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第45話 肉は多めでたのむ
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フランスは、イギリスとアミアンのうしろについて、教会の廊下を歩く。魔王イギリスの姿で、ついていく。
この姿で食堂に行ってもいいのかしら。
アミアンに「いいんじゃないですか? なにか飲んでいたらいいですよ」と言われて、ついてきたけれど。
帝国の皇帝の姿なんだけど。
いったい、どんな様子で食堂に姿をあらわせばいいのか、まったく分からない。
かたや、目の前でイギリスは迷いのない足取りで食堂にむかっている。
ほんとに大丈夫なの?
食堂に陛下を連れて行って……。
フランスの心配をよそに、食堂に入ると、イギリスはそのまままっすぐ厨房前のカウンターに向かった。中では、いつも手伝いをしてくれている身体の大きな、いかにも『強いおかみさん』といった風情の女が、腕まくりをして、立派にきりもりしている。
あたりに良い匂いがたちこめていた。
食堂での食事の提供は正午前にはじまることになったが、人の姿はまだまばらだった。
時間を決めてみんなで集まり、聖書の朗読を聞きながら静かに食事をする……という教会もあるが、ここではそういったルールはない。食堂があいている時間に来れば食べられるし、間に合わなければひもじい思いをするだけだ。
フランスが入っていくと、ちらちらとこちらを見る者もいるが、露骨な視線を投げかける者はいない。
そうよね。
気になるけど、露骨に聞けないし、チラ見するしかないわよね。
厨房にいるおかみさんは聖女の姿をしたイギリスを見ると、豪快な笑顔で言った。
「ああ、フランスちゃん、おはよう」
イギリスが普通に答える。
「おはよう」
そして、イギリスがまるでいつも通りといった感じで言った。
「肉は多めでたのむ」
「あいよ! 今なら肉食べ放題だからね。若いんだし、たんとお食べ!」
なにこれ。
どういう状況?
たしかに、イギリスがこの教会で過ごすようになってから、もう二週間以上たっている。フランスは、今はじめてイギリスの馴染みっぷりを目にして、混乱した。
おかみさんは作業をしながら、大きな声で言った。
「あ、ちょっと肉を焼くあいだ、ミディおばあちゃんのこと、見てくれないかい?」
「わかった」
イギリスはそう答えると、迷いなく、食堂の大きなテーブルの一角に座っているミディおばあちゃんのもとに向かった。
その近くにカリエールが座っている。
イギリスが話しかけた。
「カリエール、おはよう」
「おはようございます! 聖女さま!」
イギリスが、カリエールの頭をなでる。カリエールは、イギリスを見上げて、うれしそうな顔をした。
「今日は、アリアンスはいないのか?」
「うん、母さん、昨日からとなり町に、なえの買い出しに行ってるの。きのうは、大きなお母さんのおうちに泊まったよ」
大きなお母さんは、厨房にいるおかみさんのことだ。彼女はこのあたりで一番たよりになると噂で、やさしく世話好きだ。みんなから『大きなお母さん』と呼ばれて親しまれている。ここでの、料理だって、善意でしてくれている。
イギリスは、ミディおばあちゃんのとなりに座ると、目の前にあるかゆを、ふうふうとやってから、ゆっくりとミディおばあちゃんの口もとにもっていく。反対の手は、布を持ち、ミディおばあちゃんの顎下でまちかまえるようにする。
て、手慣れ過ぎている……。
いつのまに、こんなことに。
ミディおばあちゃんは、手が震えてうまく食事ができない。彼女の食事の世話は、手があいていれば、いつもフランスかアミアンがしていることだった。
フランスは、自分の良く知る教会の食堂のはずなのに、どうしていいやら分からず、突っ立っていた。ちらちらと寄こされる視線のせいで、いっそう居心地が悪い。
アミアンは、イギリスのことはほったらかしにして、厨房内を手伝いに行ったようだった。
すると、背中をかるく押された。
ふりかえると、シトー助祭が通り過ぎるところだった。どうやら食堂に入るのに、フランスの身体が邪魔だったらしい。
フランスは心の内で、大声で叫んだ。
シトーーーッ‼
皇帝陛下の背中を押すなんて、どういうつもり⁉
死にたいわけ⁉
シトー助祭はフランスの方を見もせずに、食堂内をつっきり、厨房のほうへと消えていった。
とんでもないわ。
フランスは、大きく息をついて、首をふった。
ふと、視線を感じて、そちらを見る。
カリエールがじっと、フランスのことを、いや、魔王イギリスを見つめていた。
じーっと見つめている。
フランスは、にっこりしていいかも分からず、ぎこちなく口のはしだけ上げた。
すると、カリエールがひそひそ声になっていない、大きなひそひそ声で、ミディおばあちゃんの世話をするイギリスに聞いた。
「ねえ、魔王さまって、騎士みたいにつよいのかな?」
カリエール、魔王さまと呼んじゃだめよ。
だれか教えてあげて。
イギリスが、ミディおばあちゃんの口元をぬぐってから言った。
「あの男は、もとは騎士だ。まあ、それなりに強い」
「へええ」
カリエールが、きらきらした目でこちらを見た。
すると、イギリスが、フランスに向かって言った。
「おい、陛下」
ちょっと⁉
おい、と、陛下は決して並ばない言葉よ。
わたしの姿でとんでもない話し方をするのはやめてよ!
