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恋愛編(中)
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しおりを挟むいつか
「間違ってんだよ!お前は!」
「うるさい!」
バンッ
「あっ、」
9月9日
鉄次は父親と会っていた。
「ひ、久しぶり、父さん、露子の祭壇は?」
「あそこにあるよ」
鉄次は祈った。
「ごめんな、姉さん」
鉄次は祭壇を後にし、リビングで寛いだ。
「母さんは、まだ病院か?」
「あぁ、、、父さんな、鉄次に言わなきゃいけない事があるんだ」
父は鉄次に近づいた。
「何?」
「父さんな、借金してるんだよ」
「えっ?どっから?」
鉄次は聞いた。
「四境組に借りたんだよ」
「あのヤクザの所、、、」
「鉄次、来てくれ」
父はそう言い、鉄次を寝室に連れて行った。
「ここに何があるんだよ?」
「よく見なさい」
父はベッドの下にあるボタンを押した。するとタンスがドアの様に開き、部屋が出てきた。
「、、、、、何これ」
部屋の奥には金が大量にあった。
「この金で返せばよかったじゃん」
鉄次は聞いたが、
「母さんが居るだろ!?」
と返された。
鉄次の家・夜・鉄次
鉄次は家に帰り、コーヒーを飲んだ。その時、電話が鳴った。鉄次は出た。
「どちら様ですか?」
「うちら、四境組のもんや」
鉄次は唾を飲んだ。
「は、はい」
「アンタ、松原の息子さんか?」
「は、はい」
「君の父親はうちらの所で捕まえてるからな?助けたいなら来い」
ガチャッ
鉄次は携帯と棒を持ち、四境組の本拠地へ向かった。
四境組本拠地敷地内・鉄次
鉄次は、敵である四境組の人達を倒しながら家を進んだ。
「父さん!何処だ!」
鉄次は父を探しまわった。
「地下室、ここしかないな」
鉄次は地下室に入った。そこには、鉄次の父が縄で吊るされ、死んでいた。
「父、、さん?嘘だろ?」
その時、後ろから日本刀を持った女性が、鉄次の首に日本刀を近づけた。
「死にたくないよね?鉄次君?」
「テメェ、誰だ!?」
「私は坂野紗子」
鉄次の動きが止まった。その時、男性の声が聞こえた。
「若様、よろしいです」
「わかった、この子は茅野晴人。私の護衛役」
鉄次は抵抗した。
「動くと斬るよ?」
紗子の忠告を聞かなかった鉄次は、斬られた。
「外に捨てなさい」
「かしこまりました」
晴人は鉄次を運ぼうとした。紗子は、鉄次が外に運ばられる前に言った。
「私と晴人はカップルなの。あなたと同じよ?」
鉄次は外に捨てられた。
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