5 / 12
序 章
4
しおりを挟む
黒騎士の印の腕章を持つ藍色の髪の青年はドームがたの広い訓練場にいた。
本日はとある試験の日。
国に仕える上位の騎士は独立するチャンスが与えられる。その為の試験がこの日行われた。
過酷な試験は重症者が出る。
青年は舞うように、そして力強く剣を突き、振り下ろし、空を切る。
顔色変えず次々に対戦相手を打ち倒し決勝まで到達した。
「殺す気でゆけ」
「御意」
国が認める力を持つ騎士が外に出ればよその国に属し敵になる事もあり得る。そのため、国から出ていく戦力を留めるため、試験監視官は試験の裏で合格者を減らすための工作するのはよくある事だった。
ドーム内…その先、闘技場に待つ黒騎士。遅れて現れた対戦相手は監視官とすれ違いざま何かを手渡された。
その小さな何かは弾けて消えた。対戦相手の手に吸収されたかのように…。
黒騎士と後から来た紅い腕章を付けた騎士は向かい合い、剣を鞘から抜き静かに構え、中央に転移で現れた、勝負の判定をする審査官が白い旗を振り下ろした。
「始め!」
黒騎士の対戦相手の全身が黄色いオーラに包まれる。
「なるほど」
対戦相手の異変に気がついた黒騎士も変わらぬ表情のまま口角を小さくあげ不気味な笑みを浮かべる。
剣をまじえる二人。
紅い腕章の騎士の剣先から現れた黄色い光が黒騎士の剣を捕らえ動きを鈍らせる。
「小細工か」
「ふはっ」
「ならば…」
『任せてにゃ』
黒騎士の脳に直接仔猫の少女のこえがする。
『魔法を弾く魔法、うにゃむにゃ~(呪文)』
「上出来だ」
黒騎士は鈍らせていた剣の動きを最初より一層…力と、素早さを増し、紅い腕章の騎士の動きを捕らえ、攻撃を繰り返し、傷だらけにさせ、終了の鐘がなった。
いつの間にかいなくなった審査官が2人の前に現れ旗を振り下ろした。
「勝者黒騎士。」
こうして、黒騎士リクトは合格を勝ち取った。
最後、試験監視官から黒騎士に腕章が渡された。
そこにあるのは念願の…国の紋が無い2本の剣が交わる金糸の刺繍が施された黒い腕章、国に縛られない自由が許された者の証。
本日はとある試験の日。
国に仕える上位の騎士は独立するチャンスが与えられる。その為の試験がこの日行われた。
過酷な試験は重症者が出る。
青年は舞うように、そして力強く剣を突き、振り下ろし、空を切る。
顔色変えず次々に対戦相手を打ち倒し決勝まで到達した。
「殺す気でゆけ」
「御意」
国が認める力を持つ騎士が外に出ればよその国に属し敵になる事もあり得る。そのため、国から出ていく戦力を留めるため、試験監視官は試験の裏で合格者を減らすための工作するのはよくある事だった。
ドーム内…その先、闘技場に待つ黒騎士。遅れて現れた対戦相手は監視官とすれ違いざま何かを手渡された。
その小さな何かは弾けて消えた。対戦相手の手に吸収されたかのように…。
黒騎士と後から来た紅い腕章を付けた騎士は向かい合い、剣を鞘から抜き静かに構え、中央に転移で現れた、勝負の判定をする審査官が白い旗を振り下ろした。
「始め!」
黒騎士の対戦相手の全身が黄色いオーラに包まれる。
「なるほど」
対戦相手の異変に気がついた黒騎士も変わらぬ表情のまま口角を小さくあげ不気味な笑みを浮かべる。
剣をまじえる二人。
紅い腕章の騎士の剣先から現れた黄色い光が黒騎士の剣を捕らえ動きを鈍らせる。
「小細工か」
「ふはっ」
「ならば…」
『任せてにゃ』
黒騎士の脳に直接仔猫の少女のこえがする。
『魔法を弾く魔法、うにゃむにゃ~(呪文)』
「上出来だ」
黒騎士は鈍らせていた剣の動きを最初より一層…力と、素早さを増し、紅い腕章の騎士の動きを捕らえ、攻撃を繰り返し、傷だらけにさせ、終了の鐘がなった。
いつの間にかいなくなった審査官が2人の前に現れ旗を振り下ろした。
「勝者黒騎士。」
こうして、黒騎士リクトは合格を勝ち取った。
最後、試験監視官から黒騎士に腕章が渡された。
そこにあるのは念願の…国の紋が無い2本の剣が交わる金糸の刺繍が施された黒い腕章、国に縛られない自由が許された者の証。
20
あなたにおすすめの小説
転生後はゆっくりと
衣更月
ファンタジー
貧しい集落で生まれたリリは、生まれた瞬間から前世の記憶があった。
日本人特有の”配慮”に徹した赤ん坊を演じていたことで、両親から距離を置かれた挙句、村人からも「不気味な子」として敬遠されることに…。
そして、5才の誕生日に遠くの町に捨てられた。
でも、リリは悲観しない。
前世の知識チートは出来ないけど、大人メンタルで堅実に。