「そんなところに突っ立っていたら邪魔だ。そこに座れ」
イギリスはそう言って、カリエールの目の前をさした。
フランスは、ちょっともう何をどう言っていいか分からず、あきらめて、カリエールの前に座った。
それを見ていたらしい大きなお母さんが、厨房から大きい声で笑う。
「なんだい、皇帝陛下っていうから、おそろしい男かと思っていたけど、もうフランスちゃんの尻にしかれてるのかい」
ちがいます!
ちょっと!
どういうつもり⁉
フランスがあせってイギリスを見ると、イギリスは存外たのしんでいそうな顔で大きなお母さんに答えた。
「名前が長ったらしいだけで、大した男じゃない」
大きなお母さんが、それを聞いて豪快に笑った。
どういう馴染み方してるわけ⁉
自分のこといじって遊ぶほど余裕があるのはいったいどういうわけよ‼
これは一体、どういうこと⁉
だれか、わたしに説明して‼
***********************************
おまけ 他意はない豆知識
***********************************
【ミディ】
ミディ運河はフランスの世界遺産。
全長 240 kmにもおよぶ、フランスを横断する運河です。大西洋と地中海をむすぶ大量輸送ルートとして、国家プロジェクトで建設されました。
運河沿いの物流が盛んになり、ボルドー地方などのワインの生産量を飛躍的にのばした、と言われています。
この姿で食堂に行ってもいいのかしら。
アミアンに「いいんじゃないですか? なにか飲んでいたらいいですよ」と言われて、ついてきたけれど。
帝国の皇帝の姿なんだけど。
いったい、どんな様子で食堂に姿をあらわせばいいのか、まったく分からない。
かたや、目の前でイギリスは迷いのない足取りで食堂にむかっている。
ほんとに大丈夫なの?
食堂に陛下を連れて行って……。
フランスの心配をよそに、食堂に入ると、イギリスはそのまままっすぐ厨房前のカウンターに向かった。中では、いつも手伝いをしてくれている身体の大きな、いかにも『強いおかみさん』といった風情の女が、腕まくりをして、立派にきりもりしている。
あたりに良い匂いがたちこめていた。
食堂での食事の提供は正午前にはじまることになったが、人の姿はまだまばらだった。
時間を決めてみんなで集まり、聖書の朗読を聞きながら静かに食事をする……という教会もあるが、ここではそういったルールはない。食堂があいている時間に来れば食べられるし、間に合わなければひもじい思いをするだけだ。
フランスが入っていくと、ちらちらとこちらを見る者もいるが、露骨な視線を投げかける者はいない。
そうよね。
気になるけど、露骨に聞けないし、チラ見するしかないわよね。
厨房にいるおかみさんは聖女の姿をしたイギリスを見ると、豪快な笑顔で言った。
「ああ、フランスちゃん、おはよう」
イギリスが普通に答える。
「おはよう」
そして、イギリスがまるでいつも通りといった感じで言った。
「肉は多めでたのむ」
「あいよ! 今なら肉食べ放題だからね。若いんだし、たんとお食べ!」
なにこれ。
どういう状況?
