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〔5章〕結婚へ。後編
bridal◇二人の記念日《当日/前編》
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式場の控え室…
私は広い新婦の控え室で花嫁衣裳の着物を着せてもらって、椅子に腰かけたところ。
美容師さんに髪を結い上げてもらい…かつらを装着、角隠しをつけて完成。
今日は家族同然に親しい梅ちゃんも来てくれて…今メイクをしてくれているのは親友、既婚者美魔女、梅田美代子だ。
んーおぉ~!うつくしぃ!ま、魔女に魔法をかけられた。
「梅ちゃん、凄いよ!ありがとう。」
「うふふ。喜んでもらえて良かった。」
梅ちゃんと笑いあっていれば両親が顔をだした。
「深雪、綺麗になったな…グスン」
父の涙ホロリは少々応える。
母も来て、二人に…
「今まで育ててくれてありがとう。」
と、お決まりの台詞を…今までを振り返りながら…そう言えば
…父母も泣き出し、私も涙がホロリ。
圭樹さんも現れて遠巻きに私達家族を見守っていた。
その後に扉がバタンと勢いよく開けば、姉夫婦と一緒に圭樹さんのお兄さん夫婦と中学生の娘さんも現れた。
しんみりした空間は、一変賑やかになり…あっと言う間に…時間は過ぎたのでした。
◆ ◇ ◆ ◇
本番が始まり、席に着く家族と、招待客の面々。
重厚な重い扉が開けば、明かりの消えた広い会場にちらほらと見える淡い黄色に光る照明。
夢の世界が広がり、主役の私達がライトに照らされ会場内へと誘導される。
宗教関係ない、人前結婚式。
一番前に用意された金屏風をバックに置かれた席について、数人、前に出て順に話をして行く…。
そして指輪の交換。
皆にさらされることで私達は夫婦になったと見せつける。
そのあとは…再び暗くなる室内にライトアップされた
私達は立ち上がり前に出て…両家の親と向きあってたつ。
花束を相手の両親へと渡す。
わっ。涙腺がって思ったら圭樹さんが先に泣いてしまうアクシデント。
わ、なけないやぁ~。可愛いな、圭樹さん。
私は母から渡されたハンカチで彼の頬をぬぐえば、見つめあい、笑顔を交わし、祝福の拍手のなか私達はお色直しで会場を一旦退場。
さあ次は披露宴の始まりだ。
各々の控え室へと、入り…私は和装から、ウエディングドレスへと早変り。
招待客の梅ちゃんは合間を見て控え室へ来ると私のメイク直しをしてくれた。
頭には小さな…Tiaraが輝く。
お姫様気分。
「深雪ちゃん綺麗。ああ、私ももう一回結婚式やり直したいなぁ~」
「え?」
「なによ~勿論愛する私の旦那様とよ?」
「あは。ならよかった~愛人でもいるのかと思った。」
「バカ者~。さあ、もうすぐ呼ばれるわね、私は席に戻るから、頑張って。」
「梅ちゃんありがとう。」
*
コンコン。
「失礼します。そろそろ入場のご準備をお願いします。」
私は立ち上がり、控え室を後にした。
再び重厚な扉の前に圭樹さんと入場のために待機する。
私はウエディングドレス姿で、彼はさっきの羽織袴から、薄いグレーのタキシード。
ああ、似合いすぎてドキドキして…キスをしたい衝動にかられて、必死に我慢。
重い扉が開かれた。
さあ、出陣!
私は広い新婦の控え室で花嫁衣裳の着物を着せてもらって、椅子に腰かけたところ。
美容師さんに髪を結い上げてもらい…かつらを装着、角隠しをつけて完成。
今日は家族同然に親しい梅ちゃんも来てくれて…今メイクをしてくれているのは親友、既婚者美魔女、梅田美代子だ。
んーおぉ~!うつくしぃ!ま、魔女に魔法をかけられた。
「梅ちゃん、凄いよ!ありがとう。」
「うふふ。喜んでもらえて良かった。」
梅ちゃんと笑いあっていれば両親が顔をだした。
「深雪、綺麗になったな…グスン」
父の涙ホロリは少々応える。
母も来て、二人に…
「今まで育ててくれてありがとう。」
と、お決まりの台詞を…今までを振り返りながら…そう言えば
…父母も泣き出し、私も涙がホロリ。
圭樹さんも現れて遠巻きに私達家族を見守っていた。
その後に扉がバタンと勢いよく開けば、姉夫婦と一緒に圭樹さんのお兄さん夫婦と中学生の娘さんも現れた。
しんみりした空間は、一変賑やかになり…あっと言う間に…時間は過ぎたのでした。
◆ ◇ ◆ ◇
本番が始まり、席に着く家族と、招待客の面々。
重厚な重い扉が開けば、明かりの消えた広い会場にちらほらと見える淡い黄色に光る照明。
夢の世界が広がり、主役の私達がライトに照らされ会場内へと誘導される。
宗教関係ない、人前結婚式。
一番前に用意された金屏風をバックに置かれた席について、数人、前に出て順に話をして行く…。
そして指輪の交換。
皆にさらされることで私達は夫婦になったと見せつける。
そのあとは…再び暗くなる室内にライトアップされた
私達は立ち上がり前に出て…両家の親と向きあってたつ。
花束を相手の両親へと渡す。
わっ。涙腺がって思ったら圭樹さんが先に泣いてしまうアクシデント。
わ、なけないやぁ~。可愛いな、圭樹さん。
私は母から渡されたハンカチで彼の頬をぬぐえば、見つめあい、笑顔を交わし、祝福の拍手のなか私達はお色直しで会場を一旦退場。
さあ次は披露宴の始まりだ。
各々の控え室へと、入り…私は和装から、ウエディングドレスへと早変り。
招待客の梅ちゃんは合間を見て控え室へ来ると私のメイク直しをしてくれた。
頭には小さな…Tiaraが輝く。
お姫様気分。
「深雪ちゃん綺麗。ああ、私ももう一回結婚式やり直したいなぁ~」
「え?」
「なによ~勿論愛する私の旦那様とよ?」
「あは。ならよかった~愛人でもいるのかと思った。」
「バカ者~。さあ、もうすぐ呼ばれるわね、私は席に戻るから、頑張って。」
「梅ちゃんありがとう。」
*
コンコン。
「失礼します。そろそろ入場のご準備をお願いします。」
私は立ち上がり、控え室を後にした。
再び重厚な扉の前に圭樹さんと入場のために待機する。
私はウエディングドレス姿で、彼はさっきの羽織袴から、薄いグレーのタキシード。
ああ、似合いすぎてドキドキして…キスをしたい衝動にかられて、必死に我慢。
重い扉が開かれた。
さあ、出陣!
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