死町

霜月麗華

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姿現し編 *雌殺し編の解答編です!*

第一話「黒」

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 9月12日

 京香のクラスの担任の里原は、出勤する為の支度をしていた。

「よし。後は神様に御祈りして…」

 ネクタイを首に巻き、1階の仏壇に2礼2拍手1礼。

「うん。よし、行くか」

 里原は玄関の戸を開けて、車に乗り込む。エンジンをかけて、ハンドルを握って、学校へ向かった。


 ──夜の事だった。

「………」

「大丈夫ですか?」

 黙々と作業をしている里原にコーヒーを差し出したのは、数学担当教師の上杉うえすぎ。女性。

「あ、すいません。テストの丸付けが終わらなくてね…ハハハ。こりゃ10時コース確定だ」

「あらら。コーヒーでも飲んでゆっくりし……」

 その時だった。里原が急にピタッと止まり、動かなくなってしまった。

「あ、あれ?里原先生?里原先生!ちょ、ちょっと!起きて下さい!」

「何事ですか?!」

校長が怒鳴った。

「校長先生!里原先生が!急に!」

「えぇ?!なんですって?!」

校長は慌てふためき、

「あわわ。ど、ど、どうしたら……!」

 上杉は里原の身体を揺らす。里原は起きなかった。
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