目指すは憧れのスローライフが出来るほど、ほどほどの守銭奴としてリリは異世界人として順応していく。
全25話(予定)
アラフォー幼女は異世界で大魔女を目指します
梅丸みかん
ファンタジー
第一章:長期休暇をとったアラフォー独身のミカは、登山へ行くと別の世界へ紛れ込んでしまう。その場所は、森の中にそびえる不思議な塔の一室だった。元の世界には戻れないし、手にしたゼリーを口にすれば、身体はなんと6歳の子どもに――。
ミカが封印の箱を開けると、そこから出てきたのは呪いによって人形にされた大魔女だった。その人形に「大魔女の素質がある」と告げられたミカは、どうせ元の世界に戻れないなら、大魔女を目指すことを決心する。
だが、人形師匠はとんでもなく自由すぎる。ミカは師匠に翻弄されまくるのだった。
第二章:巷で流れる大魔女の遺産の噂。その裏にある帝國の侵略の懸念。ミカは次第にその渦に巻き込まれていく。
第三章:異世界で唯一の友人ルカが消えた。その裏には保護部屋の存在が関わっていることが示唆され、ミカは潜入捜査に挑むことになるのだった。
救世の結界師マールちゃん~無能だと廃棄されましたが、敵国で傭兵のおっさん達に餌付けされてるので、今さら必要と言われても戻りません~
ぽんぽこ@3/28新作発売!!
ファンタジー
「ウチの子、可愛いうえに最強すぎるんだが――!?」
魔の森の隣、辺境伯家。 そこで八歳のメイド・マールは、食事も与えられず“要らない人間”として扱われていた。
――そしてある日ついに、毒と魔獣の禁忌領域《魔の森》へ捨てられてしまう。
「ここ……どこ?」
現れた魔獣に襲われかけたその瞬間。
救いに現れたのは――敵国の”イケオジ”傭兵隊だった。
「ほら、食え」
「……いいの?」
焚き火のそばで差し出された“温かいお粥”は、マールに初めての「安心」と「ごはん」を教えてくれた。
行き場を失った幼女は、強面のおじさん傭兵たちに餌付けされ、守られ、少しずつ笑えるようになる―― そんなシナリオだったはずなのに。
旅の途中、マールは無意識に結界を張り、猛毒の果実を「安全な食べ物」に変えてしまう。
「これもおいしいよ、おじさん!食べて食べて!」
「ウチの子は天才か!?」
ただ食べたいだけ。 だけどその力は、国境も常識もくつがえす。
これは、捨てられた欠食幼女が、敵国でお腹いっぱい幸せになりながら、秘められた力で世界を巻き込んでいく物語。
※若干の百合風味を含みます。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
最弱白竜ですが、なぜか学園最強の銀竜に番認定されました
めめめ
恋愛
竜の血を引く者だけが貴族になれるこの世界で、白竜は最も格の低い竜の証。
白竜の男爵令嬢リーゼロッテは、特待生として国内最高峰の王立竜騎学園に入学する。待っていたのは上位貴族からの蔑みと、学園を支配する四人の御曹司「四竜」。
その筆頭、銀竜公爵家の嫡男ルシアンに初日から啖呵を切ったリーゼは、いじめと嫉妬の嵐に巻き込まれていく。
それでも彼女は媚びない、逃げない、折れない。
やがてルシアンはリーゼから目が離せなくなり――
白竜の少女が、学園と王国の運命を変える。
身分差×竜×学園ラブファンタジー、開幕。
英雄の番が名乗るまで
長野 雪
恋愛
突然発生した魔物の大侵攻。西の果てから始まったそれは、いくつもの集落どころか国すら飲みこみ、世界中の国々が人種・宗教を越えて協力し、とうとう終息を迎えた。魔物の駆逐・殲滅に目覚ましい活躍を見せた5人は吟遊詩人によって「五英傑」と謳われ、これから彼らの活躍は英雄譚として広く知られていくのであろう。
大侵攻の終息を祝う宴の最中、己の番《つがい》の気配を感じた五英傑の一人、竜人フィルは見つけ出した途端、気を失ってしまった彼女に対し、番の誓約を行おうとするが失敗に終わる。番と己の寿命を等しくするため、何より番を手元に置き続けるためにフィルにとっては重要な誓約がどうして失敗したのか分からないものの、とにかく庇護したいフィルと、ぐいぐい溺愛モードに入ろうとする彼に一歩距離を置いてしまう番の女性との一進一退のおはなし。
※小説家になろうにも投稿
なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。
ご都合主義のハッピーエンドのSSです。
でも周りは全くハッピーじゃないです。
小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる