豁サ逕コ縲(死町)season3・4・5

霜月麗華

文字の大きさ
28 / 34
恋許し編

第5-2(2)話 Amphitheater and Poseidon

しおりを挟む

ホテル夜・鉄次

遥と鉄次はベッドに座っていた。
「私の背中、ホントどうなるんだろう」
遥は鉄次に言った。
「、、、わからねぇよ」
「、、、私、何が出来るかな?これで」
「、、、人を助ける事が出来るだろう」
遥は服を脱ぎ、背中を見た。
「なんか、魔法陣が大きくなった気がするんだけど、、、怖いんだけど、鉄次?」
「はい?」
鉄次は隅々まで背中を調べた。
「ホントだ、前よりもデカイ」
「助けて、、、」
遥はそう言い、鉄次に抱きついた。
「遥、、、」
「私、鉄次とずっと、一緒に居たい!」
遥は鉄次を強く抱きしめた。
「痛い、遥」
「あっ、ごめん、ねぇ」
「ん?どうした?」
「一緒にお風呂、入ろ?」
「、、、、、う、うん」


京子の家・京子

京子は了子と話していた。
「あなたの事は、あの人達には言ってないから」
「そう、ですか」
「あなたも、今後どうするか考えなさい」
「、、、」
京子は寝室に行き、了子の話を思い出した。


ホテル・鉄次

鉄次、遥は2人で風呂に入った。
「、、、思春期の女子と一緒に、よく入れるね?」
「遥が入ろ?って言い出したんだろ?」
「そうだけど、、、」
2人は湯船に浸かる。
「アンドロイドとか、その魔法陣が、神とか使徒とかに関係してたら、ヤバいよな?」
遥は何かを思い出した。
「確かに。兼六園でさ、気付かないフリして行った、あの少女。いたじゃん」
「うん」
「アレ、アムピトリーテーだったりして」
鉄次に言った。
「無いだろ、、、いや待て、あの子が神だとしたら?」
「この魔法陣、アムピトリーテーじゃない、、、」
「少女の姿の神、、、ガブリエルか?」
鉄次は変な事を考えた。
「何考えてるの?」
「ガブリエルって、マリアに受胎告知した神なんだよ、、、て事は?」
鉄次が言うと、遥は固まってしまった。
「う、嘘、よね?」
遥は風呂から立ち上がり、
「もう出る」
と言い、タオルで身体を拭いた。
「ごめんな、遥」
「、、、いいのよ」
鉄次は立ち上がり、遥に抱きついた。
「え、ちょっと、何?」
鉄次はギュッと抱きつく。
「なんか、言ってよ」
遥は鉄次の方を向き、キスした。
「、、、ごめんね、鉄次」
「、、、ごめんな、遥」
2人は服を着て、ベッドに座った。
「、、、どうするよ」
鉄次は遥に言った。その時、部屋のドアをノックした音が聞こえた。鉄次が出た。そこにはフロントの人と、兼六園にいた少女が居た。
「松原様ですよね?お客様です」
「はい」
鉄次は少女を入れた。
「誰だった、、、え?」
遥は固まった。
「君はあの時のだろ?」
「えぇ、私はガブリエル。あなた達に言わなきゃいけない事があるの」
少女ガブリエルは言った。
「遥って言ったかしら?あなた、してるよ」
遥は顔を下げた。
「やっぱり、」
鉄次はガブリエルに聞いた。
「ガブリエルでいいか?」
「うん」
「遥の背中の魔法陣は何?」
「それは、痛みを鎮める魔法をかけたの。あと、あなたが魔法を使えるようにしたから」
「そうか、ありがとう」
「いいのよ。それじゃ、私は帰るね」
ガブリエルは部屋を出た。
「嘘、、、やっぱり妊娠してたんだ、、、」
遥はベッドに寝転んだ。
「完全な痛み止めだから気付かなかったのか、、、ガブリエル、やるな」
鉄次は感心し、ベッドに寝転んだ。
「何感心してんのよ。私、死にそうなのよ!」
「うーん。とにかく、言わないでおこう」
「、、、それでいいの?」
「多分な」
鉄次はそう言い、遥のベッドに移動し、遥の身体に乗った。
「何?やめてよ、もう。やらないよ」
鉄次は遥にキスした。
「ん。や、、やめてよ、もう、うん、」
2人はまた、キスをした。何回も。何回も。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

処理中です...