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2章《旅・立》
《1》仲間1
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コクウ国のお城上空まで来た僕は翼を広げ、城の前の草原の広がる場所に舞い降りた。
僕と同じ様に要請を受け集まった人間達の注目を浴びることになったが気にせず着陸すると人間の姿になった。
皆民俗衣装みたいのや魔法使いの色とりどりのマントを纏うものもいる。
僕は立場上、青い聖職者が着るようなローブを纏い、その下は水色のワンピース。丈が短いので黒いピッタリした短パンを履いている。
ローブの縁はシルバーの刺繍が施されている。
僕らは聖職者ではない。
ただ、守り神として拝まれているためこの身なりが正装に一番近い姿なのだ。
招集された面々が揃ったところで、王が現れ挨拶をした。
今日は城に泊まり皆と親睦を深め、明日の朝出発するのだ。
見ため年齢も最年少な僕はは注目されて、可愛がられるポジションに落ち着いた。
夜…城の広間は宴会場に早変り。
成人達は飲んだり唄ったり自由だった。
お兄さん達が僕を囲み僕をからかった。
『君…女の子?男の子?』
『女の子だよ!でもさわらないでね!』
僕は酔っ払いは何をするかわからないことを知ってるから、先にそう言ってみた。
『ちっこいの、何身に付けてんだ?』
魔法使いのお兄さんの手が僕の胸元にあるペンダントに触れた。
胸にわずかに触れ、ぞわりと嫌な感情がわきあがり…ペンダントの石が光り、ゼイヤさんの幻が現れた。
《姫に触れるな!》
人の姿のゼイヤさんは長い黒髪をなびかせ…石と同じ綺麗な藍色の瞳で睨んだ。
『ゼイヤ…大丈夫だよ。討伐隊の仲間だよ。』
《姫、いつでもお呼びください。》
『ありがとう。ゼイヤ。』
幻は実態があるように思えてならない。
彼が僕の額にキスをして…安心を与えてくれる。
僕もお返しに頬にキスをして…彼は再び石に戻った。
『悪かったなアイ。それは…恋人からの贈り物ってやつだな。俺の名はダナリー、もうからかわないから安心しな。』
魔法使いのダナリーさんは金髪の瑠璃色の瞳の30歳くらいの男性です。
きっかけはどうであれこの日から彼は面倒見のいいお兄ちゃんになりました。
僕と同じ様に要請を受け集まった人間達の注目を浴びることになったが気にせず着陸すると人間の姿になった。
皆民俗衣装みたいのや魔法使いの色とりどりのマントを纏うものもいる。
僕は立場上、青い聖職者が着るようなローブを纏い、その下は水色のワンピース。丈が短いので黒いピッタリした短パンを履いている。
ローブの縁はシルバーの刺繍が施されている。
僕らは聖職者ではない。
ただ、守り神として拝まれているためこの身なりが正装に一番近い姿なのだ。
招集された面々が揃ったところで、王が現れ挨拶をした。
今日は城に泊まり皆と親睦を深め、明日の朝出発するのだ。
見ため年齢も最年少な僕はは注目されて、可愛がられるポジションに落ち着いた。
夜…城の広間は宴会場に早変り。
成人達は飲んだり唄ったり自由だった。
お兄さん達が僕を囲み僕をからかった。
『君…女の子?男の子?』
『女の子だよ!でもさわらないでね!』
僕は酔っ払いは何をするかわからないことを知ってるから、先にそう言ってみた。
『ちっこいの、何身に付けてんだ?』
魔法使いのお兄さんの手が僕の胸元にあるペンダントに触れた。
胸にわずかに触れ、ぞわりと嫌な感情がわきあがり…ペンダントの石が光り、ゼイヤさんの幻が現れた。
《姫に触れるな!》
人の姿のゼイヤさんは長い黒髪をなびかせ…石と同じ綺麗な藍色の瞳で睨んだ。
『ゼイヤ…大丈夫だよ。討伐隊の仲間だよ。』
《姫、いつでもお呼びください。》
『ありがとう。ゼイヤ。』
幻は実態があるように思えてならない。
彼が僕の額にキスをして…安心を与えてくれる。
僕もお返しに頬にキスをして…彼は再び石に戻った。
『悪かったなアイ。それは…恋人からの贈り物ってやつだな。俺の名はダナリー、もうからかわないから安心しな。』
魔法使いのダナリーさんは金髪の瑠璃色の瞳の30歳くらいの男性です。
きっかけはどうであれこの日から彼は面倒見のいいお兄ちゃんになりました。
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