たしかに、イギリスがこの教会で過ごすようになってから、もう二週間以上たっている。フランスは、今はじめてイギリスの馴染みっぷりを目にして、混乱した。
おかみさんは作業をしながら、大きな声で言った。
「あ、ちょっと肉を焼くあいだ、ミディおばあちゃんのこと、見てくれないかい?」
「わかった」
イギリスはそう答えると、迷いなく、食堂の大きなテーブルの一角に座っているミディおばあちゃんのもとに向かった。
その近くにカリエールが座っている。
イギリスが話しかけた。
「カリエール、おはよう」
「おはようございます! 聖女さま!」
イギリスが、カリエールの頭をなでる。カリエールは、イギリスを見上げて、うれしそうな顔をした。
「今日は、アリアンスはいないのか?」
「うん、母さん、昨日からとなり町に、なえの買い出しに行ってるの。きのうは、大きなお母さんのおうちに泊まったよ」
大きなお母さんは、厨房にいるおかみさんのことだ。彼女はこのあたりで一番たよりになると噂で、やさしく世話好きだ。みんなから『大きなお母さん』と呼ばれて親しまれている。ここでの、料理だって、善意でしてくれている。
イギリスは、ミディおばあちゃんのとなりに座ると、目の前にあるかゆを、ふうふうとやってから、ゆっくりとミディおばあちゃんの口もとにもっていく。反対の手は、布を持ち、ミディおばあちゃんの顎下でまちかまえるようにする。
て、手慣れ過ぎている……。
いつのまに、こんなことに。
ミディおばあちゃんは、手が震えてうまく食事ができない。彼女の食事の世話は、手があいていれば、いつもフランスかアミアンがしていることだった。
フランスは、自分の良く知る教会の食堂のはずなのに、どうしていいやら分からず、突っ立っていた。ちらちらと寄こされる視線のせいで、いっそう居心地が悪い。
アミアンは、イギリスのことはほったらかしにして、厨房内を手伝いに行ったようだった。
すると、背中をかるく押された。
ふりかえると、シトー助祭が通り過ぎるところだった。どうやら食堂に入るのに、フランスの身体が邪魔だったらしい。
フランスは心の内で、大声で叫んだ。
シトーーーッ‼
皇帝陛下の背中を押すなんて、どういうつもり⁉
死にたいわけ⁉
シトー助祭はフランスの方を見もせずに、食堂内をつっきり、厨房のほうへと消えていった。
とんでもないわ。
フランスは、大きく息をついて、首をふった。
ふと、視線を感じて、そちらを見る。
カリエールがじっと、フランスのことを、いや、魔王イギリスを見つめていた。
じーっと見つめている。
フランスは、にっこりしていいかも分からず、ぎこちなく口のはしだけ上げた。
すると、カリエールがひそひそ声になっていない、大きなひそひそ声で、ミディおばあちゃんの世話をするイギリスに聞いた。
「ねえ、魔王さまって、騎士みたいにつよいのかな?」
カリエール、魔王さまと呼んじゃだめよ。
だれか教えてあげて。
イギリスが、ミディおばあちゃんの口元をぬぐってから言った。
「あの男は、もとは騎士だ。まあ、それなりに強い」
「へええ」
カリエールが、きらきらした目でこちらを見た。
すると、イギリスが、フランスに向かって言った。
「おい、陛下」
ちょっと⁉
おい、と、陛下は決して並ばない言葉よ。
わたしの姿でとんでもない話し方をするのはやめてよ!
「そんなところに突っ立っていたら邪魔だ。そこに座れ」
イギリスはそう言って、カリエールの目の前をさした。
フランスは、ちょっともう何をどう言っていいか分からず、あきらめて、カリエールの前に座った。
それを見ていたらしい大きなお母さんが、厨房から大きい声で笑う。
「なんだい、皇帝陛下っていうから、おそろしい男かと思っていたけど、もうフランスちゃんの尻にしかれてるのかい」
ちがいます!
ちょっと!
どういうつもり⁉
フランスがあせってイギリスを見ると、イギリスは存外たのしんでいそうな顔で大きなお母さんに答えた。
「名前が長ったらしいだけで、大した男じゃない」
大きなお母さんが、それを聞いて豪快に笑った。
どういう馴染み方してるわけ⁉
自分のこといじって遊ぶほど余裕があるのはいったいどういうわけよ‼
これは一体、どういうこと⁉
だれか、わたしに説明して‼
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おまけ 他意はない豆知識
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【ミディ】
ミディ運河はフランスの世界遺産。
全長 240 kmにもおよぶ、フランスを横断する運河です。大西洋と地中海をむすぶ大量輸送ルートとして、国家プロジェクトで建設されました。
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