21 / 62
竜と黒炎の姫君編(魔法少女になった)
21
しおりを挟む遥
「遥!どこ行ってたんだよ!」
クラスの皆が聞いてきた。
「失踪の事を調べてた」
私はそう答えると、楽徒が言った。
「失踪の事って、今調べることか?」
「うん。色々とわかった事あるし」
「何?」
クラスの皆、揃って聞いてきた。早苗は私を見ていた。
「失踪は、やっぱりゲーム絡みだったよ。この中で竜黒で課金した人は?」
私は皆に聞いてみた。すると、クラスの半分の人数が課金していた。
「、、、ヤバいね、それ」
「どうして?」
今度は洋鬼が聞いてきた。
「課金した人の何人かは失踪してるのよ。私も課金して失踪した」
「課金してか、、、とにかく気を付けろって事か?」
「そういう事」
私は皆に言った。その時、早苗が立ち上がり、私をトイレに連れて行った。
トイレ
「魔法少女の事は、誰にも言わないでね?」
「誰が言うのよ」
早苗は忠告してきた。
「、、、とにかく気を付けてね?」
「わかったよ」
早苗はトイレから出ていった。
第三者
鉄次は、遥がトイレから戻ってくるのを待った。
「、、、」
遥が教室に入って来た。鉄次は遥の所に行き、聞いた。
「遥、お前何か隠し事してないか?」
「え?何もしてないよ」
「本当か?」
「そうよ!」
「、、、わかったよ、悪かった」
鉄次はそう言い、席に座った。
「何なのよ、、、」
遥は言う。
魔法少女の楽園・遥
夜、遥は楽園に居た。
「こんばんわ」
「こんばんわ、どうしたの?竜を倒してない様だけど?」
そこにはコケットともう1人、青髪の魔法少女が居た。
「この子は新入りよ」
「そうなんですか」
遥は青髪の魔法少女に話しかけようとしたが、消えてしまった。
「あの子、リアルで竜と戦うのが嫌らしいのよね」
「そうなんですね」
青髪の魔法少女の家・青髪の子
青髪の魔法少女は自分の家で独り言をずっと喋っていた。
「なんで私があんな事しなきゃいけないのよ!なんで私なのよ!他にもいるでしょ!どうしたらいいのよ!アプリをアンインストールすればいいの?!」
彼女は携帯を出し、
「こんなアプリ消えちゃえー!」
と言い、『竜と黒炎の姫君』のアプリをアンインストールした。
「はぁ、はぁ、コレでOK!」
その時、彼女は呼吸困難に見舞われてしまった。
「はぁ、はぁ、はぁ、誰れ、か、たす、け、、、」
彼女は口から血の塊を吐き出した。
バタッ
彼女は息絶えた。
魔法少女の楽園・遥
「、、、嫌な予感がする」
急にコケットが言い出した。
「えっ?なんでですか?」
遥は聞くも、
「四境公園で会おう!」
と言われ戻って四境公園へ向かった。
公園には遥のクラスの嘉代子が居た。
「遥!?」
「コケットって、もしかしてアンタ?!」
「そうよ。あなたが、、、そう、こっち来て!」
嘉代子は走り出した。
「嘉代子?!待って」
遥は嘉代子を追いかけた。追いかけた先にはアパートがあった。
「来て!」
嘉代子は荷山と書かれた部屋のドアを叩いた。
「紀美子?開けて!」
嘉代子はドアを叩き、無理矢理開けようとした。
「嘉代子、私が開ける」
遥はそう言い、魔法少女に変身し、力でドアを蹴り開け、中に入った。
中には、青髪の魔法少女が血を吐いて倒れていた。
「紀美子!紀美子!遥!救急車呼んで!」
遥は救急車を呼んだ。
「紀美子!紀美子!しっかりして!」
嘉代子は紀美子の身体を動かす。紀美子は息をしてない様だった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております
紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。
二年後にはリリスと交代しなければならない。
そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。
普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…
もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
包帯妻の素顔は。
サイコちゃん
恋愛
顔を包帯でぐるぐる巻きにした妻アデラインは夫ベイジルから離縁を突きつける手紙を受け取る。手柄を立てた夫は戦地で出会った聖女見習いのミアと結婚したいらしく、妻の悪評をでっち上げて離縁を突きつけたのだ。一方、アデラインは離縁を受け入れて、包帯を取って見せた。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
冷徹公爵の誤解された花嫁
柴田はつみ
恋愛
片思いしていた冷徹公爵から求婚された令嬢。幸せの絶頂にあった彼女を打ち砕いたのは、舞踏会で耳にした「地味女…」という言葉だった。望まれぬ花嫁としての結婚に、彼女は一年だけ妻を務めた後、離縁する決意を固める。
冷たくも美しい公爵。誤解とすれ違いを繰り返す日々の中、令嬢は揺れる心を抑え込もうとするが――。
一年後、彼女が選ぶのは別れか、それとも永遠の契約か。
ある辺境伯の後悔
だましだまし
恋愛
妻セディナを愛する辺境伯ルブラン・レイナーラ。
父親似だが目元が妻によく似た長女と
目元は自分譲りだが母親似の長男。
愛する妻と妻の容姿を受け継いだ可愛い子供たちに囲まれ彼は誰よりも幸せだと思っていた。
愛しい妻が次女を産んで亡くなるまでは…。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる