポソっとそう伝えてきた。
母「そうね。アガサ人ね。でもマークの大切な友達だし、とても誠実そうよ?無理に接近しなくていいから、少し様子をみたらどうかな?」
マーガレットは「うん」と元気のない返事を返した。
母は、心配を顔に出さないように気をつけて、笑顔をはりつけた。
そして、夕食の時間。
子供達2人は、急なお客さんにとても嬉しい様子で、終始はしゃいでいた。
マーガレットは、黙々と食べ、一切ルドーを見ない。
ルドーは、その様子に気づいていたが、思春期の女子はこんなものかな?と軽く思っていた。
そして、食後のデザートの時、母が「マーガレットが作ったのよ」とアップルパイを切り分けルドーに出した。
ルドーは、マーガレットを見て「上手だね。君の旦那さんになる人は幸運だね。いただきます」
と笑顔で伝えてきた。
母は、固まってしまったマーガレットに肘で促した。するのマーガレットは「私、結婚しないので」
と強めの口調で返事をした。
ルドーは、「まだ若いからね。僕の言い方が悪かったな。ゴメンよ」と謝ってきた。
マーガレットは、「アガサ人が弱いものイジメする人種だと知ってるんだから、笑顔で人を傷つけるくせに。ヘラヘラして。私に話しかけてこないで!」
そう言うと、席を離れたマーガレット。
残されたメンバーは、唖然。
いつも穏やかなマーガレットが、爆発した瞬間だった。
マーガレットは、16歳になった。
兄は22歳。休学していた大学に再び通い、毎日忙しいながら、楽しそうに過ごしていた。
マーガレットは、女子校に通っている。本人は内緒にしているつもりだが、男性が嫌いになっていた。
両親が懸念した通り、男性に嫌悪感を懐いてしまったマーガレットの意向を尊重して、女子校への進学を快く受け入れた家族。
そんなある日、急な大雨の影響で電車が止まり、兄の友人が泊まりに来る事になった。
マーガレットは、家族以外の男性と直接会うのは久しぶりで、動揺していた。
そんな様子を両親は、心配そうに見ながら、寄り添っていた。
そして兄と友人が帰宅。
母「いらっしゃい。大雨で電車動かなくて大変だったわね。遠慮せず寛いでね」と言うと、
友人「はじめまして。ルドーです。いつもマーク(兄)と仲良くさせて頂いてます。歳は僕の方が2つ上なんですが、マークの方が兄みたいな感じでしっかりしていて。長男だから余計にしっかりしてるんだなと思ってました。まだ小さい妹弟がいるからですね」とマーガレットと下の2人を見て笑顔で挨拶した。
マーガレットは、笑顔を向けられたが、体が拒否反応。顔を上げられず、母の袖をそっと掴んでいた。
そんな事はおかまいなしに、下の2人は、兄の友達が来たと大喜び。
すぐに懐いて、一緒にカードゲームをしたりしていた。
一方、マーガレットは、母の近くにくっついていた。
母は、「マーガレット、晩御飯の支度手伝ってくれる?」と、カードゲームに参加させず、距離を保ってあげることにした。
マーガレットは「うん。手伝うね」と硬い表情で作業した。
そして、マーガレットは「あの人、アガサ人だよね?兄の友達。私、仲良く出来る気がしない」
ポソっとそう伝えてきた。
母「そうね。アガサ人ね。でもマークの大切な友達だし、とても誠実そうよ?無理に接近しなくていいから、少し様子をみたらどうかな?」
マーガレットは「うん」と元気のない返事を返した。
母は、心配を顔に出さないように気をつけて、笑顔をはりつけた。
そして、夕食の時間。
子供達2人は、急なお客さんにとても嬉しい様子で、終始はしゃいでいた。
マーガレットは、黙々と食べ、一切ルドーを見ない。
ルドーは、その様子に気づいていたが、思春期の女子はこんなものかな?と軽く思っていた。
そして、食後のデザートの時、母が「マーガレットが作ったのよ」とアップルパイを切り分けルドーに出した。
ルドーは、マーガレットを見て「上手だね。君の旦那さんになる人は幸運だね。いただきます」
と笑顔で伝えてきた。
母は、固まってしまったマーガレットに肘で促した。するのマーガレットは「私、結婚しないので」
と強めの口調で返事をした。
ルドーは、「まだ若いからね。僕の言い方が悪かったな。ゴメンよ」と謝ってきた。
マーガレットは、「アガサ人が弱いものイジメする人種だと知ってるんだから、笑顔で人を傷つけるくせに。ヘラヘラして。私に話しかけてこないで!」
そう言うと、席を離れたマーガレット。
残されたメンバーは、唖然。
いつも穏やかなマーガレットが、爆発した瞬間だった。
10
あなたにおすすめの小説
お飾りな妻は何を思う
湖月もか
恋愛
リーリアには二歳歳上の婚約者がいる。
彼は突然父が連れてきた少年で、幼い頃から美しい人だったが歳を重ねるにつれてより美しさが際立つ顔つきに。
次第に婚約者へ惹かれていくリーリア。しかし彼にとっては世間体のための結婚だった。
そんなお飾り妻リーリアとその夫の話。
【完結】遅いのですなにもかも
砂礫レキ
恋愛
昔森の奥でやさしい魔女は一人の王子さまを助けました。
王子さまは魔女に恋をして自分の城につれかえりました。
数年後、王子さまは隣国のお姫さまを好きになってしまいました。
黒の聖女、白の聖女に復讐したい
夜桜
恋愛
婚約破棄だ。
その言葉を口にした瞬間、婚約者は死ぬ。
黒の聖女・エイトは伯爵と婚約していた。
だが、伯爵は白の聖女として有名なエイトの妹と関係をもっていた。
だから、言ってはならない“あの言葉”を口にした瞬間、伯爵は罰を受けるのだった。
※イラストは登場人物の『アインス』です
【完結】私の愛する人は、あなただけなのだから
よどら文鳥
恋愛
私ヒマリ=ファールドとレン=ジェイムスは、小さい頃から仲が良かった。
五年前からは恋仲になり、その後両親をなんとか説得して婚約まで発展した。
私たちは相思相愛で理想のカップルと言えるほど良い関係だと思っていた。
だが、レンからいきなり婚約破棄して欲しいと言われてしまう。
「俺には最愛の女性がいる。その人の幸せを第一に考えている」
この言葉を聞いて涙を流しながらその場を去る。
あれほど酷いことを言われってしまったのに、私はそれでもレンのことばかり考えてしまっている。
婚約破棄された当日、ギャレット=メルトラ第二王子殿下から縁談の話が来ていることをお父様から聞く。
両親は恋人ごっこなど終わりにして王子と結婚しろと強く言われてしまう。
だが、それでも私の心の中には……。
※冒頭はざまぁっぽいですが、ざまぁがメインではありません。
※第一話投稿の段階で完結まで全て書き終えていますので、途中で更新が止まることはありませんのでご安心ください。
結婚から数ヶ月が経った頃、夫が裏でこそこそ女性と会っていることを知りました。その話はどうやら事実のようなので、離婚します。
四季
恋愛
結婚から数ヶ月が経った頃、夫が裏でこそこそ女性と会っていることを知りました。その話はどうやら事実のようなので、離婚します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる