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しおりを挟む今日は国を取り戻した記念日。
竜王が竜の姿で王都の空を優雅に舞うように旋回するところから始まって、地上に舞い降り…人の姿に戻り颯爽と騎士の出で立ちの竜王カイの降臨。観衆に見送られ王は外の芝生の広がる広大な敷地で、野外の宴が始まった。王の席と皇太后の席があり、二人をもてなすように宴は始まる。
+
私はお二人の給仕係の一人で護衛をかねて側に控えていました。
露出が激しい踊子達が踊りながら王のそばに行きお酒をついで…また中央で誘惑的な妖艶な踊りが繰り広げられいて…私は王にアプローチする踊子に胸をざわつかせながらみまもっていたら…踊子の一人がこっそりと席をはずしました。
「踊子が一人姿を消しました。」
気付いたのは私だけみたいだったから側に控える従者に告げると、従者たちは伝達をしながら警戒を始めて観衆の近くへ様子を見に行く方もいて…王の側の護衛が少なくなって…すると、集まっている観衆の中から突如、白い竜が舞い上がりました。
お酒でほろ酔いのカイ様と、皇太后様にめがけて竜は飛び込んできたのでビックリしました。カイ様の竜の姿より一回り小さいくらいの大きな白い竜に私は二人を守るために駆け出したはずでした…
すると竜の目がギロリと私を向いて…同時に、カイ様が私を呼び、私はカイ様に良い所を見せたくて、剣を身構え次の瞬間振り上げていた。
「キキョウ!止めろ逃げるんだ!」
突然、白い竜の放った閃光に目がくらんで…何かに持ち上げられたような…ふわふわと宙に浮いた感覚を最後に意識を手放してしまった。
どうやら私はさらわれたようです。
+
目が覚めたとき、視界に広がるのは石だらけの地面があり、辺りを見回せば、柵に囲まれていた。
私は檻に閉じ込められていた。
「えっ?なんで私がここに?」
私がさらわれるなんて思ってもいなくて…混乱していた。
(王様たちは大丈夫だったのかな?ああ~!私が気を失いさえしなければ!どうしよう!みんなに迷惑かけて…護衛の意味ないよ!)
私は自分のふがいなさに怒りを感じた。
(何とかして脱出せねば…ん、どうすればいいかな?思いつかない~!!)
「ん~…あ~!ぐはあ~~!!」
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誰もいない檻の中、キキョウのうなりごえだけがむなしく響き渡っていた。
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