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第2章・結婚
24.
しおりを挟むもともとルルは、母譲りの強い魔力をもち…祖母から継いだ獅子の一族の力もわりとある方。そんなこともあり、転移魔法のコツさえわかれば唱歌の理解も早く…魔力の込めかたも他の竜ビトたちよりも早く覚えれた。
現在、夕食を済ませたテーブルを囲んだまま、家族会議を始めた。
「まあ、ルルさんは転移魔法を習得したの?素晴らしいわぁ!」
「ん…ルルはすごいね。で、ナクシスの新居は使用人を雇うの?」
ヒカリは不思議そうに、ルルに問いかけ、ルルはコクンと頷いた。
「新居は住み込みの執事を迎えようかと…使用人は一人やとって、二人に新居の管理をお願いして…そうしたら、お客様見えた時も対応してもらえるだろうし…」
「ルルさんがそうしたいなら私は文句なんてないですよ。ふふふ。」
「お母様、ありがとうございます。」
「僕も賛成。」
こうしてルルの提案が受入れられ、新居に執事を迎えることがきまった。
「あと…たまにはヒカリと新居で休みたいなぁ…って。」
ルルは隣に座るヒカリに小さな声で耳打ちすればヒカリは顔を赤くして…二人仲良くみつめあい、笑いあった。
****************
夫婦になり、ルルは生活環境の変化もあって…ルイヴの護衛は引退。
白騎士団の任務一筋に。
…家族との時間も持てるようになり、新居とレイス邸を行き来し、ヒカリの母との関係も良好である。
ヒカリは国の全体を取り仕切る総騎士団長となり、レイス家は地位を高くしていった。
****************
そんなある日、レイス邸に帰ってきたヒカリとルルは明日は休暇のため、食事を義母とレイス邸で済ませると…義母と挨拶を交わして、新居にむかった。
新居の寝室はまだあまり使われていないため真新しい。
入浴を済ませた二人は寝室に入れば窓から夜空をみあげた。
「やっぱりナクシスは夜も街が賑やかだね!空に竜が飛んでいないなんてふしぎたなぁ。」
「ヒカリ、あの街の向こう!あの丘の上にあるのが私の居た家だよ!」
ルルは窓から身をのりだし丘の方を指差した。
「ルル!危ないから!」
ヒカリがルルをギュッと抱きしめた。
「ごめんなさい。」
ルルは落ちそうになっていたことを謝り、ヒカリに抱きつけば二人は至近距離でみつめ合い…キスをした。
「ルル、行こう。」
「うん。」
部屋の窓は締まり、二人は暗くなった寝室のベッドで明け方まで愛し合い…数ヵ月後…二人の愛の結晶をルルは体内に宿すことになったのでした。
(おしまい)
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
<あとがき>
ここまで物語にお付き合いくださりありがとうございました。
物語はここでおわりにします。
◆yu-kie◆
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