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序 章
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しおりを挟む✜〈心の声〉
私は魔力が無く、体力も無い子供です。
シュウナ家の一人娘リアと申します。
お母様から聞いていた童話があります。
∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥
民に愛されていた緑の魔女は、魔法の研究に熱心でした。ある時、悪い人間に騙されてその力を利用されてしまいます。愛する民を苦しめることになり、緑の魔女はその力を本へと封じ込めました。
いつかまた必要となる時に使えるように。緑の魔女は本に術をかけました。
必要となるだろう子孫の前に現れるよう。その子孫に力を与えられるよう。その時を待ち本は蔦に覆われ消えました。
∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥ ∥
私は魔力無しの病弱。
5歳のある日熱を出して寝込んで…横になる私の胸の上に謎の本が現れて…本は私の身体に入っていくように消えた。額が熱くて、鏡で見ると額に星の紋様が。
「愛しい子孫に我が…緑の魔女の能力と魔力を授けよう。そなたは今日から我が弟子となり、その力を使いこなせるよう訓練を積むのじゃ」
お父さまと私だけがいる部屋に魔女のお祖母様?らしきこえが聞こえました。
あれから3年。お父さまが呼んだ魔法使いから魔法の仕組みと魔法を使う訓練をしました。
レベルはまだまだです…お父さまからの指示で、身を守るために変身の魔法は習得しました。
時は過ぎ8歳、こんなに早い時期に使うことになるなんて…
そう、これは夢で…過去の記憶。
目が覚めると、そこは硬いベッドの上でした。
「お父さま。」
私は仔猫の姿になっていたはず…いつの間にか眠っていて…寝ぼけて、変身を解いて…また寝てしまったよう。
油断しちゃだめ!
私の額は熱くて…これはきっと星紋が現れている状態。視界が白くなるほど光って、髪色と同じ色の白猫に変身。
ここが何処だかわからなくて、怖くてとにかく暴れた。
✜
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