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#003. ステッキの力
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体育館裏、其処に私の腹を殴った男が居た。私は復讐する為、ステッキをバッグの中に隠し入れた。
「来たな?遅ーよ」
「そうですか」
「…お前、わかってるよな?」
「…」
私は黙って、バッグの中に左手を突っ込んで、ステッキを掴んだ。
「弁償しない代わりに、同じ奴を買う、だ。ちゃんと買ってきたよな?」
「ウザっ」
「あ?」
「何?自分良い子ちゃんぶってんの?」
「あ?」
私は溜息を吐いて、
「お馬鹿にも程がある」
「は?ふざけんなよ」
「ふざけてるの、アンタじゃない?」
「んだと!ふざけんな!」
男は私に向かって、殴ってきた。私は軽く避けて、バッグからステッキを取り出し、男を殴った。すると、男の身体は爆発四散し、血が飛んだ。
◾️
──私は、他の魔法少女に云った。
「私達は、やられた。あの少女に。全て、あの少女の策略だったんだよ。嵌められたんだよ。私達はあの少女に!」
そう。私達は嵌められた。あの少女に──。
「お前、大丈夫か?」
「…うん」
雄介が訊いてきた。
「私、変かな?」
「…いや、変じゃないよ」
私は驚いて、
「なんで?」
「あの話が本当なら、その少女は、此処に再度やって来るかもな」
「え?どうして?」
「利香達魔法少女には、何かの法則がある。其れがわかったら…」
「……法則…」
私は深く考え込んだ。
◾️
「え?何此れ?」
私は今の状況を、読み込めずに居た。
「おぇぇぇ…」
私はその場で跪き、嘔吐した。
「なんとかしなきゃ…」
私は肉片を回収し、土に埋めた。
「……」
「何してんの?」
声がした。声のした方を見ると、クラスの学級委員、桐枝陽子が腕を組んで、突っ立っていた。
「なんでもない」
「その顔に付いてる血は、何?」
「なんでもない」
すると、桐枝は瞬間移動し、眼の前に。
「え?今、」
「わからない?あたし、さっきまで見てたから」
「私と同じ?」
桐枝はすると、
「私の能力は時を操る能力です」
と云った。
「来たな?遅ーよ」
「そうですか」
「…お前、わかってるよな?」
「…」
私は黙って、バッグの中に左手を突っ込んで、ステッキを掴んだ。
「弁償しない代わりに、同じ奴を買う、だ。ちゃんと買ってきたよな?」
「ウザっ」
「あ?」
「何?自分良い子ちゃんぶってんの?」
「あ?」
私は溜息を吐いて、
「お馬鹿にも程がある」
「は?ふざけんなよ」
「ふざけてるの、アンタじゃない?」
「んだと!ふざけんな!」
男は私に向かって、殴ってきた。私は軽く避けて、バッグからステッキを取り出し、男を殴った。すると、男の身体は爆発四散し、血が飛んだ。
◾️
──私は、他の魔法少女に云った。
「私達は、やられた。あの少女に。全て、あの少女の策略だったんだよ。嵌められたんだよ。私達はあの少女に!」
そう。私達は嵌められた。あの少女に──。
「お前、大丈夫か?」
「…うん」
雄介が訊いてきた。
「私、変かな?」
「…いや、変じゃないよ」
私は驚いて、
「なんで?」
「あの話が本当なら、その少女は、此処に再度やって来るかもな」
「え?どうして?」
「利香達魔法少女には、何かの法則がある。其れがわかったら…」
「……法則…」
私は深く考え込んだ。
◾️
「え?何此れ?」
私は今の状況を、読み込めずに居た。
「おぇぇぇ…」
私はその場で跪き、嘔吐した。
「なんとかしなきゃ…」
私は肉片を回収し、土に埋めた。
「……」
「何してんの?」
声がした。声のした方を見ると、クラスの学級委員、桐枝陽子が腕を組んで、突っ立っていた。
「なんでもない」
「その顔に付いてる血は、何?」
「なんでもない」
すると、桐枝は瞬間移動し、眼の前に。
「え?今、」
「わからない?あたし、さっきまで見てたから」
「私と同じ?」
桐枝はすると、
「私の能力は時を操る能力です」
と云った。
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