元悪徳魔導士は白猫魔女の愛妻を持つ

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魔女のお目付け役になった話

14 ジンの悩み事

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 夜が来て、グリアとジンの二人の食卓はこの日からルイも加わった。

 グリアはいつものように少しだけたべると、薬づくりをする彼女の仕事場へと向かい、ジンはルイと二人沈黙のなか黙々と食事を終えた。

「ごちそうさまでした。」

 ルイは自分の食器を背伸びをして流しに運んだ。ジンも食器を持って背後に立つとルイは振り返り食器を受けとった。

「今日からお世話になるので弟子の私にやらせてください。」

そう言うと、ルイは流しに食器を置き背伸びをして洗い始めた。

 「そっか、助かる…よろしく。」
「はい。」

 ジンはその場を後にした。向かったのはグリアのいる薬草づくりをする部屋。グリアがすり鉢で、乾燥させた草を潰し配合する横顔をずっと観察していた。

 夫婦になってから、別々の行動が多かったため、グリアとの夜の営みは1ヶ月に一回できるかどうかだった。グリアの相棒として森を守ることになった事で一緒に寝起きできる日が増えるかとおもえば、グリアと色んなスキンシップをしてやろうと考えていたのだが、これもレイの嫌がらせの1つではないかと思わずにはいられなかった。

  ジンは、はりきって子供部屋を用意したグリアに少し不安を抱いた。ルイが来たことでグリアは家族だと言った。ジンとグリアは親代り。そう聞こえた。だからこそ思ってしまうのは、ルイ=我が子がいるから、子作りはしないとか、言い出さないかと…。

 ジンと夜の営みをするまでグリアはその手の事は何も知らず、経験もなかった。ジンから見れば、夜の営みをしたがるのは自分だけではないのかと。

 ジンは思わず、数日前にした夜の営みを思いだし、目の前のグリアの横顔、し草を目にすれば体が勝手に動きだし、グリアを背後から抱き締めていた。

「ジン。もうすぐ終わるから、ちょっと離れて。」

 グリアは作業のてを休め、羞じらうように見上げるその目は潤み、頬を紅くしていた。

「ジン、今日からは一緒に寝れるんだろ?」

 グリアが恥ずかしそうにうつむきながらゆっくりと聞く姿がまた愛しく、ジンはグリアの頬にキスをした。

「俺に任せてくれる?」
「ああ。」

 グリアは抱き締めるジンにもたれ掛かるようにすれば、ジンはグリアを抱き締め、グリアの手は抱き締めるジンの手を優しく握った。

「ジン。続きは後で。」
「わかった。」

 ジンはグリアの額、四つ葉の模様ににキスをすると部屋をさった。

 その日の夜から二人は今まで一緒にいられなかった時間を埋めるように毎晩愛しあったのだった。

 二人の寝室に防音の魔法をかけ、ルイを起こさないようにして。
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