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兄の友人
戦争から3年。
マーガレットは、16歳になった。
兄は22歳。休学していた大学に再び通い、毎日忙しいながら、楽しそうに過ごしていた。
マーガレットは、女子校に通っている。本人は内緒にしているつもりだが、男性が嫌いになっていた。
両親が懸念した通り、男性に嫌悪感を懐いてしまったマーガレットの意向を尊重して、女子校への進学を快く受け入れた家族。
そんなある日、急な大雨の影響で電車が止まり、兄の友人が泊まりに来る事になった。
マーガレットは、家族以外の男性と直接会うのは久しぶりで、動揺していた。
そんな様子を両親は、心配そうに見ながら、寄り添っていた。
そして兄と友人が帰宅。
母「いらっしゃい。大雨で電車動かなくて大変だったわね。遠慮せず寛いでね」と言うと、
友人「はじめまして。ルドーです。いつもマーク(兄)と仲良くさせて頂いてます。歳は僕の方が2つ上なんですが、マークの方が兄みたいな感じでしっかりしていて。長男だから余計にしっかりしてるんだなと思ってました。まだ小さい妹弟がいるからですね」とマーガレットと下の2人を見て笑顔で挨拶した。
マーガレットは、笑顔を向けられたが、体が拒否反応。顔を上げられず、母の袖をそっと掴んでいた。
そんな事はおかまいなしに、下の2人は、兄の友達が来たと大喜び。
すぐに懐いて、一緒にカードゲームをしたりしていた。
一方、マーガレットは、母の近くにくっついていた。
母は、「マーガレット、晩御飯の支度手伝ってくれる?」と、カードゲームに参加させず、距離を保ってあげることにした。
マーガレットは「うん。手伝うね」と硬い表情で作業した。
そして、マーガレットは「あの人、アガサ人だよね?兄の友達。私、仲良く出来る気がしない」
ポソっとそう伝えてきた。
母「そうね。アガサ人ね。でもマークの大切な友達だし、とても誠実そうよ?無理に接近しなくていいから、少し様子をみたらどうかな?」
マーガレットは「うん」と元気のない返事を返した。
母は、心配を顔に出さないように気をつけて、笑顔をはりつけた。
そして、夕食の時間。
子供達2人は、急なお客さんにとても嬉しい様子で、終始はしゃいでいた。
マーガレットは、黙々と食べ、一切ルドーを見ない。
ルドーは、その様子に気づいていたが、思春期の女子はこんなものかな?と軽く思っていた。
そして、食後のデザートの時、母が「マーガレットが作ったのよ」とアップルパイを切り分けルドーに出した。
ルドーは、マーガレットを見て「上手だね。君の旦那さんになる人は幸運だね。いただきます」
と笑顔で伝えてきた。
母は、固まってしまったマーガレットに肘で促した。するのマーガレットは「私、結婚しないので」
と強めの口調で返事をした。
ルドーは、「まだ若いからね。僕の言い方が悪かったな。ゴメンよ」と謝ってきた。
マーガレットは、「アガサ人が弱いものイジメする人種だと知ってるんだから、笑顔で人を傷つけるくせに。ヘラヘラして。私に話しかけてこないで!」
そう言うと、席を離れたマーガレット。
残されたメンバーは、唖然。
いつも穏やかなマーガレットが、爆発した瞬間だった。
マーガレットは、16歳になった。
兄は22歳。休学していた大学に再び通い、毎日忙しいながら、楽しそうに過ごしていた。
マーガレットは、女子校に通っている。本人は内緒にしているつもりだが、男性が嫌いになっていた。
両親が懸念した通り、男性に嫌悪感を懐いてしまったマーガレットの意向を尊重して、女子校への進学を快く受け入れた家族。
そんなある日、急な大雨の影響で電車が止まり、兄の友人が泊まりに来る事になった。
マーガレットは、家族以外の男性と直接会うのは久しぶりで、動揺していた。
そんな様子を両親は、心配そうに見ながら、寄り添っていた。
そして兄と友人が帰宅。
母「いらっしゃい。大雨で電車動かなくて大変だったわね。遠慮せず寛いでね」と言うと、
友人「はじめまして。ルドーです。いつもマーク(兄)と仲良くさせて頂いてます。歳は僕の方が2つ上なんですが、マークの方が兄みたいな感じでしっかりしていて。長男だから余計にしっかりしてるんだなと思ってました。まだ小さい妹弟がいるからですね」とマーガレットと下の2人を見て笑顔で挨拶した。
マーガレットは、笑顔を向けられたが、体が拒否反応。顔を上げられず、母の袖をそっと掴んでいた。
そんな事はおかまいなしに、下の2人は、兄の友達が来たと大喜び。
すぐに懐いて、一緒にカードゲームをしたりしていた。
一方、マーガレットは、母の近くにくっついていた。
母は、「マーガレット、晩御飯の支度手伝ってくれる?」と、カードゲームに参加させず、距離を保ってあげることにした。
マーガレットは「うん。手伝うね」と硬い表情で作業した。
そして、マーガレットは「あの人、アガサ人だよね?兄の友達。私、仲良く出来る気がしない」
ポソっとそう伝えてきた。
母「そうね。アガサ人ね。でもマークの大切な友達だし、とても誠実そうよ?無理に接近しなくていいから、少し様子をみたらどうかな?」
マーガレットは「うん」と元気のない返事を返した。
母は、心配を顔に出さないように気をつけて、笑顔をはりつけた。
そして、夕食の時間。
子供達2人は、急なお客さんにとても嬉しい様子で、終始はしゃいでいた。
マーガレットは、黙々と食べ、一切ルドーを見ない。
ルドーは、その様子に気づいていたが、思春期の女子はこんなものかな?と軽く思っていた。
そして、食後のデザートの時、母が「マーガレットが作ったのよ」とアップルパイを切り分けルドーに出した。
ルドーは、マーガレットを見て「上手だね。君の旦那さんになる人は幸運だね。いただきます」
と笑顔で伝えてきた。
母は、固まってしまったマーガレットに肘で促した。するのマーガレットは「私、結婚しないので」
と強めの口調で返事をした。
ルドーは、「まだ若いからね。僕の言い方が悪かったな。ゴメンよ」と謝ってきた。
マーガレットは、「アガサ人が弱いものイジメする人種だと知ってるんだから、笑顔で人を傷つけるくせに。ヘラヘラして。私に話しかけてこないで!」
そう言うと、席を離れたマーガレット。
残されたメンバーは、唖然。
いつも穏やかなマーガレットが、爆発した瞬間だった。
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