Xa 〜イクサ〜

霜月麗華

文字の大きさ
1 / 7

第1話 取り押さえ

しおりを挟む
 犯罪超能力者が街で暴れ、超能力で雑居ビルが崩れる。使えない警察は警棒片手に、「何してる!」と注意だけ。俺は呆れて犯罪超能力者に突っ込み、俺は数秒で犯罪超能力者を取り押さえた。
「暴れんなよ…おい警察!」
「あっ、はい」
警察は犯罪超能力者の腕に能力封じ用手錠を付けた。今日はこれで、三人目だ。
 俺の名前は高崎悠一たかさきゆういちと云う。俺は近くの中学校に通う、中三だ。俺は超能力者と云う類いの者で、普通の人には出来ない力を扱える。俺の超能力は、中三とは思えない力で、そのせいで犯罪超能力者抑制委員会の会員となってしまっている。
 犯罪超能力者抑制委員会とは、犯罪等を起こした超能力者を取り押さえて、逮捕、起訴する(犯人が少年少女超能力者の場合は、少年法は成立されない)、中学生から大人までの巨大グループだ。何か大きな事件が発生した場合は、街の中心部にある、犯罪超能力者抑制委員会本部で、各委員会支部の部長が捜査会議をする。
 俺は部長では無い。
 俺の能力は、能力解放と云う物。能力を発動すると、身体能力向上、他の者の超能力を使用可能にする、他の者の超能力を一瞬で分析可能、様々な事が出来る。
 俺の通っている中学校は、毎月身体能力及び超能力及び、五教科のテストをする。俺の成績は、

『五教科テスト
 国語八十点
 数学七十五点
 理科百点
 社会六十九点
 英語九十七点
 合計四百二十一点

 身体能力テスト
 全て最高点の十点
 
 超能力テスト
 この学校では判定不可能』

 何その判定不可能って?
 三年ずっと判定不可能ってなっていた。俺はその成績を、父親の友人の、とある研究所の所長に見せた。
所長曰く、
「判定不可能か、此処で判定するか?」
俺は頷いた。
 そして、超能力テスト。テストの内容は、能力がどれだけ強いか、実戦、以上二つだけだ。
 そして結果は高得点。
「良いね。そうだ、最後に此れを…」
所長はとある古臭い本を棚から取り出した。
「それって…」
「最近見つかった、古代の遺跡から出た、本だ」
 この研究所は、世界に散らばっている古代遺跡の、とある古臭い本を回収し、調査を実施する研究所。古代遺跡の中からは、必ず本が出る。本には古代人が使用した能力の説明が書かれていたが、その能力はあまりにも危険すぎる為、研究所で大切に保管されている。
 本は世界に十二冊あるとされる。理由は一つ目に発見された遺跡の中の絵から、本が十二冊あると確認されたからだ。
 今見つかった本の数は、二冊だけだ。
 その本の名前は、『オリヴィアの幻術』。
「三冊目だよな?」
「僕は三冊目を、マスコミには公表しない」
所長は緑茶をすすりながら云った。
「何故だ?」
「内容があの、お前が持ってる二冊の内容とは格が違かったからだ。オリヴィアの幻術は、お前にしか使用出来ない。此れは企業秘密だ」
俺は見つかった二冊のオリヴィアの幻術を、所長から貰い、家で読んで能力を使用している。オリヴィアの幻術は、俺にしか使えなかった。
「マスコミに嘘を吐くのか?」
「…その通りだな」
俺は頭を抱えて、
「知らねーぞ?」
と云ってやった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

使い捨て聖女の反乱

あんど もあ
ファンタジー
聖女のアネットは、王子の婚約者となり、瘴気の浄化に忙しい日々だ。 やっと浄化を終えると、案の定アネットは聖女の地位をはく奪されて王都から出ていくよう命じられるが…。 ※タイトルが大げさですがコメディです。

出戻り娘と乗っ取り娘

瑞多美音
恋愛
望まれて嫁いだはずが……  「お前は誰だっ!とっとと出て行け!」 追い返され、家にUターンすると見知らぬ娘が自分になっていました。どうやら、魔法か何かを使いわたくしはすべてを乗っ取られたようです。  

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

この離婚は契約違反です【一話完結】

鏑木 うりこ
恋愛
突然離婚を言い渡されたディーネは静かに消えるのでした。

【完結】たぶん私本物の聖女じゃないと思うので王子もこの座もお任せしますね聖女様!

貝瀬汀
恋愛
ここ最近。教会に毎日のようにやってくる公爵令嬢に、いちゃもんをつけられて参っている聖女、フレイ・シャハレル。ついに彼女の我慢は限界に達し、それならばと一計を案じる……。ショートショート。※題名を少し変更いたしました。

王様の恥かきっ娘

青の雀
恋愛
恥かきっ子とは、親が年老いてから子供ができること。 本当は、元気でおめでたいことだけど、照れ隠しで、その年齢まで夫婦の営みがあったことを物語り世間様に向けての恥をいう。 孫と同い年の王女殿下が生まれたことで巻き起こる騒動を書きます 物語は、卒業記念パーティで婚約者から婚約破棄されたところから始まります これもショートショートで書く予定です。

〈完結〉遅効性の毒

ごろごろみかん。
ファンタジー
「結婚されても、私は傍にいます。彼が、望むなら」 悲恋に酔う彼女に私は笑った。 そんなに私の立場が欲しいなら譲ってあげる。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

処理中です...