全ては、皆んなの為に、、、そして、彼女を好きになる

霜月麗華

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竜と黒炎の姫君編(魔法少女の新事実)

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休みの日

鉄次は携帯を持ち、コンビニに居た。
「、、、」
鉄次は都市伝説の雑誌を取り、レジに向かった。その時、緑髪の女性に当たってしまった。
「あ、すいません」
「大丈夫ですよ、鉄次くん」
「あ、、、」
女性はそう言い、コンビニを出て行った。
「今、俺の名前を、、、」
鉄次は気にして、女性を追いかけようとしたが、やめた。



喫茶店・緑髪の女性

緑髪の女性目黒京子は、喫茶店でコーヒーを飲んでいた。
「鉄次に会えた、、、何年ぶりだろう、ここに来たの」
京子は独り言を言っていた。その時、喫茶店に上野浦林蔵が入って来た。
「あれ?京子ちゃんじゃないか。どうしたのかね?」
「おじさん!久しぶり!久しぶりに、この町に戻ってきたのよ。後で実家に行くつもりよ。おじさんは?」
「ここに住んどるよ。ワシは」
「そうなんだ」
林蔵はコーヒーを頼み、席に座った。すると、林蔵は京子に聞いた。
「あのゲーム知っておるかね?」
「何ていうゲーム?」
「竜と黒炎の姫君じゃよ。このゲームのプレイヤーが1週間、失踪する事件が、相次いで発生しておるのじゃ」
「そうなのね」
林蔵は京子の目を見た。
「気を付けるんじゃぞ」
「え?わかったわよ」
京子はそう言い、コーヒーを飲んだ。


次の日・学校・鉄次

鉄次のクラスに転校生が来た。
「目黒京子です!よろしく!」
あの時の緑髪の女性だった。


昼休み

鉄次、遥は窓の開いた廊下で話をしていた。
「失踪のやつ、どう思う?」
「課金しないとわからないだろう?」
「そうよね」
遥は言った。すると鉄次がこう言った。
「俺、課金してみる」
と。
「は!?ダメだよ!課金なんて、失踪しちゃうかもしれないじゃん!」
遥が言った。すると、廊下にいた人達が、2人の事を見た。
「大丈夫だよ。お前は戻って来たんだから」
「大丈夫じゃないよ!死にたいの?!」
遥が言った時だった。

ドスッ

「うっ!」
鉄次が倒れたのだ。左腕にはコンバットナイフが刺さっていた。どうやら、開いている窓から入って来た様だ。
「鉄次!鉄次!ちょっと!」
教室から生徒が出て来る。鉄次は起き上がり、コンバットナイフを抜き、外に投げ捨てた。
「痛いんだよ!クソ!」
左腕には大きな傷ができていて、血が出ていた。鉄次は右手で傷口を抑えながら言った。
「クソがぁぁぁぁぁ!」
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