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祈殺し編

第5-最終(4)話 わら得る

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???・洋鬼

「ふははは、あははは、、、」
笑い声が聞こえる。
「やめてくれ、黙ってくれ!」
「ぎゃははははは!」
「うるさい!黙れ!黙れ!黙れ!」
「うははははは!お前は何もできない!がはははは!」
「やめてくれ!これは夢だ!夢だ!夢だ!夢だ!」
誰の声なのか?分からない。
「あーーーーー!おかしくなる!」


???・遥

「誰よ?」
遥は森に居た。
「、、、」
目の前の木に立って何かしている男が居た。

コン コン

「何やってるのよ?」
男はゆっくり遥の方を向いた。
「!」
男は木に藁人形を貼り付け、釘を打っていた。
「、、、」
男は遥に近づいた。
「助けて、助けて!うわーー!」


金沢・病院・早苗

「行ったね」
「うん、心配だなー」
「ねぇねぇ、」
「何?」
京子は早苗に聞いた。
「前にいた町で何があったの?」
「話すと長いよ?」
「それでもいいよ」
早苗は京子に過去の事を話した。


四境市

鉄次、遥、早苗は1年6組で起きた呪いを消したい、と考えた。
その呪いとは、2週間に1人から3人クラスの者が死亡する、と言うものだった。だが、これは呪いではなく、連続殺人事件だった。犯人は鉄次達のクラスの担任だった。

「、、、苦労したんだね」
「もう帰りたくない」


早苗は黙って、遥を見つめた。


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