【R18】スライムにマッサージされて絶頂しまくる女の話

最終章 ～それぞれの道～

11,何度も

「本当に大丈夫？」

「大丈夫よ。私、タツシと離れたくないの……」

　ここでの離れたくない、は肉体的に、ということだろう。いまだタツシの太い肉棒は最奥までクラリルの中に収まったままだ。

「こことか、こんなに腫れちゃっているけど大丈夫？？」

「やあ！！！　やめて……あああ！！　そこは弱いのっぉぉおお！！」

　そういいながらタツシは愛液でぐしょぐしょになっているクリトリスを指先でつまむように揉んでいる。

　本当に止めて欲しいわけではないのだが反射的にやめてと言ってしまったクラリス。

「やめて欲しいならやめてあげるから。ほら」

「え……あ、その……」

　
　タツシもわざと分かったうえで意地悪をしている。

　しかし――

「ああ……んっ……」

　なんと、クラリスの膣が自らタツシの棒を締め付け、さらにそれによって快感を得始めた。

（あれ……ここって普通「本当はやめて欲しくなかったの！！」って言われて「しかたないな～」って言う展開じゃなかったのか！？）


　クラリスの性欲はタツシの予想のはるか上をいくものだったらしい。

　気持ちいいことをしてもらえないなら、自分からする。

　クラリスの膣が非常に小さくだがうねって、なんとかタツシから搾り取ろうとしている。


　さらに正常位で非常に動きにくいはずのクラリスが自ら少しだけ腰を動かし始めた。

　目をつぶって、腰を小さく上下に動かし始めるクラリス。

「あれ？　どうしちゃったの？」

「あっ……んんんっ……」

　昂りすぎたのか、実はすでに精神的に限界を迎えているのか、クラリスにはすでにタツシの声が届いていない。

　必死に、ただひたむきにタツシとの愛を確認しようとしていた。

「クラリス！！！　好きだから！！！　してあげるから！！！　ごめんって！！！」

「はいい♡　あああ♡　んんっっあん♡…んん………っ…っあ♡…ん…………」

　タツシも再び動き始めた。

「タツシ！　タツシいいい！！！」

　そういいながら強くタツシを両腕で抱きしめるクラリス。

　抱きしめられて動きにくいが、何とかリズムよく肉棒の抜き差しを繰り返していく。


　しばらくして、今度はクラリスが先に絶頂した。


「はぁ……はぁ…………」

　クラリスはかなり体力的に限界が近いようだ。

　初日にここまで激しく、そして長時間していれば当然ともいえる。

　さすがにクラリスももう満足しただろうと思ってタツシはそのまま肉棒をそっと抜き――

「やらあああ！　まだタツシの貰ってない！！　私はタツシのがほしいの！！」

　まるで酔った時の様に口調が乱れるクラリス。

「ごめんごめん、ほら、ちゃんと出すから。」

　そう言って何度かピストンしてからタツシも再び大量の精液をクラリスの子宮めがけて放出した。

「あぁあぁあああぁ！あ……ぁぁっあぁ…っ！あ…ぁ…！あぁあ！あああ！ああぁ………はあぁぁ……はぁあぁぁ……ゴホッゴホッ」

　息の量が足りず途中でむせてしまったクラリス。

　そのあと、気絶したかのように一瞬でクラリスは眠りについてしまった。

　とても満足そうな寝顔のクラリスを横目にタツシは呟いた。



「媚薬とか……全く使っていないでこの反応だもんな……。」

　体力が全く追い付かないほど性欲が強いという稀有な人物に出会えたことはタツシにとって非常に幸運であったとしか言いようがない。

　と、思いながらスライムは暇そうに部屋の隅に佇んでいた。