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第2章・贄の花嫁【中】
虚勢の国
しおりを挟むバイラー国、王都へ到着の翌日。
マハス国の王女ユインは広間に連れてこられて、バイラー国王の玉座の前に兵たちに抑えられるようにして白熊国王の言葉をまった。
「おっきなもふもふ…ふっ。」
※ユイン・ビジョンには獣人達に囲まれ…目の前のバイラー国の王を目にし…興奮マックス。もふもふパラダイス状態。彼女もまたバイラー国王同様に変態だった。
ユインと行動を共にしていたマハスの部隊長も連れてこられたのだが…ユインの様子にため息を漏らし…マハスの秘密がばらされるかもしれないと悟った。
「マハス国の王女ユイン…何故我が支配するリュクスを襲撃していた?」
「…白状したら、モフらせてくれますか?」
辺りが静まり、後ろにいたマハスの部隊長がすすり泣いた。
「もう、終わりだ。」
部隊長が呟くと同時に玉座から白熊の王はユインに罵声を浴びせた。
「ほぉ~、妾にでもなりたいのか?」
「妾…ですか?花嫁ではなく?」
※ユインはバイラー国王の噂は以前から耳にしており、処刑されるかわりに嫁になるものだと思っていた。
「あのマハス国だ…妃になればまた企むだけだ…それに…お前は手当たり次第にもふらせろと獣人に色目を使っているそうだな!お前のような変態は妾もごめんだ!近寄るな!」
「え~でも、今妾にでもなりたいかと…言いませんでしたか?」
「聞いただけだ!勘違いするな!無礼者!白状すれば、一度だけ相手をしてやってもいいが?」
※白熊王は脳内でユインをどういたぶるか鼻息荒く妄想した。
「はい!白状します!」
ユインは洗いざらい話始め…マハスの部隊長は床に頭を擦りながら泣き崩れた。
「うわあ~!!」
獣人の兵たちは、マハスの部隊長に同情し遠巻きにその様子を見守っていた。
‡
こうしてマハスはたいして強くもなく、攻めこむことで使者を忍び込ませ噂を長し、マハスが強い国だと印象ずけたということが判明。マハスの王族は皆、虚勢をはり、うわべだけの強さで大国を維持してきた。かつては本当に残忍で強い国であったが、何時の時代からか…そんな風に変わってしまったのだった。
‡
結局ユインは人質として、フカフカベッドにジュータンをひいた地下牢で柵からてを伸ばし見張り番の獣人にてを伸ばしてもふもふして、充実した日々を過ごしたそうな。
マハスの兵たちは、白熊王がユインに付いた事に情けを感じ国に返されたと言う。
こうして虚勢の国マハスはバイラー国の支配下になったのだった。
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